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ドキュメンタリーの持つチカラ~「大アマゾン 最後の秘境」がクソ面白い件

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こんにちは〇とりの小野です。
青二才さんに褒められて(多分)読者増えた~なんて舞い上がってたら淫乱女社長に白濁液ぶっかけられて目が覚めました。
ここはガリンペイロ、うかうかしてたら命を落とすはてな村…!
という訳で今日はNHKのドキュメンタリー「大アマゾン」のお話。(話が飛んだ?気にすんな)

 

真実が持つ恐ろしさ 

 私はドキュメンタリーやノンフィクションが好きです。
子どもの頃よく見ていたのはドキュメンタリーという名のプロレスでしたが(川口浩探検隊、徳川埋蔵金とか。アレはアレで最高だった。今は放送したら本気で怒られるのかなぁ…)高校生の頃椎名誠にハマり、そこから「エンデュアランス号漂流記」や「大西洋漂流76日間」を読みました。
今は角幡唯介さんが大好きです。

http://arctica.jp/report/report-kakuhata-soko/

(参考に角幡さんのエッセイ。スケールの大きな冒険と、繊細な文章のギャップが面白い。)

角幡さんは集英社から何冊か本を出しているけれど、kindle読み放題に入っていないのが残念。

 

空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (集英社文庫)

空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (集英社文庫)

 

 

「あやしい探検隊」や「アグルーカの行方」のように、ノンフィクションから想像する楽しみもありますが、ドキュメンタリーは映像の持つ迫力で私達を別の世界に連れて行ってくれます。

そんで「大アマゾン 最後の秘境」。

www.e-aidem.com

番組の面白さは上のマンガがなにより饒舌に語ってくれています。

私はアマゾンに眠る金を掘り続ける無法者集団、ガリンペイロの回に引き込まれました。
彼らの強烈なまなざしに殺られる!

睨まれて失禁するってマンガや映画の表現だと思ってたけど本当にいるんですね、「こいつの目を見たらヤバい」と思うような人が。

魔都新宿にならゴロゴロいるのかも知れませんが、私が目を合わせたら殺られる!と思ったのは木立の向うに熊を見た時だけです。
あの時は背中に変な汗をかいて、私はただの木!と迫真の演技でした。

あんなに何かになりきろうとしたのは小学生の時「浦島太郎」の昆布役を演じて以来です。会津って平和ですね(ほのぼの)。

そんな大アマゾン、一番楽しみなのが「最後のイゾラド 森の果て未知の人々」。
アマゾンの奥地に住む最後の先住民イゾラド。

こういうの子どものころテレビで見ました。
アフリカの未開の部族とか。
たまに画面の隅にコカコーラの空き缶とかフェリックスのTシャツ写ってて諸行無常を感じたけど。

でもこの番組は違う!
トレーラーから伝わる迫力。みんな同じ顔と言う衝撃。
うおお面白そう。

8月7日(日) NHK総合 21:00~21:49をお楽しみに~~!

 

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…って終わってるじゃねぇか!見逃した!
これが情報にトレンディであるべきブロガーのやることかーーーーー!?


いや、待て!だがしかし待て!

再放送があるんですよ!
8月23日(22日深夜)午前0時10分に第一集。ガリンペイロの回は8月23日(火)午前1時8分。最後のイゾラドは8月24日(23日深夜)午前0時59分。
詳しくはこちら。(音注意)

www.nhk.or.jp

私は全話録画予約しました!楽しみ過ぎてカレンダーにも書きました。
深夜だから生では見れないけどホントはTwitterで実況したいくらい楽しみ。
うおお、とかスゲー、しか言葉が出てこなそうだけど。

 

ただそこにある物語

 大アマゾンには私の知らない現実があって、毎回それに驚愕するだけ。

下の記事を読んで、番組ディレクター国分さんの「どっちが正しいのかわからないから、客観的に撮るしかない」と言葉にはっとさせられました。

 

www.e-aidem.com

(砕けて見えるけど深いインタビュー、面白い!)

ガリンペイロを見た時も思ったけれど、平和な日本で暮らす私達の「こうしたらいいのに」なんて言葉は現実の前ではまるで意味がないのです。

イゾラドの似通った顔を見てハプスブルク家とか遺伝病とか色んな思いが脳裏をよぎりました。
でもそこで生まれて育った人達にとっては自分と同じ部族の人間と結婚し子を生すことが当たり前の生き方。

もちろん自然や動物、今ならまだ保護できるものの大切さを訴えるドキュメンタリーもたくさんあります。

でもガリンペイロ達は金を掘りつくせばいなくなり、イゾラドも最後の部族と呼ばれている。

大アマゾンは失われゆくものの姿をあるがままに映したドキュメンタリー。

私はただ固唾を飲んで見守ることしか出来ない。

今はない、香港の九龍城を思い出しました。
失われていくものは、なんでこんなに輝くんでしょう?

 

 はてなというドキュメンタリー

さてここまで書いて。
私も、ブログを書いているあなたも。
みんなはてなという金鉱山で踊るガリンペイロなのだと思いました。

金銭欲、承認欲求。ポケモンGO、AmazonUnlimited、本にグルメに日々の雑記。
なんでも書かずにいられない私達はみんな等しくおかしい。

「ブログをすぐ辞める奴は」なんて言う人もいますが、去っていったたくさんのブロガーを思い出し、筆を折った人達こそ常識人だったのだと今は思います。

真夜中必死にブログを書く私に「うおっ」と怯えた旦那はガリンペイロを見たのかもしれません。

やったあ百万ブロガー!と爽やかな笑顔を浮かべるヒトデくんも、その瞳を覗きこんだら真っ黒い虚無が広がっているのかも知れませんよ…(真夏の怪談、思いがけないとばっちり)。

はてなという他人の足を引っ張り合う恐ろしいドキュメンタリーはともかく、大アマゾンの再放送見ようね!面白いよ!