今日は福島県耶麻郡西会津町の小さな旅ガイド。
会津若松市、喜多方市からさらに奥、新潟との県境にある山あいの町西会津。
小さな町ですが面白い場所が沢山あります。
会津にいらっしゃったなら、少し足を伸ばして奥会津の楽しさを満喫するのはいかがでしょうか?
廃校でアートを楽しもう!「西会津国際芸術村」
まずは西会津国際芸術村を紹介します。
磐越自動車道西会津ICから車で20分。
山あいの細い道を登っていくと小さな木造校舎が。
廃校になった中学校の木造校舎を利用した場所で、教室はギャラリー、職員室はカフェスペース。
入館無料(企画展によっては有料の場合もあるそうです)、本日は絵と写真の展示、それから短編ドキュメンタリー映画の上映が行われていました。
地域の人が手作りで建てたという木造校舎は昭和26年の建築。
建物を大切にする校風だったそうで、古びた校舎は今もきれいに保存されています。
木の優しい匂いがする校舎内は、歩いているだけで楽しめます。
広々した教室の中には絵や写真が飾られて、窓の外も、校舎の中も、すべてが芸術作品のよう。
校長室のソファセットが置かれた職員室は自由に利用できる「じぶんカフェ」。
他のお客様もいたので室内の写真は撮りませんでしたが、本や雑誌が置かれ、のんびりできる空間でした。
お飲み物は好きにどうぞ、代金はお気持ちで。
持ち込みもOKで、今日はあいにくの雨でしたが晴れた日には近所のお年寄りがお菓子を持ち寄ってのんびりおしゃべりをするのだそうです。
自分の通った中学校で、あの頃の友達と笑い合える。
それってとても素敵なこと。
古い建物の小さな傷一つ一つに、色んな人の記憶が染み込んでいるのかも知れません。
廊下の向うに揺れるセーラー服の裾が見えた気がしました。
西会津国際芸術村は展示スペースとしての利用だけではなく滞在クリエイターの募集もしています。
応募資格はアーティスト、デザイナー、ミュージシャン、料理人、建築家、エンジニア等クリエイティブな活動にかかわる者であればジャンル及びアマ、プロ問わず。年齢は20歳以上、休暇中なら学生も可。
滞在期間は最短一日から一年まで。
校内に居室や工房、キッチンがありました。
学校に泊まれる!それもちょっとわくわくします。
様々な人が集い交流が生まれる場所。
気になったなら是非HPをご覧になってみて下さい。
キャンプ、プール、温泉。20万平方mの広さ「さゆり公園」
訪れた日はあいにくの雨で外で遊べなかったのですが、西会津町には20万平方mの広さを誇るさゆり公園があります。
今日は子どもと屋内温水プールで遊びました。
料金がとにかく安いのです。大人400円、子ども200円。
夏は屋外の50mプールに幼児プールでも遊べます。
(雨で写真が無いのでパンフ引用させて頂きました)
さゆりオートパークというオートキャンプ場にキャンプサイト、コテージもあるので宿泊もOK。
ロータスインという日帰り温泉施設もあります。
フレンズワールドというスウェーデン製のアスレチック遊具が置かれた小さな子供がのびのび遊べる場所も。
会津若松市内の幼稚園の子どもたちがバス2台で遊びに来てましたがそれでも余裕で遊べる広さです。
他にも森の中の散策路や謎のブロンズ像もそこかしこに配置され、晴れていれば歩くだけでも楽しめる。レストランもありました。
芸術村からは車で10分ほど。
家族連れなら、ここで目いっぱい遊んだあと芸術村でゆっくりコーヒーを飲むのも楽しいですよ。
お昼ごはんは味噌ラーメンがオススメ!
会津若松、喜多方は醤油ラーメン文化ですが西会津町の名物は味噌ラーメン。
地元の野菜をたっぷり使った味噌ラーメンがご当地の人気グルメ。
という訳でお昼はもちろん味噌ラーメンです。
大山ドライブインの、炒め野菜の入った懐かしい味噌ラーメン。
完成された喜多方の醤油ラーメンと比べると洗練されていない所もありますが、この普通さがいいんだよ。
肌寒い日だったので、野菜たっぷり味噌ラーメンで身も心もホカホカになりました。
子どもの頃食べたような味。
こんな懐かしさが、西会津町には似合うのかもしれません。
ただ、この店の人気はもしかして定食…?
地元民と思われる人達は酢豚やから揚げ定食を食べていました。
地元民に学べ。名物を信じることなかれ。
次回の教訓です。
お土産は野沢民芸店で!
西会津町のもうひとつの名物が野沢民芸店の会津張り子。
人気のムンク起き上がりこぼしが欲しい!と思って行きましたが残念ながら道の駅では売り切れ。
赤くない赤べこはありました。これもかわいいけど、欲しかったのはムンク!
次回は工房に行ってみます。
商品詳細ページ - 新・起き上がりムンク | 野沢民芸オンラインショップ
という訳で今回は西会津町のガイド。
雨のせいで屋外の写真が取れませんでしたが、またリベンジしてみたい、そう思える魅力的な町でした。
近くにお寄りの際は是非訪ねてみて下さい、では!
今週のお題「ゴールデンウィーク2016」