こんにちはみどりの小野です。
先日縁あって炭のようなマトン味の肉塊を食べました。
今日は7時から職場の焼肉。しかし新人男子「俺焼きます!」
羊豚牛全部ドサ〜!に食欲失せ女子職員トイレに溜まる。
から揚げにレモンより酷い人を見た( ;´Д`)
— みどりの小野 (@yutoma233) 2015, 9月 25
今回はそんなマトン味の牛タン話…ではなく、その飲み会で相談というか愚痴られた話を。
炭肉に絶望したのか、お酒に酔ったのか、20代独身女子がふっと私に言うわけですよ。
「わたしちやほやされてる内に死にたいな~。女扱いされなくなったら生きてる意味ないじゃないですか?」
…こーらぁ!おばちゃんと呼ばれて久しい40代女子に生きる意味なしと!そう言いたいのかおぬしは~?
思わず焼肉全部投入に引き続きちゃぶ台返しをぶちかましたくなりましたが大人なのでぐっとこらえました。良かった床と一体型のテーブルで…。
キレイ、かわいい。そんな風に褒められるのはまぁ、嬉しいものです。
若けりゃみんな言われる訳でもないですが(私高校の時アダ名がメガネザルだったよ!)その子は確かに若くて可愛くてチヤホヤされてます。
で、彼女曰くそういう言葉は30過ぎたら聞かれなくなるのではないか、と。
30代女子が五寸釘スタンバイしてる様子が目に浮かぶようですが、そうした褒め言葉、扱いが年齢と共に減少していくのは確かだと思います。
で、彼女曰くそういう言葉は30過ぎたら聞かれなくなるのではないか、と。
30代女子が五寸釘スタンバイしてる様子が目に浮かぶようですが、そうした褒め言葉、扱いが年齢と共に減少していくのは確かだと思います。
でも、褒めが減少していくのと同時に。
そういう事言われたいなって気持ちも不思議と減少していくもんなんですよ、強がりじゃなくて。
褒められると逆に居心地の悪い気分になったり。
そういう事言われたいなって気持ちも不思議と減少していくもんなんですよ、強がりじゃなくて。
褒められると逆に居心地の悪い気分になったり。
私だけじゃないですよね、わかりますよね40代以降のヒト?
魂はかたまりのようなもの
抽象的な表現になりますが、人はみんな生まれた時は真っ白でふわふわした羽毛に包まれた魂を持ってると思うんですね。
赤ちゃんとか、よく見ると猿みたいなのになんかむっちゃかわいいじゃないですか。
動物もみんな、生まれたてはムクムクほわほわ。
動物もみんな、生まれたてはムクムクほわほわ。
で、大人になるにつれて、少しずつその産毛が抜けてってその人の魂の輪郭みたいな物が見えてくる。
子どもの時は見えなかった個性が大人になると少しずつ出てくるでしょう?
小学生くらいまでってみんな可愛いけど、そこから思春期にかけてそれぞれ変わって行く、個性がはっきりして行きますよね。明るい子、しっかりした子、落ち着いた子。
小学生くらいまでってみんな可愛いけど、そこから思春期にかけてそれぞれ変わって行く、個性がはっきりして行きますよね。明るい子、しっかりした子、落ち着いた子。
私は赤ちゃんから20代過ぎまで抜けきらないで残ってる羽毛というピュアな白さ、キラキラ感が若い女の子のキレイ!かわいいの元なのかな、と思うんですよ。
じゃあ若さ、というコーティングが剥がれて、褒められなくなったら人生楽しくないの?なにも残らないの?
いいえ。ふわふわの羽毛の下に隠れてる、私だけの魂の形。
それが自己、なんだと思います。
それが自己、なんだと思います。
それは人によって違います。羽毛や白さが抜け落ちてもパールみたいにキラキラしていつまでも可愛い人、も稀に居るでしょう。
黒炭みたいに真っ黒で堅い物しか残らない人もいるかも。
でもそれが個性で、あなたにとっては価値あるものなんです。
黒炭みたいに真っ黒で堅い物しか残らない人もいるかも。
でもそれが個性で、あなたにとっては価値あるものなんです。
若い頃に自分の外見、というふわふわ羽毛を褒められて嬉しい、心が安定するというのはまだ自分の事を良く知らないからだと思います。
自己を確立していない、所謂自分探しの途中。
誰もが年を取り、羽毛が抜け落ちる。その下にある自分の魂の形をちゃんと見つける。いいところも、ダメなところも、認識する、理解する。
自分の外側だけじゃなくて、中身をまず自分が好きになる、身の丈にあった自信を持つ。(過剰はダメだけど低すぎてもダメだよ!)
