おのにち

おのにちはいつかみたにっち

大きなつづらと小さなつづら

子どもの弁当を作らなくてはいけないので、朝の四時過ぎには起きている。無音だと寂しい気がして、ついついTVをつけてしまう。そんで、ここにトラップがある。 早朝のTVはだいだい通販番組しかやっていないのである。朝とか深夜の脳みそがキチンと働いてない…

読書はお静かに

読書の秋である。 雨の日が続いていることもあって、最近私の職場ではお昼休みに読書をする人が増えている。 いつもバッグに文庫本を入れている私にとっては嬉しいブームだ。 静かなオフィスで、ゆっくり読書に集中…と思ったのだが。 本を読んでいるはずの、…

「おばさん」は祝福の言葉

向かいの席の子が咳の風邪を引いたらしく苦しそうに咳を抑えていたので(今はクシャミすら後ろめたい時代よね)引き出しに入っていた個包装ののど飴をいくつかあげた。 ついでに、デスク周りの人たちにもどーぞどーぞ、と配って歩く。 その後、ふっと気がつ…

パンデミックな世界を生きる

8月第2週頃に書いた日記。投稿し忘れました。 都内で新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中に死亡したとみられる方の数は、8月に入って少なくとも8人にのぼるというニュースがTVで流れていた。 まだ1週間も経たない8月のカレンダーを眺めて呆然とする。 …

社会と体

9月に健康診断があるので、それに備えて8月1日からダイエットを始めた。年齢的にもそろそろ生活を改善しなきゃ、と思っていたところなので一時的な『ダイエット』ではなく長期的な生活習慣改善が目標である。 具体的には、お酒・おつまみは休前日だけ!とい…

炎上に背を向けて

コーネリアス小山田圭吾さんが絶賛炎上中である。 私はフリッパーズギター世代だが、コーネリアスの過去は今回初めて聞いたのでとても複雑な気持ちに。 好きだった音楽すら汚されたような、そんな気分になりますよね…。 雑誌に載っていた昔の話は確かに胸ク…

最後の食事は据え膳で

最近は早起きして、高校生の息子のためにお弁当を作っている。 大体は週末に作り置きしたものを詰めているのだが、木曜日辺りになるとさすがに在庫が切れるので新たに仕込むことになる。 理想は前夜のうちにしっかり味を染み込ませておけばよいのだが、いつ…

朝をつらぬいて

週末は子どもの大会があり、早朝から車で送っていく機会が増えた。 だいたい朝の五時、今の季節だと昇る朝日と共に国道という名の山道を駆け降りていく。 昨日雨が降ったせいか、朝の空気も道も、清々しくて心地よい。 まだ始まったばかりの街並みを眺めてい…

ボサッとする日は音楽を鳴らせ

今日も8時から仕事。早くテーブルの上の朝食の皿を片付けて、身支度をしなくては。 やるべきことは分かっているのに動けない。座ったままついダラダラと、スマホを眺めてしまう...。 こんな朝はないだろうか? 私はある。めっちゃよくある。むしろ、無いやつ…

14歳と嫉妬心

先日、こんな記事を読んだ。 dot.asahi.com 中学生と大人との、真剣な性愛を語る議員が存在するという時点で衝撃だったけれど、記事内容は更に酷かった。 同意年齢を引き上げるという法案をまとめるための勉強会で、講師役を務めた教授に対しての威圧的な物…

ふつうが一番

コロナ禍の影響で、料理に凝る人が増えてきたような気がする。近所のスーパーも最近取り扱う食材や調味料の種類がぐっと増えて、多国籍な感じになっている。そんななか、私がハマったのがテイクアウトのお店も増えてきた「からあげ」である。 きっかけは近所…

ディケイド許すまじ

最近職場で、3分間スピーチと言うのをやっている。 そのなかで毎回、仮面ライダーシリーズへの愛を語る人がいる。 そんな話を聞いていたら唐突に、私の中で眠っていたとある平成仮面ライダーへの憎しみが蘇ってきた。 仮面ライダー・ディケイド。 ピンクと緑…

あさはきりのなか

今日の朝は霧が濃かった。 日曜の五時、人影もなくすれ違う車もない。 お弁当や水筒、スパイクやウェアの詰まった巨大なリュックを抱えた後部座席の子どもは、乗った瞬間に眠り込んでしまう。 陸上競技場までの道を、ボリュームを下げた音楽と私の車だけがひ…

存在とエヴァ

平日に、有給を使って一人で映画を見てきた。最近話題のシン・エヴァンゲリオン劇場版である。 実はそんなに熱心なファンではない。序破Qも先週慌ててアマプラで鑑賞したばかり。 けど正直、最近Qを見てよかった。あのラストから何年も待たされるとかあんま…

遠い教育

週末は息子の部屋で使うカラーボックスと本棚を組み立てた。 どちらもドライバーひとつで出来る簡単な作りなので、中三の子ども一人でも出来るかな、と想定していた。 実際には縦長の本棚の組み立て手順やパーツが予想より多く、大変そうだったので一緒に作…

