眠い。
眠いのです。
冬のオフィス昼下がり。
外は心地よく晴れて日差しもポカポカ。
暖房がほどよく効いて、意識が遠のいていきます。
頭が…ガクッと…!
まずいまずい。
仕事中に眠くなるなんざアメ~んだよぅ!
そう怒られるかもしれませんが、週に一度くらいは電話も鳴らない、急ぎの仕事も無い穏やかな午後がありますよね?
ない…あなたは…おつかれさまです…
そういう時私は軽くストレッチをしたりコーヒーを飲んだりして乗り切っています。
他の人達はどうしているんだろう。
雑談中に聞いてみました。
課長:寝る
たまに資料をめくる音が聞こえなくなることには気が付いていましたが、まさか寝ていたとは。
目が細いので開いているのか閉じているのかわからない課長。
身体的特徴を生かした裏ワザ。
卑怯です。
係長:つねる
足をつねったり顔を叩いたりするんだけどさ、俺Mだから時折気持ちよくて余計眠くなっちゃうんだよな。
みんな眠いので穏やかに笑いましたが、聞き逃せないカミングアウトがあったような気もします。
新人君:眠くなどならない
自分はッ まだッ 半人前なのでッ 皆さんのご迷惑にならないようにッ 集中してッ やっているのでッ 眠くなどはッ
時折ビクっ、と身を震わせたりパソコンが謎の長文文字列を紡ぎだす様子を日々目の当たりにしている私達は遠い目で薄ら笑いを浮かべました。
若手美人女子ちゃん:?????
最後は当課最後の独身女性にしてまだ20代のリーサルウェポン美人女子ちゃん。
最近はぁ 寒くて出来ないんですけどぉ~ 暖かくなってニーハイ~?とか履いてるときはトイレでパンツ脱いじゃいますね~
スカートの中身見えたら困るから足閉じなきゃ~ とか緊張感~? で目が覚めるじゃないですか~?
ふおっ!?
目が、覚めました。
その後はみんな無言で仕事に勤しみました。
課長の「早く暖かくならんかな…」という一言が忘れられません。
はーるよこいっ。
それでは。