おのにち

おのにちはいつかみたにっち

2019-01-01から1年間の記事一覧

冬は怠い

とある、月曜の朝。 月曜日はいつも忙しい。郵便物が溜まっているし、メールだって回答待ちだ。 やるべきことは沢山ある。お客様も、同僚だって待っている。先週借りたDVDを返さなくちゃ。話したいことも沢山、慣れ親しんだいつもの職場だ。 なのになのにな…

餅は偉大

夕食は基本的に炭水化物を取らないようにしている。 が、たまにお酒飲まない・おかず少ないなどの要因によって『炭水化物ちょっと食べたい』みたいな心持ちになることもある。 そんな時ごはんが残っていれば一番なのだが、他の家族に食べ尽くされて空っぽの…

私のトリセツ

PTAの絡みで、発達障害と通級指導教室に関するセミナーを受講してきた。 発達障害については、話を聞けば聞くほど『そういう症状は私にもあるよなぁ…』と思わされて悩ましい。 いまや子どもの10人に1人が発達障害であると言われている。 私のように検査には…

水墨画の中のまち

寒いのが嫌いだ。 日差しが弱くなるのも、自転車に乗れなくなるのも大っ嫌いだ。 だから、冬が来るたびにこんな寒い町出てってやる!と思う。 たまたま、親の実家があるから流れ着いたようなまちだ。 気がつけば地元の人と結婚して家まで建ててしまったけれ…

2019/振り返りと反省

まだ年の瀬にはちと早い…ですが、今日は簡単に今年の振り返りと反省について、まとめていきたいと思います。 まずは今年の振り返りから。 子どもがだいぶ大きくなり、一人旅が出来るようになりました。 今年は山梨、それから銀座に行きました! yutoma233.ha…

目覚ましライトと資本主義

先日Kindle Unlimitedで早起き生活のススメ、的な本を借りた。そして数ページで本を閉じた。 著者の起床時間、朝6時半だと…⁉早起きなめとんのかワレぇ!! …学校に行く子どもさんのお弁当を作る家庭などは、朝5時起きが当たり前なんじゃないかと思う。 朝練…

恐怖のシチュエーション

先日、同僚たちと富士急ハイランドの巨大お化け屋敷『絶凶・戦慄迷宮』に行ってきた。 歩行距離900m、病院のような建物を丸ごと一棟使った贅沢なアトラクション。 料金も、一組8千円(最大4人まで。4人で入れば2千円、お一人様なら全額自己負担!)というゴ…

アンノウン・ジャンキー

さて諸君。 昨日の私は滅びゆく町で安穏と暮らす私の話を書いた。 すまない、あれは嘘だ。 いや、厳密にいえば嘘ではない。昨日の私は年老い、落ちついた心境だったんだ。だからあれは昨日の真実。 だが、今日の私は違う。 空は晴れ、気力充実し、安穏のしっ…

穏やかな衰退

今後の世界はどうなるか、という長期予測について書かれた本を以前読んだ。 まずは現在発展途上と呼ばれている国々が経済的成長を遂げる。 その過程で一時的に環境は悪化するが、やがて全世界が少子高齢化、人口は減少していく。その後は穏やかではあるが変…

遠い灯り

北の町の陽は短い。 仕事を終えて外に出れば辺りはもう真っ暗だ。 わずかな灯りを頼りに駐車場へと急ぐと、私の小さな車が一台、街灯に照らされて佇んでいる。暗い夜の小さな灯りが、わずかに暖かく感じられて、ほっと息を吐いた。 冬の寒さも陽の短さも、あ…

突っ込みどころが多すぎる-『Iの悲劇』米澤穂信

米澤穂信さんのミステリ『Iの悲劇』を読みました。 少年少女のほろ苦いミステリでは不動の地位を築く米澤穂信が挑む、過疎地域再生プロジェクトミステリという地味な大人向けジャンル…なのですが、うーむ。 オチありきで書きだしてしまったのかな?確かに思…

相沢沙呼『medium 霊媒探偵城塚翡翠』・まんまと騙されました

遠田志歩さんの美しい表紙に惹かれて、ミステリー『medium 霊媒探偵城塚翡翠』を読みました。 遠田さんの表紙といえばAnotherや屍人館の殺人が浮かんできます。どちらも独特の世界観を持つミステリーですが、このメディウムもめっちゃ良かった…! 霊媒の能力…

人間活動には向かない日

よく晴れた日曜日。やりたい事はたくさんある。 まずは洗濯機を回して、部屋を片付けて掃除機を掛けて。気温が上がってきたら布団も干してしまおう。衣類の洗濯が終わったら、シーツも洗濯機に放りこんで。 お買い物は午前中に済ませたい。必要なものが揃っ…

体育館探訪の日々

11月はなんだか慌ただしい。 仕事に家事、子どもの文化祭やら大会やら三者面談やらに追い立てられてバッタバタだ。 中二は既に高校受験の話が始まっていて焦る。中学に慣れるまではまったりと…なんて悠長に構えていたのに三年なんてあっという間。 長めに設…

『僕は会社員という生き方に絶望はしていない。』を読んだ

人気はてなブロガー・フミコフミオ氏の著作「僕は会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴が開きそうになる」(タイトル長げぇよ)を入手したので今日はその感想を書いてゆく。 まずは数ページめくって思ったこと。…

