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おのにちはいつかみたにっち

あなたでも運べる!簡単畳運び講座

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突然だが、畳を運んだことがあるだろうか?
私はある。っていうか、先週の日曜日に生まれて初めて運んだ。

それがちょっと楽しくて、40代にして新たに学ぶ知見…だったので、今日は「あなたでも運べる!簡単畳運び講座」を書きたいと思う。

需要?検索だぁ?
そんなものは後ろ足で砂ひっかけときゃいいと思うわ!(あまりの検索流入の少なさにとうとう開き直ってきた)


まず一言で畳、といっても種類はたくさんある。
私が運んだのは柔道場のスポーツ畳。
昔ながらの畳よりは軽い。一畳10数キロ。

息子の柔道大会の後片付けで、親子揃って運んできたが思ったより簡単だった。
コツは、畳をおんぶしてしまうこと。

立てた畳を背負って、頭、背中、手と体全体で畳を支える。
これだけで体重40キロ位の小学生でも1人で1枚、畳を運ぶことができます。
体格の良い男性はこの方式で1度に2枚運んでいました。

やってみてわかったけど、自分の体より大きいものを運ぶって結構楽しい。
なんていうか、力持ちの小人になった気分。万能感ハンパない。

こんなに大きなものが持てるんだ…!と言う純粋な喜びがありました。
大きくて軽いもの、小さいのに重いものをそれと気づかずに持ったときの「アレ?」って違和感、なんだか楽しくないですか?

先入観が裏切られて脳が混乱する「アレ?」感。
自分の体よりデカいのに、思ったより軽い畳はまさにアレ?感満載。
なかなか面白かったです、特に最初の2〜3枚は。

 

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ただ3階にある柔道場から畳を背負って狭い階段を降り、二階の倉庫に仕舞う、というなかなかの道のりだったので、階段を5〜6往復している内に「会場の隣に倉庫がない建物は設計ミスじゃねーのか?」「1人しか通れないような狭い階段作った奴はいっぺん死んでこい」とか「なぜ業務用エレベーターを作らなかった!?ゴゴゴゴゴ…!」みたいな脳内怨訴で満載になってしまいましたとさ♡

畳を背負い、階段で汗水垂らしながら設計者を呪う40代主婦…。
体育館の設計者も、まさか施工からウン年も過ぎて呪われるとは思ってもみなかったことでしょう。

建物って、設計者の死後も残るから面白いし難しいね。
予算とか、当時の偉い人の意向も聞かなくちゃいけないから設計者が思った通りの建物を作るのはなかなか難しいんだろーな、とは思いますが。

 

とりあえず今日は知らない部位の筋肉痛に悩まされています…。
おんぶって腕が逆手になるじゃん?
どうやら普段使わない筋肉を酷使したらしく、そこにも筋肉があったのね…みたいなところが痛いです。パソコンのキーボードを打つのもやっと、って感じです。
でもこれも新しい知見ですね。

ただ新しければなんでも喜ばしい、とは言い難い中年心…筋肉痛がひどすぎて微熱が出てきました。死ぬわ!

もう40代、大抵の事は経験したつもりでいましたが、まだまだ世の中には私の知らない、経験したことのないit、あれやこれやそれこれ…が溢れています。

若い頃は意義や損得で物事に参加するか否かを判断してましたけど、最近は法や道徳、己の良心に反しないことなら何でも1度は試してみたいと思ってます。

だって新しいエウレカ!ってボケ防止になりそうだし。

ずっと本ばかり読んで、知った気になっていたけど、例えばお茶の味ひとつ取っても本に書いてあることと、私の舌が感じる事は少し違ったりします。

結局私と世界は肉体を通して繋がっているんだ、と当たり前のことを今更ながら再認識。もちろん世界の全ては味わえないから、本を読んで知らない世界に住む人を想像する、理解しようとする努力も大切なんですけど。

とりあえず畳がひとりで持てる!と言う話は小さいけれど私が見つけた新しい知見。
エウレカ!はいくつになっても面白い。

明日も私の中の小さなエウレカと出会えたらいいな、と思っています。
とりあえず今日は筋肉痛が早く治るエウレカ!を探しに、近所の整体に行って来るのです…。