おのにち

おのにちはいつかみたにっち

子どものケガとカブトムシの幸せは分からないという話。

スポンサーリンク

ちょっとだけお久しぶりです。
金曜日に更新して以来、ブログを読むのも書くのも少しサボっておりました。
何をしていたか?というと動揺していたのです…。

 

土曜日に家族で海に行きまして。
会津山間部から海まで、車で片道3時間ほど掛かるので小旅行です。

で、3時間かけて海について1時間半後。
血まみれで(濡れてると思った以上に血が出てびっくりするよね)放心状態の息子を抱えて病院の待合室におりました。
早ぇよケガすんの!

 

何があったか、というと全面的に私が悪いのです。
海に飽きた(さすが山育ち、水がしょっぱいという理由で海を5分で拒否)小1の息子と海辺を散歩。
そのまま岩場に行ってしまう。
地元の子が小さなカニを捕まえている所をサンダル履き、水着という軽装で近くまで見に行く。

カニに興奮した息子すっころぶ(俺のカニ、待ちやがれ!が最後のセリフ。君はジャイアンか)。
膝を切って縫う羽目になる。

あいたたたた...!

傷は浅かったのだけれど、膝の傷は治りずらい、ということで縫うハメになりました。
怪我から4日、もうすぐ抜糸で今はすっかり元気です(というか翌日から元気でしたが)。

当の本人は怪我をした当初はさすがにしょんぼりしていましたが、次の日には全力疾走で親の血の気を引かせてくれました(転ぶわ!傷開くわ!)。


あんな滑って転んで怪我して下さい、みたいな恰好で岩場に連れて行っちゃダメだよね。
ましてや平地でも転ぶ小学1年生。

岩場には行かない、水辺など危険な場所では目を離さない、すぐ手を伸ばせる範囲にいること。
当たり前の事をもう一回改めて思い知らされました。

少しとはいえ縫う傷を負わせた、というのがショックで未だに動揺しています。
起きてしまったことは仕方ないから、次から気をつけるしかないんですが。

自分の失敗ならサクッと割り切れるけど、子どものことは忘れられないなぁ。
もし傷が残ったら、見るたびに苦い思いをしそうです。

 

 f:id:yutoma233:20160803233250j:image

 

実は我が家は家族全員(私の出産時を除き)いまだに入院したことがありません。
縫うのも麻酔も、今回が初めての経験。

職場の人達に「こんなことになっちゃって…」と話したら甘いぞオラオラ!子どものケガ武勇伝大会~!が始まってしまいました。

曰く、兄弟で相撲をしていてリビングのガラスを割り落下。頭を5針縫う。
曰く、自転車で後輪を浮かせる遊びをしていて顔面から落下。前歯が全部折れる。
曰く、2階のベランダの手すりの上でお菓子を食べていて落下。足を二本とも折り夏休みが車いす生活になる。


ひいいいいい!お前ら落下しすぎだろ!リンゴかよ⁉


3針ほど縫っただけで落ち込んだ私は話を聞いているだけでイイイイイーーー!となりました。

勘弁してくれ、寿命縮むわ。

長男は慎重な性格だったので助かったのですが、周りの話を聞いていると子どもは怪我をして当たり前の生き物、という認識らしい。

 

そういえばこんなブログも読みました。

 

miya0415.hatenablog.com

 

スキー場で後ろから追いかける親の目線で読んでしまい、イイイイイ。
あーもう無理無理無理ぃ。本人も死にかけたのでしょうが、親も生きた気がしないってば!

職場の先輩方は小野さんもこれから場数踏めばそのくらいじゃ落ち込まなくなるよ!だって。あんまり踏みたくねぇぞ、その場数だけは。

ポケモンを探して神社仏閣に立ち寄った際には必ず子の健康を祈願しておこうと思います(ついでかよ)。

 

昔ハム?のCMで「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」というキャッチコピーがありまして。
子を産む前はそんな風に育ってほしい、と思っていたのですが今ガチでわんぱくな子を持って(膝縫った次の日に突然道路で逆立ちするような、って例えじゃなく実話だコレ)「わんぱくでもいいが大ケガはだけはするな」という気持ちで一杯です。


ただ、今日のラジオでやっていた夏休み子ども電話相談を聞いて思ったことがあります。

相談者は小2の女の子。

カブトムシを毎年育てているのですが、かならず何匹かは逃げ出してしまうのだそう。
逃げたカブトムシと自分が育てているカブトムシ、どちらが幸せですか?というなかなか難しい質問をしていました。


昆虫の研究をされている先生は、こんな風な答えを。

 

カブトムシの幸せはカブトムシが感じるものなので当人にしか分からない。
ただ、逃げたカブトムシは逃げたかったし、留まったカブトムシはそこに居たかったのだと思う。

そのように、本人がしたいようにさせてあげることが何よりも大切です。


子どもにはケガだけはしてくれるな、とは思いますがいつかバイクに乗りたいとか綱渡りしたいとかスカイダイビングしたいとか言い出す日も来るかも知れません。

そんな時頭ごなしに反対しないで、自分と彼の幸せは違うこと、したいようにさせてあげる「自由」が一番大切、ということを忘れないでいたいです。


そしてやっぱりそれでも。
いくつになっても子どもがケガすると親がイイイイイ!ってなるし、寿命縮むんで、どうか皆さん命は大切にしてくんなまし。

ではでは、今日はそんな感じです。