今日はタイトルそのまま、ほぼ日塾落選のお祈りメールがすごく役に立つ内容だったよ、という話。
まずは「ほぼ日塾」とは何ぞや?という説明から。
ほぼ日の塾ってなんだろう?
ほぼ日、は皆さんご存知ですよね。
ほぼ日刊イトイ新聞、1998年6月6日創刊。
糸井重里さんが主宰する、毎日更新の楽しいウェブ新聞。
手帳やハラマキ、なんてグッズも人気です。
そんなほぼ日が昨年から新しくはじめた試みが「ほぼ日の塾」。
ほぼ日という組織を通して、「コンテンツをつくる」「ものを書く」「編集する」を教えてくれる塾。
まずは応募者の中から80人が選ばれて、「ほぼ日の成り立ち、コンテンツ作りについて教わります。
その中の40名が実践編として、毎月1回の授業を9月から12月まで受ける。
前回の塾ではインターン生や仕事の発注を受ける人、そしてほぼ日で働く人も生まれたのだそうです。
学べる、新しい出会いの場になるかもしれない。それがほぼ日の塾なのです。
結果発表とお祈りメール
先日(2016年9月1日結果発表)、ほぼ日塾第2期生の合格発表がありました。
結果は…落選でした!
なるべく「まだ自分のやり方や社会での評価が固まりきっていない若い世代の人を優先したい」と書かれていたので、アラフォーの私は落ちるだろう、と覚悟はしてましたが。
なんと定員80名の枠に応募者778名!
ものすごーく狭き門だったのね…!
落選覚悟で私が申し込んだのはほぼ日のコンテンツの作り方が学びたい、という気持ちからです。
学んだことを自分の書く技術の向上に役立てたかった。
でもほぼ日さん側が塾に来て欲しかった人は、『一緒に仕事が出来るかもしれない仲間候補』でした。
私のエントリーは学んだことを「自分の役に立てたい」っていう意識が強かった。
ほぼ日さんが採用したい人材と嚙み合っていなかった。
書くテクニックはいくらでも学べるけど、これについて書きたい!伝えたい!という情熱だけは教えられない。
だからきっと、書いた経験はなくても語りたいことをたくさん持ってる80人が集まったのでは、と私は勝手に思ってます。
頂いたお祈りメールにはそういった事柄も詳しく書いてありました。
個人的に貰ったメールの内容をブログにあげるのはアウトなので原文は載せませんが、読みやすく丁寧な内容で好感が持てました。
そして何より、参考にしてくださいと載せてあったほぼ日の作り方に関する記事のリンク集がすごく役に立った!
選考結果のお知らせとリンク集
落選通知のメールには、80名の定員に対して778名のエントリーがあったこと、
そして選考の基準に対して誠実に綴られていました。
コンテンツを作る仕事、書く仕事を目指している人を優先したこと。
仕事のやり方が固まっていない若い人を優先したこと。
きちんとした会社に勤めている方や、基盤のある方のエントリーもあったけれど、実績や能力を審査するようなものではない、ということ。
「ほぼ日の塾」が役に立てる人にお声がけした、とありましたが、ほぼ日塾が役に立つ人=ほぼ日の新しい仲間になれるひと、ってことなんだと思います。
そしておわびだけじゃなくて、ほぼ日のコンテンツ作りを学びたかった人のために、さまざまな記事のリンク集まで添えられていました。
色んな記事がありましたが、特に中川いさみさんのマンガは読みやすくて響く内容でオススメです。
マンガの中で、かつて糸井さんのアシスタントだった「歩く大衆」みたいな人の話があります。
ホントに普通のことを言う人。
でも彼が「これいいですわ~」というと当たるし、「ちょっとわからんですわ」と言ったらそれはスタンダードではない。
彼の名言がまたいい。
「普通のサラリーマンがいいって言ってるものは絶対に面白いんですよ」
普通の人の共感を得るものこそ面白い。
それが「ほぼ日」の持つ普通っぽいけど愛される、スタンダードの強さだと思うし、
私の目指したい所でもある。
私の「おのにち」ってブログ名はそもそも「ほぼ日」のパクリですからねw
私は至って普通の主婦で、特筆できるような特技も才能も学歴もありません。
特別な経歴、過去、才能のある人にはスタート地点から負けてるなぁってずっと思ってました。
でもほぼ日を読んでると思うんです。
普通の人の当たり前の視点、よくある話。
そんな普通も書き方によっては共感を呼ぶ面白いコンテンツになるんだ、って。
普通でつまらない、と言われる私ですが、『あるある!』と共感を呼べる記事が書ければ、逆に普通は武器になるのかなと。
なのでほぼ日から学びたかったのですが…むー、私やっぱり塾に行きたかったな!学びたかった!また次回、今回の反省点を生かして頑張ります。
同じように落ちた方、この記事を読んで申し込みしたかったなーと思った方、また来年私といっしょに頑張りましょう!
狭き門をくぐり抜けた方は本当におめでとうございます!
学んだことを生かして素敵な記事をたくさん書いて下さい、良ければ教わったことを少し教えてください。
ほぼ日さんの塾の様子の記事も楽しみにしております。
おわりに
しかし、こうやって落ちた人にまで丁寧に役立つメールを下さるほぼ日さん。
さらにファンになりました。
さすがの手腕です参考になります!
それからとても丁寧に描かれているのに、『お知らせいしていた』なんて誤字が1文字あるあたりも新人さんが一生懸命書いてくれたのかな、と微笑ましい気分になりましたw
実はそこまで狙って熟練のライターさんが確信犯でやってる罠だったら怖いけど。
わからん侮れんぞほぼ日ィ…!
とにかく落ちても申し込んでよかったです。
返信メールだけでも良い学び、それからひとつの記事になりました。
今回は駄目だったけどまた次回があったらしぶとく申し込みたいです。
ではでは、今日はほぼ日塾には落ちたけど、新しい気づきを貰ったよ~というお話でした。
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