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おのにち

おのにちはいつかみたにっち

田植え休みとまんじゅう怖い。

生活 生活-家族

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こんにちはみどりの小野です。

秋です。実りの秋豊穣の秋。

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そして稲刈りの秋!

会津の外れに住んでる小野一族、食べる分の米は実家で作ってます。

有難く頂戴している私達、無論田植え稲刈り時はお手伝いです。

まあ昔と比べて農機具が進歩しましたから、手刈り!とかこだわったことやんない限り2,3枚の稲刈りなんて2日ほどで終わっちゃうんですけどね。

私はトラクターの運転ができないので端っこの機械が入らない所を刈ったり器具を洗ったり。実は稲刈りより米を精米したり乾燥させる過程の方が時間掛かるしもみ殻の飛び散り具合もすごくて大変だったりします。

…とまあ。稲刈り自体は楽しいのです。

機械が進歩してますし、晴れた秋の日に体を動かすのは気持ちいい。

 

一番大変なのが、おばあちゃん、お姑さんが出してくる田植え休み、という名の10時お昼3時のおやつお食事。

それに伴う食え~食え~たんとくえ~攻撃がね!

田植え以上に相当ヘビーなのですよ!

 

まず10時のおやつ。

もち米たっぷりの手作りぼたもち。でかい。美味い。

だが考えてみよう。稲刈りはコメの朝露が乾いてから開始なので実際の作業開始時間は9時。私は一時間ゆったりとトラクターの後ろに袋をくっつけるだけの労働。

だがこんなこともあろうかと朝ご飯は抜いてきたので大丈夫。

こぶし大のぼたもち(しかも3色)は美味しく頂きました。

 

そしてお昼。
多少走り回ったり田圃にはまって消耗したりはしたものの未だぼたもちは胃に存在している。ずっしりといる。

 

しかし12時の鐘が鳴ると(田舎はお昼の音楽が放送される)ちゃんとお昼ごはんが畦道に並べられる。

おむすび(やはりこぶし大)、てんぷら、お浸しに漬物。

そしてデザートに会津名物まんじゅうの天ぷら。

 

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私は会津が好きなのだがそれにしても許せないこともある。

まんじゅうの天ぷらは許せない。

どの位許せないかと言うと私の高級ノンシリコンシャンプーのボトルに余ったメリット足しやがったダンナくらい許せない。

それに気づかず「あれ、泡立ち良くなったなー」と喜んでいた私も許せない。

シリコンは、まあいい。

今はまんじゅうの話だ。

まんじゅうの天ぷら、というおぞましい食べ物を見たことがあるだろうか?

奴は葬式や結婚式に配ったデカいまんじゅうが余ったから天ぷらの衣つけて揚げただけ、という安易な存在のくせにデカい顔しやがって宴会の締めなんかに登場してくるくどい男だ。(よく考えたら性別は不明だった)

デカい甘い脂っこいの三銃士。

食後デカいおにぎりと戦った私の皿にどーんと載るあやつ。

 

私は甘いものがそんなに好きではないと、マメにお姑さんに言っていますが一向に覚えてもらえません。

田舎の気のいいお母さんカテゴリの中では「女は甘いもの!」と決まっているのです。

食べ物のジャンボさ加減以外はなんの文句もない優しい姑ですが。トピシュ様に相談しようかな…。

とにかく食後ぼたもちの上に胃袋に収まるまんじゅう天ぷら(大)。

 

そして3時のおやつ。

もうこうなってくると胃の中身を消費せねば、と必死にバタバタ走り回って働いている。しかし減らないお腹。

3時、今日こそは例のあいつがいないことを祈る。

しかしやはり居る。デカい黒い存在感。

まずは出てくるマックスコーヒー。

 

 

何故かこの激あまなコーヒーが旦那の実家では常時箱買いされている。

しかしマックスコーヒーの甘さなどまだまだ甘いわ!というメインが後に控えている。

 

揚げまんじゅう。

 

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さっきのまんじゅうの天ぷらとなにが違うんかい!という突っ込みが聞こえてきそうだがもっともだ。

見た目はすこし違う。揚げまんじゅうは一見ドーナツ風のルックス。

そのまんま食べれば美味しい黒糖まんじゅうを何ということでしょう、油で揚げ白砂糖を親の仇のようにまぶしかけた逸品だ。

会津の小さなお菓子屋さんではだいたいこれが売られている。

すごい油ギッシュ。甘い。

よくトルコのお菓子が甘すぎる、なんて聞くがあんこにたっぷり白砂糖を振りかけたこいつもいい勝負なんではないだろうか。

日本全国甘いお菓子選手権(糖度部門)、なんてイベントがあったら間違いなく五本の指に入りそうな揚げまんじゅう。

繰り返すが私は甘い物がそんなに好きじゃない。

しかしおやつは配給制なのでもれなく一人に一つ配られる。チンタラ食べてるともう一個配られる。

もはや必死である。

 お昼のまんじゅうがもたれ、胃が受け付けない。

そんな体に言い聞かせる。

私はⅯ、私はM!これはプレイ…!

はっふ~んもう食べられないよぉお許しくださいブヒブヒ!

もはや血糖値が上がりすぎて頭おかしい。

とにかく女王様に踏まれながら命令されてるイメージでまんじゅうを詰めこむ。
砂糖が奥歯でギッシギシする程甘いまんじゅうをマックスコーヒーで流し込む。
甘すぎる物を食べると甘い飲み物は味がしなくなる。新発見である。
しかし体のためにはそんな事知らない方が良い。

食べたと思ったら口の周りの砂糖を払う間も無く立ち上がり稲刈りの仕上げに掛かる。

「まぁうちの嫁は働き者ねー」と喜んでくれるお母さん。ごめんなさい逃れたいだけなのですこの三時のお茶タイムから。

結局胃の中が甘さと油気のダブルパンチでもたれたまんま稲刈りは終わる。

日暮れ頃家に帰ると家の外でバーベキューの準備が出来ている。肉を焼きながらビールを飲む、至福の時間。

しかし飲めぬ。お腹がたっぽんたっぽんなのだ。
お腹が空いていないと酒が飲めない私はいつもこの豊穣カーニバルに負け隅っこで1人侘しく漬物を齧っている。

義父は美味そうにビールを煽り肉を食べている。確か彼は私以上にぼたもち、まんじゅうの天ぷら、揚げまんじゅうを詰め込んでいた。しかも一日中トラクターに乗っていたはず。

胃袋の違いなのか…勝てぬ!

多分この豊穣カーニバル!は昔稲刈り田植えが手作業で重労働だった頃の名残なんだと思う。

機械化が進んだ現代、もはや稲刈りより家で料理に励む女性陣の方が重労働では、と思う。

ダンナの母は大変料理上手、気立ても良くなんの文句もありません。

ただ…一度でいいから農作業の後たらふくお腹を空かせてビールがキューっと飲めたらな〜、なんて事を夢見る私です…。

まんじゅう怖い、そしてまんじゅうはまんじゅうとしてせめてまんじゅうらしく?食べようよ、と声高らかに述べたい今日の小野です。

おしまいっ。