待機児童ゼロチャレンジ、というバトンがうーとさんから回ってきたので今日は私の住む町の保育所や幼稚園、学童保育の現状について書きます。
「桃色と灰色のしましま」という覚えにくい素敵なブログを運営する、私と同じ田舎暮らしブロガーうーとさん。
いつもかわいく抜けているのに記事はビシッと面白い。
しかしバトン渡し忘れてもう1記事書くってどういうことw
待機児童について思うことを書く…と言っても、私の住む町は本当に待機児童0達成の町です。
夫婦共働きで育児、という家庭に優しいと思います。
小4の息子のクラスのお母さんは私も含めみんな働いています。
働いている、という理由だけじゃPTA役員が逃れられない公平さですw
田舎は賃金が安いという問題もあるのですが、その分保育料などは恵まれているとは思います。(5歳児は全員無料、2人目半額、3人目無料など町の支援があります)
安い賃金でも共稼ぎならやっていけるし、食料品も安い。
野菜や米は自家製、という家庭も多いです。
町には保育所が5つ、幼稚園が2つ。
1つだけ新設したばかりの保育所が人気で倍率が高いようですが、我が家は建物の新しさより家からの距離、アットホームな雰囲気で選んだので定員に空きがあります。
広い保育所で、先生の目も行き届いていて、伸び伸び遊べる。
お兄ちゃんも同じ保育所に通ったので先生や保護者の方も顔見知りが多いです。
学童保育も小学校の敷地内にある施設で保育士の資格を持つ先生が預かってくれます。
月5000円ほどで、授業終了後から夜7時まで。宿題を済ませてグラウンドや体育館で友達と遊び、おやつを食べてみんなで楽しく過ごしています。私は仕事が終わったら夕飯の買い物をして迎えに行くだけ。
夏休み冬休みも同じ料金で一日見てくれるのでとても助かります。
夏はプール、冬は雪遊び。
こちらも定員には余裕があるので、申し込みに必死になる必要がなくて助かっております。
うーとさんも書かれていましたが、私の町だけが恵まれている訳ではなく田舎はみんなこんなものなんじゃないのかな?
そしてそうした権利がほとんどの地域で与えられている。
そう呑気に考えていたのです。
保活って都会じゃ当たり前なの?
田舎でのほほんとしていた私が保育所が足りない現状、その大変さに気づいたのはこの記事を読んだから。
ショックをうけるような内容でした。
都内で会社を経営する40代の女性は、胎児の心拍を確認した直後から、住んでいる区内の認可、認証、認可外、事業内保育所すべてに電話したが、すでに後れを取っていた。待機順位は100番台、200番台はざらで、ときには300~400人待ち。見学予約を取り付けるためのウェイティングを余儀なくされるところや、「再来年の春まで埋まっている」と言われた施設もあった。「不妊治療を始める前にお金を払って認証をおさえた」という母親もいた。
妊娠中に身重の体を引きずって保育所を探す。
切迫早産で自宅安静を言い渡されても、保育園の見学予約はキャンセルできない。
産後うつ、保活うつになるまで追いつめられる。
「私、死んだほうがいいですか? お母さんがいないほうが、子どもは保育園に入れますか?」
こんな言葉を言わなくちゃいけないほど追いつめられるってどういうことだ。
予約が100番台200番台、再来年の春まで埋まっている。
不妊治療を始める前に予約する。
妊娠より先に保育所の心配をしなくちゃいけない。
こんな状況で少子化対策と言われてもちっとも実感できない。
この企画をスタートさせた双子のパパYuichiさんは神奈川県川崎市在住。
川崎では保育園に入れる確率がすごく低く入園申請の結果も諦めムードで待っているそうです。無事受かったそうです!おめでとうございます。
「待機児童の数がゼロになった」と発表している川崎市。
なぜ、保育園に入れる確率が低いのに「待機児童ゼロ」なのか?
- とりあえず無認可保育園に入れているならカウントしない。
- 育休中の人はカウントしない。
待機児童0にはそんなカラクリがあるらしいです。
働きたいけれど保育園に入れなければ働けない。
申し込みはしたけれど通らないため働きたい気持ちを抑え家で子育てをしている。
高い無認可保育園に通わせているけれど公立に受かれば転園させたい。
そういう人たちはカウントされないんですね!
なんかずるいな~。
保育園にお金を使うより家で節約していた方がいい、という考え方もあるかとは思いますが、今はとにかく子育てにお金のかかる時代。
将来の学費なんかを考えると稼げるときに稼いでおきたいし、数年キャリアに空白が出来ると再就職にも不利。
このまま保育園の倍率が高いままだと貧乏人は子供作るなってことか、と諦める人達が増えてくると思うのです。
既に「子供は贅沢品」の声が聞こえてきている。
本当は働きたい、働いて子供も育てたい、なんて気持ちがあっても保育園の空きがないというだけで出産を諦めてしまう人がいるのかも。
どうしたらいいんでしょう?
保育園も、老人ホームも足りない首都圏。
便利だし、仕事も学校も沢山ある。
でも住み易さはどうなんだろう?
難しい問題ですね。多分予算も一杯一杯。
将来的な少子化を見据えて保育園などの箱ものを余り増やしたくないのかも知れませんが、そんなけちくさい考え方が少子化をさらに後押ししている。
私個人としては、人間はもうちょっと分散して暮らした方が楽な気はするんですが。
仕事さえあればなぁ。
さすがに密集しすぎなのかもよ首都圏…?
さて、最後に今回のチャレンジのルールを明記しておきます。
ブログなどの記事を発信する媒体を持っていれば誰でも参加できます
- 「待機児童」について思うこと、経験談、対策、喜怒哀楽、その他諸々を記事にする(ご自身のブログ等で)
- 記事のタイトルに「#taikijidou0challenge」を入れて、このチャレンジだとわかるようにする
- Twitterでハッシュタグをつけてシェアする
- 自分が「待機児童」について考えを発表して欲しい人を2名指名する
※どうしても次に回す人がいない場合は、そこで止まっても大丈夫ですよ^^;
※でもできれば回してくれると嬉しいです
※バトンが回ってきていなくても、勝手に参加してくれたら嬉しいです
期限は4月1日午前0時まで。
発起人Yuichiさんの記事はこちら。
バトンよろしくお願い致します!
さて、次に書いて下さるのはとん吉君(小5)ととん介君(小3)のお母さん、とんははさん!
小野家も男児二人なので親近感ありますw
児童書や、子供の教材に関しての記事が凄くいいのです。
いつも参考にさせて頂いております。
しっかり者のとんははさんに、おバカな小野のバトンを拾ってもらえて本当に嬉しいです。これからもどうぞよろしくお願いします!
1名しか指名出来ませんでした…。
もし書きたい方がいたらブクマかコメントでバトン貰うよ、って言ってください!追記でブログ紹介させて頂きます。
一人、コメント欄でバトンを拾ってくださった方がいらっしゃいました!
「ここだけのはなし」の藤田竜一さん。
はてなブログは始めたばかりのようですが、文章が抜群に上手い、そして書くことへの熱い気持ちが伝わってくる!
この記事もなるほどな、と思える分析でした。
腱鞘炎になる前に「まとめサイト」なんて辞めよう - ここだけのはなし
Twitterみたらライターさんでしたか。
さすがです。私は「国民の休日に思うこと」という記事の最後の言葉がとても好き。私もそういう風に信じていたい、と思いました。
それでは、みなさんの書かれる待機児童問題記事が楽しみです。
今日はこの辺で。