おのにち

おのにちはいつかみたにっち

失われた下ネタを求めて(あるいは下半身機能への追憶)

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今日ははてな読者向け下ネタ記事です。ヒドイぞ注意!

 

志茂子は激怒した。

己が股を覗きこみながら怒った。

 

ここに開いた穴は未だ排出のためにしか使われておらぬ。
出ていくばかり、入るもののない虚空の穴。
片道通行のガリバートンネルかコラ。

 

神は何のためにこの穴を開けたもうたのか。
排出のためか。否。

 

だが未だ暴虐の王はこの道を通らぬ。

白き腿に油性マジックで

エクスカリバー急募

と書いてみた。

 

当たり前だが何も起こらぬ。むなしい。

 

掴まなねばならんのだ、と志茂子は気づく。

 

求人に応募するような貪欲さで。
担当者の首を喰いちぎり、生き血を啜るような貪欲さがなければ勝ち取れぬ。

人の生きる道は全て勝ち負けなのだ。

 

容姿に自信のない志茂子は書いた。
履歴書を書くように書いた。

ブログに書いたツイッターに書いたインスタグラムもはじめた。

愛しさと切なさと心苦しさを込め女子大生女子大生女子大生と書いた。

 

アイコンも偽造した。
デカ目補正を百万回かけたらなぜか目がコインになったのでアニメアイコンにした。
色の白い、少し角ばった顔は好評であった。

フォロワーが2万5千人を超えた。
調子に乗ってVIO脱毛に手を出したら街が輝いて見えた。

 

やがて一人の男が釣れる。

 

雨降り止まぬ新宿御苑。

小さな東屋で二人は待ち合わせる。

男はベンチに腰を掛け、服の胸を大きく開いて待っていた。

 

歩き疲れた志茂子が靴を脱ぐと男はその足を手に包み、たった一言

「やらないか」

と言った。


うけとめて俺のエクスカリバー。

 

赤い勝負下着で貫かれながら、志茂子志茂夫は呟いた。

 

きっつー。

 


この文章は赤パンのチラリズムに触発され15分で書かれた。

 

だって人前でパンツ出す人が悪いんだもーん!エロいんだもーん!

(居直り強盗のセリフだ)

 42歳、中途採用面接で見事にキメる。 - Everything you've ever Dreamed

次回作(多分ないけど)は増田に投稿します…。