そういう風になってきたら、もう褒め言葉はなくても平気なんです。
だって自分の一番のファンは自分だもの。
自分がきちんと応援してあげれば、誰に褒められなくたって平気。
自分がきちんと応援してあげれば、誰に褒められなくたって平気。
褒められたい見られたいなんて思いません。
私の主演映画を楽しんで見てる私がいるんだもの。
自分が自分の人生の主役。
そう気が付けば、誰に褒められる、認められるかなんて些細な事です。
私の主演映画を楽しんで見てる私がいるんだもの。
自分が自分の人生の主役。
そう気が付けば、誰に褒められる、認められるかなんて些細な事です。
そういえば自分探しの旅、なんてよく聞きますね。
一人孤独な旅に出て、自分の内面と向き合おうとする。
でも自分を客観視するのって凄く難しいです。
人間って多面性があって、流されやすい生き物だから。
じゃあどうやって自分を見つけたらいいの?
人間って多面性があって、流されやすい生き物だから。
じゃあどうやって自分を見つけたらいいの?
私はたくさん人と会う、揉まれるのが一番だと思っています。
色んな人が私の事を褒めたりけなしたりする。
容姿以外で、褒められたことけなされたことを心に留めておく。
そうしていく内に自分のこういう所が長所で、欠点なんだと理解できるようになる。
欠点はともかく、長所って昔から無理なくこなせてる事が多いので、当たり前すぎて自分ではなかなか気がつかないのかも。
人と会うのが苦手な人も多いと思います。
そういう時はブログや小説を書いてみるのもいいかも知れません。
書けば書くほどごまかせなくなる、魂がにじみ出てしまうものだと思うので。
魂が確立したら
そういう風に、自分の魂が確立してきたら。
たとえば美容院に行ったり新しい服を買って、誰に褒められなくても気にならなくなります。だって自分が似合ってると思うし心地いいし。
もしそんな風に感じられる日が来たら今まで自分が褒めてもらったように今度は若い人を褒めましょうよ。
若いってだけでチヤホヤされて…なんて妬むのは恥ずかしい。自分にだってそんな時期があったんですから。
それに、生足ショートパンツとかノースリーブとか、昔は当たり前だったものって失ってから見ると純粋に綺麗でしょう?
おっさんくさいかも知れないけど、綺麗だなかわいいなって思ったら素直にバンバン褒める。それから見た目だけじゃなくてその人の内面にいいところを見つけたらもっと声高に言おう。
大人になったら今までもらってきたものをお返しする、循環させる気持ちを持つ。
そうやって世の中は良くなっていくと信じたいです。
褒め言葉の受け止め方
逆に、褒められる側の若い人。
年寄りなんてお世辞上手で。そう思いますか?
私も高校生ぐらいの時は自分に自信がなくて、先生やバイト先で褒められても素直に喜べませんでした。乗せて上手くこき使う気なんでしょう?と疑ったりして。
今になって気が付いたのは興味のない若者を褒めたりするほど大人は暇じゃないってこと。
それから大人になると言葉がぽろぽろ出てきちゃうんですよ、一人TVに話しかけるみたいに。自然と思ったことを言っちゃう。
だからほら、こんなちょっと臭い話も書けるしね?
若い頃には気恥ずかしかった真面目な事照れくさい事がガンガン言える、それが年寄り。だから大げさで恥ずかしいくらい褒められてもそれは本当の気持ちだから、「いやいや…」って手は振ってもいいけどどうか心の中に留めておいてください。
だからほら、こんなちょっと臭い話も書けるしね?
若い頃には気恥ずかしかった真面目な事照れくさい事がガンガン言える、それが年寄り。だから大げさで恥ずかしいくらい褒められてもそれは本当の気持ちだから、「いやいや…」って手は振ってもいいけどどうか心の中に留めておいてください。
その言葉がいつかあなたの自信になりますから。
最後に
偉そうなこと言ってる私も実はまだお尻のあたりに『褒められたいの産毛』2、3本くっつけてます。
自撮り画像UPして褒められて喜んでる40代だよ、客観視したらなんて恥ずかしい!
でも職場で先日温泉無料券を配布したらいつもは足が痛いの膝が痛いの、愚痴だらけの80代のおばあちゃんたちがものすごくシャキーンとしてお風呂なのにお洒落して化粧して友達と連れ立ってきゃっきゃうふふと本当に楽しそうで。
そんな姿見てたら未来がますます楽しみになったし、いくつになっても女性は女性なんだなーと思いました。
女性にとって誰に褒められなくても、キレイ、可愛いを大切にする心は元気の源なのかな~と思います。
そしてほんの少しの恥じらいとか見栄は、もしかしたら可愛げと言うものなのかもしれないので旦那が死ぬまでは残しておくことにします。
今日はこれでおしまい。
あなたの魂はどんな形でしょうか?