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おのにち

おのにちはいつかみたにっち

君にマウント・ポジションー対人関係でマウントされやすい人への話。

生活

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よくマウントされる。

対人関係、の話である。
 
私は頼りないというか騙しやすそうというか、人から舐められる雰囲気を醸し出しているらしい。
職場ではもう中堅なのに大量書類ホチキス綴じの会スタメンだし、外出すれば道を聞かれる。
新宿駅地下ダンジョンで3往復している私に道を聞かないでください。
出口はどこですか。ここに泊まっていいですか。
 
旅館に泊まり朝方宿の浴衣で海辺を散歩していたら「この辺なにが釣れるんですかね?」と聞かれたこともあった。
何故聞いた。もしかして浴衣が私服だと思われたのだろうか。色々辛い。
 
このマウント体質は無論恋愛関係においても著しい被害を残した。
今日は20代、もてたくてもてたくて彼氏が欲しくて、色々こじらせていた頃のお話である。
 

 

BRIO ロッキングホース 30170

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女子にだって色々ある

割と女に生まれただけで人生ラッキー、みたいな世論があって、だがしかしそれは風評被害です、と強く切々と訴えたい。
女子高生、なんてぴちぴちハタハタしていたら嫌でもモテそうなもんだが学校には厳格なるカースト制度が存在しているのである。
スタイル良く可愛く性格も良く彼氏も絶えない一軍女子と、眼鏡でしめ縄のような三つ編みでドムのような立派な足で(ルーズソックスが非常に良く似合った、装甲的な意味で)腐った話ばかりしているベンチ入りさえ出来ない肥溜め女子。
肥溜め女子も年頃には色気づき少し痩せコンタクトにしてアラレちゃんから脱皮したような気分になったが当時ちびまるこに似ていると話題だったので多分あまり変わらない。
とにかく色気づいたちびまるこは彼氏が欲しかった。
ただ切々と欲しかった。
 
家族以外の異性とは一切の接触を持たない、イスラム教徒のような厳格な日々だったが私にはBLがあった。
何も知らないくせに脳内だけは立派なものである。
BLの知識を胸に私は大人の世界に旅立った。
 

3つのお題男子現る

 
もてたい、とは思いつつ心は甘い女子である。ちょっとお洒落をして盛り場に出ればすぐに釣れる、と考えていた。当初は。
そんな舐めた考えの頃女友達A子に聞かれた。高校の時のクラスメイトのB君が話したいと言っている。電話番号を教えてもいいか?
 
「B君?いいよー。今度みんなで飲もうね、って言っといて!」
軽く答えたものの内心バクバクである。アムウェイだったらどうしよう。
 
一番の問題はB君が誰だか分からない、と言う真実だった。
高校時代は女同士ふじこふじこばっかりしていた私。クラスの男子はほぼ分からない。慌ててアルバムを見た。B君はサンリオのはんぎょどんによく似ていて、私は大変好感を持った。なにしろ拗らせ肥溜め女子。イケメンは敵だ。私などに寄って来るイケメンは詐欺、という物凄い確信があった。
 
そしてはんぎょどんから約束通り電話が来た。
「久しぶりー、元気だった?」
「おう、なんかお前が寂しがってんじゃないかって思ってさー」
why?私はんぎょどんを覚えていなかった。何を言っているのか分からないよ。
「お前学生の時いつも俺の事見てただろ。言ってみ?俺の好きなとこ三つ♡」
 
今は大人になり穏やかなツキノワグマの私(当社比)であるが当時は血気盛んなヒグマであった。
何言ってんだゴラァ!半漁丼にすっぞ!げすにマウントレーニア突っ込んでガタガタ言わすぞ!
…その頃はオボコだったのでそんな事を言う勇気はなく、私は一生懸命3つをひねり出した。
 
「えっとー。被ってそうなとこ、早そうなとこ、小っちゃそうなとこ?」
 
電話はガチャンと切れそれっきりだった。多分図星だったんだと思う。
はんぎょどんとは縁が切れ、取り持ってくれた友人A子に何故揉めたか素直に話したらはんぎょどんB君のあだ名はその日から3高野郎になった。
 

弁当男子現る

そんな傷も癒えたころの合コン時。隣の男子と少し盛り上がった。彼は出っ歯だったが私はすきっ歯で高校時代「スキッパーズ」というすきっ歯女子の会会長だったので非常に親近感を持った。
で、そんな彼が合コンの席で言ったのである。
「こんど遊ぼうよ!」
「いいね、どこに行く?」
すかさず食いついた私。しかし彼の答は思いがけないものだった。
「今度俺んちに弁当持ってきて!」
「俺んちに弁当持ってきて?」
 
合コン時私はだいぶ酔っぱらっていたので隣のモテない系女子と二人で即興で「俺んち弁当持ってこい!」なラップを即興で作って歌ってしまった。
そのくらいインパクトのある一言だった。
無論その後出っ歯との接点は無い。
 
 

紳士な変態現る

最終的に傷ついた私にとどめを刺したのが一人の変態紳士だった。
過去記事でも書いたが、私は若い頃大きなショッピングセンターの花屋に勤めていた。
そんな花屋に現れたトレンチコートの紳士。
 サングラスにマスク、ベージュのトレンチコート。覗く胸毛すね毛。裸足に革靴。
す、ストリーキング…。
ドン引きする私から、彼は赤いバラの花を一本買い、跪いた。
 
「あなたを幸せに出来るのは僕だけです!」
「すいません、結構です。間に合ってます!」
あの時は本当に即返事が出た。
秒殺だった。
今考えたらあんなにドラマチックに口説かれたのは人生で最初で最後。
だが胸毛すね毛。
 
それよりも衝撃だったのは、変態紳士は私の前に洋服店店員(美人)、パン屋店員(かわいい)、花屋(とりあえず若い)と順位をつけて順番にくどいていた、という事実だった。
 
変態が選ぶ3番手。
この事実は私に身の程をわきまえる、という言葉を教えてくれた。
 
そして今まで変な奴ばかりに口説かれる、と思っていたけれどもしかしたら「類は友を呼ぶ」なのかもしれない。
 
このまま私に釣れる男を待っていてはダメだ。変態しか来ない。
私はガツガツ一人の男子を口説き落とし結婚まで流れ着いた。
彼は「動物のお医者さん」のチョビ(女の子だよね…)によく似ている。
 
一つだけ誤算だったのは彼のシベハス遺伝子が強すぎて二人の息子が両方シベハス顔、我が家が「MAN WITH A  MISSION」状態な事。
 

 

WELCOME TO THE NEWWORLD-standard edition-

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 まぁいいや、今が楽しければ。
そして私は乗られるより騎乗…何でもない。
ではまたね。次回はミステリー記事でお会いしましょう!