複合型妄想ドライバ

最近Fateに激ハマリしている。
最初はFate/Zeroから入り、今はFate/stay night [Unlimited Blade Works]視聴中。
凛が激クソ可愛いが、イリヤがイリヤがあんまりすぎるので、次は飛ばしてしまったセイバールートを見るべきか、それとも桜の劇場版に行くべきか？と悩んでいる。

ゲームでセイバー編を遊んでもいいのだけれど（スマホアプリだと無料らしい）最近購入した大逆転裁判もまだクリア出来ていないので色々辛い。

あれも観たい、これも読みたい遊びたい。
欲望は無限だが時間は有限なので日々取捨選択である、つらみ。

さて、Fateで一番印象的なシーンが炎と瓦礫に埋もれた冬木市である。
私はこのシーンを見て阪神・淡路大震災を思い出した。

同じように崩壊した都市が印象的な漫画「血界戦線」でも、やはり震災を思い出してしまう。

TVに写る、悲惨な現実が人の脳内で物語を作り出すことはよくある。

私も色んな時代の節目の事件をよく覚えている。
深夜TV画面に写ったイラク戦争の、恐ろしいほどの現実感の無さ。
サリン事件でたくさんの人が倒れていた地下鉄の出口。
それから押し寄せる津波の映像。

交通事故や水難事故の報道でも、きゅっと心が凍り付くような気分になるときがある。例えば溺れた子どもを助けようとして父親も命を落としてしまった事故。

私が浜辺で一人待っている母親だったら、どんな気持ちになるだろうか。
皿を洗いながら聞いていたTVニュースの悲しい事故に、思いきり自分を重ね合わせてしまって、そこから物語を発展させてしまって（紆余曲折があり家族の匂いの残る家に戻れなくなった私は中古車店で買ったバンで一人、南を目指す旅に出ていた）泣きながら洗った皿を拭いていたら水を飲みに来たダンナにドン引きされた。

怪奇・深夜皿を拭きながら泣く女。

違うんだよ、ニュースがニュースが、と話したら、なぜ皿を拭きながらニュースの内容が頭に入るんだ？と思わぬところに感心された。

前段のFate/Zero、Fate/stay night [Unlimited Blade Works]は両方とも全２５話ほどの長編TVアニメである。

長い長い物語は、見れども観れども終わらない。
そこで私は防水袋に入れたタブレットを持ち歩き、風呂掃除中、洗濯物を干しながら畳みながら、皿を洗いながら、など心ここにあらずでもこなせる家事をする時にひたすら視聴していた。

私の脳内ではメインがアニメ、家事はサブ画面なのでアニメの内容はちゃんと頭に入るし、家事も体が覚えているタイプのものなら問題なくこなせる（料理など頭を使うものはさすがにキツイ）。

ところが旦那は私が音楽がわりにアニメを流している、と思っていたらしい。
しかし時折号泣しだすので、なぜ片手間で泣ける？と不思議だった、と言われた。
俺では頭に入らない、と。

よく女性にはマルチタスク型が多い、なんて言われる。
電話しながら別の事が出来る、とか。
私もワイヤレスにしておけば大体何でも出来ると思う。もちろん内容もきちんと覚えられる。

ただ自分の感覚とダンナや息子たちはなんとなく違うのだろうな、とは思っていた。

私の感覚では皿洗い中やゲームの移動中（さすがにボス戦は遠慮する）は話しかけてもOK、なのだがどうも生返事が多く、後から確認したら聞いていないと言われることが多かった。

今は大事な話はごはん中に、ちゃんと目を見て話すようにしている。
他者と情報を共有するというのはなかなか大変なモノである。ホワイトボード、か…。

さてさて、今日は私の脳内には複合型マルチドライバ的なものが入っています、というお話でした。ただしCPUはイマイチ…

あなたはマルチ派？シングル派？聞かせてくれると嬉しいです。
出来れば次のFateは何を観る？話も！