『恋する以前に普通の男がいない』という話と恋愛の凶暴性

最近、こんな記事を読みました。 『恋する以前に普通の男がいないという悩みと原因』。 note.mu …なんつーか、タイトルからきっつー。 『普通の男性』として箇条書きされた11の条件は、道徳的にとっても正しい。 でも正しすぎて色々ツラたん! コミュ力あっ…

「まぁいっか」な日々

最近TwitterやLINE、リアルでも同じ言葉を使うことが増えた。新たなる口癖の出現である。 しかしその言葉がちょっぴりネガティブ。 「まぁいっか」「まぁいいや」 諦観やないかーい! 年を取り、相手の事情やら何やらを勝手に察して配慮したり遠慮してしまう…

薔薇と電気信号

自分の中でもあまり上手く消化出来ていない事を書きます。 なんとなく罪悪感を感じたり、理解は得られないかも知れない、とも思うんですけどそれは分かった上で。あくまでも私はこう思うんだって話なので悪しからず。 私は花屋に10年以上勤めていたんですけ…

森の奥には怖いものがいる

三浦しをんさんの『白いへび眠る島』を読んだ。 古い因習が残る島で行われる儀式、島の人間が当たり前に受け入れる『この世ならざる者』という感覚。盛り上がりには欠けるが綺麗にまとまった佳作であった。 白いへび眠る島 作者: 三浦しをん 出版社/メーカー…

阿豆らいちイラスト原画展『銀座のヒミツ基地』に行ってきました!

阿豆らいちさんのイラスト原画展『銀座のヒミツ基地』に行ってまいりました。会場はヒミツ…ではなく、銀座画廊「美の起原」さん。 会期は2019年9月30日(月)~10月5日までとなっております。 詳しくはご本人様のブログでご確認下さい! www.secret-base.org …

バトンが無くても歩きたい

44歳、兼業主婦です。 側からは悩みが無さそうに思われているけれど、先日育児&更年期&介護の心配が一度に訪れて来た事に気づき、思わず笑ってしまいました。 やっべぇ、私トリプル役満じゃん! …まぁ笑ってしまう時点でお察しの通り、そこまで深刻には捉え…

失われし目ヂカラと水墨ライナー

アイラインは!好きですかー! …私、正直大っ嫌いです。つーか下手っぴなのー! 目のキワに黒い線を引くとか!難しいにも程がありませんか?ガッタガタになるよね? でもなぜか片方は割と上手に出来ちゃったりして、両目にサイズ差が出来たり!! たまに白目…

ありきたりな日々こそ愛おしい

最近ブログをサボりがちであった。 おかげで書かねば!という義務感に駆られ、テンションアゲアゲで作成した前二記事は思いっきり滑ってしまった…つらたん… ブログなんて日記みたいなものなのに、ついついウケを狙わねば!と力みすぎてしまう。そういえばオ…

恥の多い人生とおがくず自尊心

恥の多い人生を送ってきましたグフゥ。 だいたい何なの『おがくず自尊心』とか意味分からねぇタイトルばっかり付けやがって。検索に引っかかりませんですことよ? そもそもまっとうな神経を持つ40代主婦だったらこんな文章をコツコツ真夜中にノリノリで書か…

〇〇には住めないとか言っちゃう奴は不躾

このブログの筆者は田舎者である。 なので『田舎には住めなーい』なんて言われるとそれなりにムカつく。 『だってーコンビニないしータピオカ屋さんもないしー』 自炊しろよボケナスがっつ!コンビニがなきゃ生きられないヤツ、弥生時代転生したら即ダイよ⁉…

北へ向かう魚

寒さが苦手で、ずっと南下したいと思いながら生きてきた。 北の小さな町で育ち、風景画を描くのが好きだった子どもは、冬になると狭い絵画教室の中でしか描けないことに不満ばかりを抱いていた。 白いダルマストーブに乗せられた薬缶が、しゅんしゅんと湯気…

無意識下の言葉

無意識下の言葉ってありませんか? ふっと気を抜いた瞬間、頭に浮かんだり口に出したくなってしまう言葉っていうか。 仕事を終えて、家に帰って、洗濯物を取り込んだり着替えだの夕食の準備だのなんやかやを終えて、ようやく椅子に座りプシュッと缶を開けて…

H子ちゃんとペイズリー

半袖シャツの袖から派手なペイズリーが覗く男性を町で見かけ、慌てて目をそらした。 10数年前からペイズリーは私の鬼門である、つい思い出し笑いをしそうになるので… 今日は笑えるペイズリーとはなんぞや?というお話。 10年ほど前、私が勤めていた職場はも…

会津の郷土料理スルメ多すぎ問題  

もうすぐ夏休みも終わりである。 宿題はとうに終わったかー、親の手を煩わしてる悪い子はいねかー。 ウチ?うちは絵画も習字も作文も親の添削入りまくりっすよ… だって!子どもの自主性に任せるだなんて理想論言ってたらガチで何一つ終わらないんだもの! 低…

小説で描く疑似科学-『彼女がエスパーだったころ』宮内悠介

宮内悠介さんの短編集、『彼女がエスパーだったころ』を読んだ。 ライターの「私」が様々な事件に取材を通じて関わっていく、ノンフィクション風のSF短編集。 筆致は冷静でリアルなのに、扱われる題材は疑似科学ばかり。火を扱う猿にスプーン曲げの出来る美…