読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おのにち

おのにちはいつかみたにっち

こわーい地域おこし?オバケンが今面白い!

スポンサーリンク

事業構想4月号の記事で、面白い取り組みを見つけた。
方南町お化け屋敷オバケン 。

新宿から電車で10分ほど、杉並区の住宅街にあるお化け屋敷である。

 

www.projectdesign.jp


それは普通のお化け屋敷ではない。
住宅街に、もともと建っていた物件を改装。ストーリー仕立ての、大人の謎解きアトラクションお化け屋敷なのである。

普通の住宅地に、いきなりお化け屋敷ができたら迷惑…と思われるかもしれないが、実はこれ、新しい地域おこしとしての取り組み。
新宿から電車で10分の街がお化けタウンに変わり、商店街も活性化する。


記事では20代~30代の来客者が多い、女性にも人気と書かれていた。
恐怖は経験で摩耗していくから(ピーマンやニンジンが食べられるようになる、みたいな感じ)大人になると「怖ーい!」は「面白ーい!」に近くなる(ピーマンもお化けも、ダメな人は一生ダメだろうが)。

お化けは人間が演じ、舞台も普通の住宅。

電車に乗って普通の住宅街に出かけ、日常の中で非日常に出会う。
謎を解きキャーキャー叫んでストレスを発散する。

すごくすごーく、楽しそうである!


このオバケン、地域活性ツールとして注目を集めているらしい。

杉並区のお化け屋敷の他にも、大分県のオバケンホテル、山梨ではゾンビに襲われるキャンプツアーも開催されている。

楽しそうなイベントが満載なので、HPも要チェックです…!

obakensan.com

 

 

記事の中で、オバケンホテルは多くのスタッフが必要になるので収益はあまり上がらなかった、という話もあったが、話題性は充分。
そこから企業や自治体からのコラボ企画が増えたのだそうである。

オバケンホテルでは、代表自らがお化けに扮し、客を本気で追いかけることもあるという。
客がエレベーターで逃げてしまうと、今度は全力で階段を駆け上り、エレベータホールで待ちうける。客はそこまですると思わないので、ものすごく驚く。
喜んでくれるならいくらでも走ります、と代表はおっしゃっていた。


ホラー映画のお約束で、お化けは「逃げきった!もう安心だ」と一息ついたところを襲ってくる。安堵したところに突然出てくるからこそ、怖いのである。

それを人力で、しかも全力疾走で叶えてくれる、と思ったら可笑しくなってきた。
エレベーターが開くと、ちょっと息切れしたお化けがそこにいるのかも知れない。
そんなの怖いし、面白いし、絶対に盛り上がる。

オバケンホテルに行きたい!泊まりたい!と思ってしまった。

VRやARなど、科学技術の進化で現実と仮想世界の境が曖昧になってきた今だからこそ、逆に人間が演じる面白さ、親しみやすさが見直されるのかもしれない。
また、物や建物が溢れてしまっている現代で、古い施設をそのまま使える「お化け屋敷」という発想が面白い。

 

今、見直される廃墟


長崎の端島(軍艦島)は世界文化遺産になった。
現在は島の南側に上陸して、220mの見学通路を歩くツアーしか許されていないが、今後は島の東側にも見学通路を拡張する、という話も出ているらしい。(実現したら嬉しいですが、文化庁通すの大変そう…)

軍艦島の見学通路を拡張へ | NCC長崎文化放送 | デジタルは5ch


私も一度行ったのだが、大人気で予約を取るのが大変だった。

真新しい建物の、すっきりしたモダンさや、ピカピカした壁面は確かに綺麗だと思う。
でも古い建物、使われなくなった廃墟の、朽ち果てる美しさみたいなものも存在する。
廃墟マニアと呼ばれる人たちは、失われていくモノの魅力に取り付かれてしまったんだと思う。

私も廃墟が好きだ。

深夜、晩酌しながら廃墟専門のHPを眺めている。
黒バックに白文字、硬い文章にたくさんの写真。
更新が途絶えたら死んだと思ってください、と書かれた管理人からのメッセージ(割と理想のブログの終わり方)。


他人の所有物である以上、勝手な立ち入りは許されないが、廃墟内に入ってみたい、と憧れている人は結構多いんじゃないだろうか。

例えば温泉街に一つはある廃墟ホテル。
地元の人は景観を崩す、と迷惑に感じているだろうが、明かりの灯った景色の中に暗闇がポツンとあるのを眺めているのが好きだ。
そこが元はどんな場所だったか、想像したくなる。

安全面や、権利問題で難しいのだろうが、比較的新しいホテルで、設備も残ったような場所なら、廃ホテル写真館とか面白いかもしれない。

お金は掛けず、建物もそのまま。
そのホテルのかつての写真や、温泉街の懐かしい写真を飾る。
栄華が終わって、時に取り残された場所に一人で立ったら、現実世界から切り離されたような気分になれるかもしれない。

 

地元の恐怖スポットや、廃ホテル。
あなたの町のこわーい場所は、もしかしたら観光客を呼び込む金山に化けるのかも。

世界を見直すきっかけをくれる、恐怖のオバケン。いつか私も行ってみたーい!

 

ねないこだれだ (いやだいやだの絵本)

ねないこだれだ (いやだいやだの絵本)