おのにち

おのにちはいつかみたにっち

3枚のお札が欲しい

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 こんにちはみどりの小野です。

今日は小さな日常の問題。

最近5歳の次男が赤ちゃん返りしてしまいまして、ちょっと大変なんです。
 

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 きっかけは先々週の日曜日の出来事。
その日は小学生の長男のスポ小の練習日。バスが迎えに来るのでいつも家族で家の前で待つのですが、次男はちょうどゲームに夢中。
 家の前だし、5分くらいだから大丈夫だろう、と一応「外にいるからね」と声掛けして外へ。しかしそういう時に限ってバスが来ない。ドアの前で長男と10分くらい待ったでしょうか。
 ちょうどバスが来たころ、涙と鼻水にまみれた次男がバターンとドアを開けて出てきました。
「置いてかないで~」と私に熱い抱擁(湿り気と粘り気付き)。
 どうやらゲームに夢中で声を掛けたことにも気が付かなかった様子。しばらくしてから誰もいないのに気が付いて探し回ったんでしょう、家じゅうのドアが開けっ放しでした。
 玄関のドアを開けておけば声が聞こえたのにな~と後から反省。外が暑いので窓もドアも閉め切っていたんです。
 
  最近兄弟で30分ぐらいのお留守番ならできるようになった次男。大人になった、と気を抜いてました。小4の長男も学校から帰って一人でいるとき雷が鳴ると電話かけてきたりします。子供にはまだまだ怖いものがたくさんあるのだなぁ。
 
 そんな訳で、家に一人、をものすごく恐れるようになってしまった次男。
で、その行動が現れるのが朝の一番忙しい時間帯なんです。
 
 小野家の朝は早いです。まずわたしが5時に起きてお湯を沸かしたり、洗濯物をたたみながらちょこっとブログ回覧。この時間帯だと深夜投稿されたブログに一番乗りにブクマできるのでお気に入りなんですが、毎回一番乗り過ぎてストーカー扱いされてないか少しだけ心配してます。(ち、違うんだからね!)
 
 それから朝ごはんの支度やお弁当も詰めて、6時に朝食。みんなで食べて、後片付けや子供たちの支度をしたらもう7時。ダンナはこの時間に出勤です。そのあとぎりぎりまで忘れ物で大騒ぎしながら7時20分に小学生の長男が登校。
 
 で、8時半から仕事の私は保育所の次男を連れて8時に家をでます。なので7時20分から8時までの40分が私の支度の時間。
 2階で着替え、洗面所で髪をセットして歯を磨いて化粧。1階と2階を往復して、いつも大わらわです。
 
 この大わらわタイム、いままでは大人しくリビングでテレビを見たりゲームをして待っていてくれた次男。
 ところが「おいていかれるかも症候群」にかかってしまったため、私の姿が見えなくなると5分おきくらいにリビングから声を掛けて所在確認するようになってしまいました。
 洗面所で歯磨き中の私に「まだ行かない~?」と確認。2階で着替えているときも「まだ~?」と声が。
 そのたびに大音量で「まだ!」「もうちょっと!」などと返事をしなくてはいけない私。
 子供の声はよく響くけれど、大人はそうとう大きな声をださないと聞こえません。朝から大絶叫地味に疲れます・・・。
(けっこう気密のしっかりした家なので外には響いてないですよ!たまにドアや窓が開いてると筒抜けですが)
 
 そういえばこんなふうに返事をする話が日本昔話にありましたよね。
タイトルは『三枚のお札』。
 
 栗ひろいに山へ行きたい小坊主さん。しかし山には山姥が。なにかあったらこれを使え、と和尚様から3枚のお札を渡されます。
 案の定山姥につかまってしまった小坊主さんは、トイレに行きたいと言って扉を閉め、お札に自分の代わりに返事をするよう命じて逃げ出します。山姥は「まだ?」と聞き、そのたびお札が「まだまだ!」と答えてくれます。
 その後もすごい勢いでおいかけてくる山姥を引き離すため山になったり、お札大活躍。
 
 私も欲しいなこのお札。せめて化粧しているときだけでも、かわりに返事をしてくれるとありがたいんですが。このままだと鼻の穴に口紅を差す日も近いです。
 この生存確認、いつまで続くんでしょうか…。