やめたい人類

息子の受験がようやく終わった。今度は中学の卒業式である。 3年前に着用したスーツを引っ張り出して来た。 入らない!入らないぞジョジョ!俺は人間をやめるぞーー! …本気で一瞬もう人類辞めたい、とか思ったのだがスーツが入らないくらいで人類から撤退し…

時は溶ける

3月3日の子どもの受験まで、カウントダウンが始まりつつある。 相変わらず胃の痛い日々が続く。 逃避なのかなんなのか、最近はソシャゲにまでハマってしまってヤバい。 ゲームってなにも考えずに出来るから危険なのだ…どんどん時間が溶けてゆく。 今ハマって…

小さなことで気分は変わる

相変わらずの、コロナ渦! 私の職場もついに分散勤務を導入しました。しかしリモートワーク導入なんて夢のまた夢。 出勤は二日に一度で良いぞ!ただし仕事は今まで通りの分量で、無理なら休日に無償で出勤してこなせ!という力技で来やがりました…。 結果、…

書きたいことがまとまらないわ

最近ブログをサボりがちである。 飽きたとかそういう訳ではないのだが、今年は息子が高校受験の年で、塾の送迎やら私立の申し込みやらなにやらかにやら、やることが多すぎて脳内がわにゃわにゃなのである。 しかも受験は3月まで続くため、つねに頭の片隅でタ…

そこには橋が出来ていた

クリスマスプレゼントに、夫から「あつまれどうぶつの森」を貰った。 プレゼントといえば聞こえが良いが、実際には下の息子が直前になって欲しいものを変えたため、余り物が回ってきただけである。 で、貰ったは良いものの年末から最近まで忙しく、初めて遊…

騎士団長は二度死ぬ-幻想世界の村上春樹

さて、今回はみんなで読んで/書こう・名作シリーズ…という訳ではてなの紫妖精(最近はサキュバス化というお噂もかねがね)elveさんのお題に乗っかって村上春樹『騎士団長殺し』感想です。 snack.elve.club お題「『騎士団長殺し』でなんか書く」 初版部数が…

せちがらい、あの世

父親を亡くした友人から、お棺の中に保険証やマイナンバーの通知、通帳などとにかく重要と思われる書類一式を入れて燃やしてしまったため、その後の手続きに難儀した…という話を聞いた。 普通燃やさないと思うが、夫を亡くした友人の母が「あの世に持ってい…

今年の良かったもの探し

今年も、もうすぐ終わりである。毎年あっという間だな!と感じてしまうのだが、その速度が年々加速してゆく感じが… これが老化!圧倒的に老化⁉ と、とりあえずそうした感覚的な事柄からは目を逸らしつつ、今年買って良かったもの、出会えて良かった本や映画…

物語の夢を見る

年に数度くらい、映画みたいにえらくハッキリした物語仕立ての夢を見ることがある。 自分自身も、知り合いすら出てこない。舞台は現代だったら未来だったり、様々だ。 多分今まで読んできた色んな物語がミックスされているのだと思うが、元ネタが分からない…

自分にごほうび

今週は色々買っちまった…買っちまったぜ… 本当に欲しいもの、必要な物はちゃんとリストに入れて管理している。そうして何ヶ月も吟味して、高いものなら実店舗にも足を運び、確実に最安値を狙って購入する。そうやってちゃんとお得に手に入れた高級品のかわい…

不躾な私たち

一人で運転するときはマスクを外している。 そのまま人気のないセルフのガソリンスタンドに入り、マスクを忘れて給油していたらマスク姿の店員からセールのチラシを貰い、どうにも恥ずかしかった。このコロナ渦の中、なんて不躾な私! 常識的な事がきちんと…

整わないサウナ

最近は子どもの高校受験準備で日々バタバタ。仕事も人不足でワタワタしていたため、頭が一杯いっぱい状態であった。 こんな時にはサウナや!整いや!頭すっからかんにしたーい! と三連休に地元温泉に出かけてみたのだが、運悪くサウナで一緒になった知らな…

体育館巡りの旅ファイナル–そして新たなる冒険へ

はてなブログから時折、1年前の記事を振り返ろう!というメールが来る。たぶんどこかで設定解除もできるはずなのだが面倒で行っていない。 とにかくそんな訳で私んち?には定期的に来る。そのメールで、過去の記事タイトルを思い出す。 体育館探訪の日々...…

私たちの「今」を考えるーユヴァル・ノア・ハラリ『21 Lessons』

『サピエンス全史』が大ヒットしたイスラエルの歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリの『21 Lessons』を読んだ。 サピエンス全史は人類の過去、ホモ・デウスは未来を描いていた。今回読んだ『21 Lessons』は今ここー私たちの現在についての物語である。 ハラリ…

やるべきことは忘れててもわかる

やるべきことは忘れててもわかる そうしないととても苦しいから そんな歌詞の歌があって、私は時折口ずさむのだけれど、口ずさむ度に思う。忘れててもわかることなんて、ホントにあるのかよう?と。 当方40代主婦。日々忘れっぱなしである、記憶に負けっぱな…