最近ダンサー、コリオグラファー菅原小春さんの動画を見かけまして。
すっげぇ!かっこいい!とドはまり。深夜まで動画をハシゴしてしまいました…。
私は今頃ハマったのですが、2015年に情熱大陸に出演、三浦大知さんのMVにも出演されている有名人なのですね。
ダンスをまるで知らない、ど素人の私が今更語ることなど…と思ったのですが、そんな『ただの横好き』を書けるのが底辺個人ブログのいいとこなんじゃね?と思ったので身勝手な愛だけをこっそりと綴りたいと思います!
小春さんを一番最初に見たのはダンスストリームというサイトで紹介されていた「URBAN DANCE CAMP」でマライア・キャリーのEmotionsを踊っている動画。
笑顔!お腹!
元気で、清々しくてカッコよくて…!
ヤバい、ホントにカッコいいだけで終わってしまいそう…自分のダンスを語る語彙の少なさに絶望してしまいます。
このアーバンダンスキャンプの動画を漁ってるだけでもホントに楽しくて、やめられない止まらないになってしまいました。
下の動画は資生堂のプロモーションで公開されたダンスなのだけれど、繊細ヤンキーゾンビみたいなダンスが最高なんだよ!例えが最悪だけど最高なんだよ!
小春ちんはちょっと姿勢の悪い昔のヤンキーみたいなポーズ(だから例え)が最高に似合うっすなぁ…。首とか鎖骨、肩甲骨の動かし方がたまらーん。
「さよならひとり」もたまらんのです…ってホントに張りたい動画が多すぎて、キリが無くて。重くなりすぎるのでこの辺でやめときます。
自由に体を動かすことの大切さ
(写真はオフィシャルサイトより。音注意!)
Koharu Sugawara | 菅原小春 Official site
実は三十過ぎて太りやすくなる頃まで、極力運動を避けて通ってきた私。
楽しんでやっていたスポーツは20歳過ぎて始めたスノーボードくらい。
子どもの頃から運動が苦手で、長距離や縄跳びをやると目の前がクラクラしてしまっていました。
中学生の時の血液検査で重度の貧血だと分かり、鉄剤を飲むようになってから問題は解決したのですが。
その頃には運動嫌いが染みついちゃってました…。
子どもって素直で、残酷ですよね。
他の人と違う動き、不格好な人間がいたら「へん!」ってズバッというじゃない?
貧血で青白い顔でフラフラしてる私なんて恰好の獲物ですよ。
へ―ん!が怖くて、体育が怖くなってしまった私。
ダンスなんて大敵でした。
私は動きが不格好だから人前に出ちゃいけない、と思いこんでたんだよね。
子どもの頃の私は人目を恐れ、本の世界に逃げ込んでいました。
おかげで今でも本は近くにあって、書くことも楽しいです。
でも大人になってようやく、表現する方法は書くことだけじゃない、と分かってきました。
自分の気持ちを文章にすることによって、考えがまとまりやすくなる。
私にとって書くことは脳内の言葉を一元化する作業です。
(たまに分岐してしまう事もありますが)
それから、思ったことを声に出すこと。
普通に暮らしていれば普通に話せるだろう、と会話を少し甘く見ていたことに就職してから気が付きました。
その場に合った声の音量、話し方もあるよね。
私は数年声を潜めて話す静かな職場にいた後、スーパーで実演販売のバイトをしたら大きな声が出せなくなっていて困りました。元々販売やってたから、恥ずかしいとかじゃないの。物理的に出ないんです!声も筋力だったのね。
あと最近iPhoneで音声入力しているのだけれど、誤変換が出ないようにもっと活舌や発音を良くしたい、アナウンサーのように話したい!という欲が湧いて来ました。
自分の声って録音して聞くと思ったより高くてびっくりします。
もっと大人の話し方を身に付けたいです。
そして身体の動かし方!
30過ぎて太りやすくなって、ようやく歩いたり動画を見てエアロビ的なものを始めたのですが。
動くと頭がスッキリするし、体調も良くなるし寝付きも良くなるよね。
そんな当たり前で大切なことに今さら気が付きました。
最近、先日書いた『他人に上手く助けが求められる人』について考えていて。
言葉はもちろん大切なのだけれど、言葉の前に演劇的に体が動く人、しまった!失敗した!を分かりやすくオーバーリアクションで出来る人って、伝わりやすいと思いませんか?
表情豊かだったり、行動が分かりやすい人には話しかけやすいし、親しみを感じますよね。もちろんダンスが苦手な私はこういうリアクションも苦手。
小春さんのダンスもいい意味で「分かりやすい」んです。感情がすごく伝わってくる!何より自分の体がこんな風に、思うように動かせたら気持ちいいんだろうなぁと思う。
私も少しづつ自分のために体を自由に動かすことを覚えていきたい、楽しんでいきたいと彼女のダンスを見て感じました。
筋金入りの運動嫌いの私に「すごい!私もやってみたい!」と思わせる小春さんの「心を動かす力」はすごい。
人の心を揺さぶるものは世界に沢山あるよね。音楽、ダンス、スピーチ…。
私は本や文章ばかりに頼りすぎていたので、もっと身体全体で自分を表現していかないと、と思いました。
…と、まぁカッコつけたこと言ってますけど、要するにボケ防止に早口言葉練習して四十肩防止にダンスしようってことだよ!みなまで言わせんな恥ずかしい!
私は友達の「へん!」に負けてしまって、自分自身を固めてしまいました(おかげで肩も腰も大変やねん…)。
小春さんは周りからの『人と違うビーム!』や、『型にはめよう圧力!』に負けなかったから自分の世界を見つけられたのかなぁ。
折れないしなやかさ、逞しさがあるからこそ美しいのかもしれない。
彼女の自由でかっこよく、セクシーなダンスを見ながらそんな風に思いました。
私の肩甲骨と首筋の凝りも、あんな風に踊れたら楽になるんだろうか…?とモニター前で肩を回しながら動画を見る日々…踊れや!
今日はとにかく菅原小春さんが好っきやねん!というお話でした。