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人は思い込みで死に至る?-ノセボ効果・プラセボ効果

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プラセボ効果、という言葉を聞いたことがあるだろうか。
本当は薬効のない薬を与えたのに、信じ込むことによって症状が改善される効果である。
ノセボ、と言う聞き慣れない言葉はプラセボの逆。
例えば「この薬は副作用として吐き気を起こす」と言われると偽薬でも気持ちが悪くなったりする。

プラセボは偽薬が良い効果をもたらし、ノセボは偽薬が悪い効果をもたらす。

プラセボ、ノセボ。
効果は逆だけれど、人の思い込みが人体に影響を与えるのは同じ。

信じやすい人、疑り深い人。
その人によって効果は異なるのだろうけれど、思い込みに体が影響を受ける、と言うのが面白い。

私も飲んだら痩せる、と言う偽薬のプラセボ効果実験に参加してみたい…と思ったのだけれど、それってもしかしたら広告によく出てくる、絶対痩せる薬のこと?

 

ノセボと実験データ

 

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プラセボに比べて、ノセボの実験データはかなり少なく、あやふやだ。
そりゃそうだ、体に害を与えるかもしれない実験をたやすくできるわけがない。

ノセボ(ノーシーボ)でググると出てくるのはちょっぴり胡散臭い、怖い話ばかり。

 

例えば『ブアメードの血』という実験。

血液の3分の1を失うと人間は死ぬんだよ、と死刑囚に言い聞かせ、目隠し拘束の上足を切る。本人の血液に見せかけ、水がポタンポタンと落ちる音を聞かせ、「出血量が全体の3分の1に達した」と言うと実際は大した傷ではないのに死刑囚は死んでしまった、とか。

 

transact.seesaa.net

 


こわいよ!死ぬわ!死んだわ!
この事件が本当に行われたかどうかはかなり怪しいのだが、ホラー映画かよ!?と思った。


神の見えざる手実験、的な設定がSFには割と多い。
理想の世界は実は科学者の箱庭だったぜ!ディストピアをぶち壊せ!みたいな。

現代なら、実験しなくてもシミュレーションで何とかなりそうだけど。
それでも治験バイトみたいな話をよく聞くので、まだ人体実験は必要なのか。

 

変な話なのだけれど、私は割と生きていくことを実験のように捉えている。

例えば先月、あまりの寒さに葬式が相次ぎ、香典代が家計を圧迫。
給料日まであと1週間、財布に千円しかない危機が訪れた。

貯金を崩せば何とかなるけれど、そこは手をつけたくない。
カードで次月支払いも良いのだけれど、普段の生活はなるべくあるだけのお金で暮らす、を大切にしたい。

ユニコーン世代としては、この悲しみをどうすりゃいいの誰が僕を救ってくれるの、と悲観したいが、それをやっても金が降ってくる訳じゃない。

悲しみの言葉を探している暇があったら、でっきるかなでっきるかな、はてはてふふーん♪と歌いながら(節子それ実験やない、工作や…!)鶏胸と豆腐ともやしで乗り切りたい。


でっきるかなでっきるかな、はてはて…できるかぁ!いくぜ大迷惑!この悲しみをどうすりゃいいの⁉とヘッドバンギングしたくなる日もあるけれど。

大丈夫!って思いこむこともきっと、広義のプラセボ効果なんだよね。

 

ノセボ・プラセボの話がなぜかノッポ・ユニコーンにすり替わった所で今日はおしまい。

あなたの思い込みは、なんらかの効果をもたらしているのかな?
はてはて?ふむー。