おのにち

おのにちはいつかみたにっち

私のアイデンティティ-宮内悠介『カブールの園 』感想

宮内悠介さんの「カブールの園」を読んだ。宮内さんの「盤上の夜」と「ヨハネスブルクの天使たち」(どちらも日本SF大賞特別賞受賞)は読了済。 前2作がSFだったので、これもそうなのかな?と思っていたら、こちらは芥川賞候補作で、現在のアメリカを描いた…

私が凍死したかった日

小学生の頃、親と激しい言い争いをした。 1年生か、2年生だったか。理由は忘れてしまったが、私には私なりの言い分があって、それが上手く伝わらないことに腹を立て、死んでやる!と思った。 とは言えまだまだちびっこ。痛かったり苦しいのは嫌だ。 ドラマで…

おすすめイヤミス、気持ちの悪い物語まとめ。

現在SNS断捨離中の某カンドー嬢からコメントでリクエストを頂いた。グロい小説、気持ちの悪い話を教えてくれ、というもの。これが結構難しい。 彼女が爽快にはらわたの飛び散るイヤミスを求めているのか、それとも私が生理的に気持ち悪い、と感じる話を読み…

恩田陸が描く児童文学-「7月に流れる花」「8月は冷たい城」感想

恩田陸さんの「7月に流れる花」「8月は冷たい城」読了しました。講談社ミステリーランド(少年少女のためのミステリーレーベル)刊なので、一応子ども向けなのかな? 確かに文字は大きめ、主人公は少年少女…なんだけど、子ども向けの枠を超えてかなり楽しめ…

人は思い込みで死に至る?-ノセボ効果・プラセボ効果

プラセボ効果、という言葉を聞いたことがあるだろうか。本当は薬効のない薬を与えたのに、信じ込むことによって症状が改善される効果である。ノセボ、と言う聞き慣れない言葉はプラセボの逆。例えば「この薬は副作用として吐き気を起こす」と言われると偽薬…

風の谷のミニマリスト挫折

一時のミニマリストブームも落ち着いて来て、今残っているミニマリストブロガーさん達は本物のミニマリスト、シンプルな生き方がもはやDNAに組み込まれている人たちだと思う。 そんな中、私は恥を忍んで小声で告白する。 ミニマリスト…挫折しました… どうも…

人と機械の境界はどこ?-海猫沢めろん『明日、機械がヒトになる』感想

今年は小説以外の本も読まなくちゃ…と思っておりますおのにちです。 そういう訳で、SF作家海猫沢めろんさんが最新科学の世界で人と機械の違いと何か?を探っていく科学ルポ「明日、機械がヒトになる」を読みました。 海猫沢さんは子どもの頃自分のことを精巧…