おのにち

おのにちはいつかみたにっち

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

二〇一七・おのにちまとめ

さて、今年ももうすぐ終わりです!とりあえずいくつかの料理を作り終えたので、あとは最後のブログを書いて飲むだけ(ストロングゼロではない)。 まとめだから、適当に今年書いた記事の中からブックマーク数の多いのを数本張り付けて感想書けばええやろー、…

近藤史恵『インフルエンス』感想-私たちの絆の話

大阪郊外の巨大団地で育った小学生の友梨(ゆり)はある時、かつての親友・里子(さとこ)が無邪気に語っていた言葉の意味に気付き、衝撃を受ける。胸に重いものを抱えたまま中学生になった友梨。憧れの存在だった真帆(まほ)と友達になれて喜んだのも束の…

遠い尿意

尿意が、遠いのです。 窓口業務をしているので、年末はなんだかやたらと忙しい。お客さんというものはまるで示し合わせたかのように同じ曜日、同じ時間帯に訪れる。 ほんとうに忙しい時はトイレに行く暇もないので、行ける時に行っておくしかない。 するとど…

亡霊が追いかけて来る夜に

夜更けに下の子どもが短く泣いて、電気を煌々と付けてトイレに走り、何事も無かったように電気を消してまた寝入ってしまった。 思わぬ時間に起こされた私は、泣き声から引き出された記憶の余りの生々しさに目を見開いて天井を眺めていた。 上の子が五歳の時…

怒りの森をすり抜けて

四十を過ぎて、クロワッサンの表紙にやたらと魅かれるようになってきた。 お金、暮らし、着物…はまだちょっと早い。 ちょうどそういうことに興味が湧く年頃になってきた、と言うことなのだろう。 雑誌の見出し通りの生き方、なんてテンプレートな人生。 そし…

川瀬七緒『女學生奇譚』-思わぬ所に着地する物語

川瀬七緒さんの『女學生奇譚』を読み終えた。いやぁ、面白い!終盤はイッキ読みだった。 オチは多少マンガチックではあるものの、この物語をこう終わらせたか、というアイデアだけでもゴハンが食べられる。 とにかく出だしからは想像もつかないラスト、着地…

北村薫『ヴェネツィア便り』感想-時を越えて届く物語

北村薫さんの『ヴェネツィア便り』を読み終えた。 タイトルから旅エッセイだと思い込んでいたので、読んでみて少し驚いた。 新刊の中身は短編小説集であったのだ。 それも少し仄暗い、不穏な気配のする物語が多かった。 心中をしよう、から始まる双子の兄弟…

私が永江一石さんのツイートにムカついた本当の理由

こんにちは、最近は会津の片隅で穏やかに暮らしているおのにちです。 でも久々にカチーンとくるツイートが回ってきたので少し書かせて頂きます。 この話、この人はそういう人だから取り合わない方がいいですよ、的な忠告もありしばらく寝かせておいたのです…

金曜日は愉し

金曜日はやっぱり楽しい。朝から終業後のことを考えてしまう。 今日は午後から寒波が、なんて言っていたから早く帰ってお家であったかいごはんを食べよう。 最近ホルモンが話題だから、今夜はホルモン鍋にしようかな。 タイムリーかつ暖まる、最強メニューか…

読書という病

時折、本に取り憑かれてるんじゃないかと思うことがある。 お風呂上がりに下着を着て、髪を拭きながら、パジャマを着ると汗をかきそうだから少しだけ本を読もう…なんて傍にある一冊を開く。 気がつくと下着姿のまま、濡れ髪で本を一冊読み終えている。変な姿…

Twitterから始まる人間らしい文章への疑問-ファジィな私クリアなあなた

Twitterとは何だろう?と改めて考えていました。 私にとってはブログを通じて知り合った仲間と交流できる、便利なコミュニケーションツールです。でも情報収集も出来るし、ミニブログ的な使い方をしている人もいる。 最近は人気のユーザーさんを色々チェック…