11月になり、仮まとめしていた様々な書類が巨大バインダーに収まらない厚みになってきた。
そろそろ分類して簿冊名をつけ、紙のファイルに綴り直し棚に納めないと。
背表紙にはテプラで名前を貼り付けよう。
並べたときすっきり見えるように、前年度のファイルを参考に作ることにした。
だが変だ。
(カッコが【すみつきカッコになっているのだが職場のテプラで変換できない。
文字が丸っこくて太いのだが同じフォントが見つからない。
???と頭が疑問符でいっぱいになっていたら隣の席の人が教えてくれた。
「前任者はマイテプラ使ってましたよー」
マイ・テプラ。
生まれて初めて聞く言葉である。
職場には大体の文具が揃っている。
ペンや付箋なんかの小物は自分で好みのものを買うこともあるが、まさかマイ・テプラとは。
自分用に、しかも職場にテプラを買う?マジか?
テプラだの、タックインデックスだのは職場に置いてあるものを使うという意識だった私。
テプラってそもそもいくらぐらいするの…?
調べてみた。
簡易的な機能しかない安いものからPROという名前のついた高いものまで様々あるのだが、いろんなフォント、【が選べるものを探す。
い、一万円だと…!
高っ!テプラ高いよ!
多分前任者のテプラは職場のモノより新型だからフォントや飾りが多彩だったのだろうと思う。
彼が作った(前任は40代男性)ファイルは業務ごとに書体を変え、こだわっているようだった。こういう楽しみ方もあるのか、と感心した。
凝っていてうざいかわいい。
しかしデザインなど分からない、こだわらないと思っていた私だが、気がつけばいつも前年度のファイルを真似て、テープの太さ、文字のフォントを揃えて並べたときに違和感が出ないようにしていた。
こんな当たり前の行為も生活の中の小さなデザインなのかもしれない。
そしてそんな細やかなデザインの楽しさに気がついた私、今揃わない背後のファイルを意識してちょっぴりイラッ☆としています(笑)他人のテプラ借りるわけにもいかないしさぁ…ぶつくさ。
職場のファイルの背表紙は明朝かゴシック、どちらかに統一した方が美しく見えると思うのですが、そこんとこどう思われますか皆さん!
そして職場にマイ☆テプラとかマイ☆タックインデックス持ち込むのはいまや常識なのですか皆さん!
そんな話を同僚に愚痴っていたら「私なんてメールで印象づけようと少し丸みのある書体使ってたらキレイキレイと似たような字だって言われてさぁ。裏で液体石鹸の女って呼ばれてたことあるよ」と血の気の凍る話をしてくれました。
(キレイキレイの名前の文字に似ていたと思われ…何書体だったんだろう?)
フォント怖いよフォント。
フォント怖いよホント(うわっ)
んじゃ、今日は短いけどそんな感じです!
【今日の魔王】
フォント警察が来るよ、怖いよお父さーん!
【今日の豆知識】
【これの名前はすみつきカッコ。