年度末です。死んでますか。
順調に土に帰りつつあるおのにちです。イエス土気色。
なんで仕事の〆と学校の年度末は一緒なんですか。
なんで3月4月の繁忙期に春休みはやってくるんですか。
なんで私は4月からPTA役員なんですか。
なんでなんでなんでー♪を繰り返しても物事は前進しないので、口笛はなっぜー、と全力で目を逸しておこうと思います。
教えろやおじいさん!(恐喝ハイジ)
さて、年度末と言えば異動転勤の決定する季節。
私が仕事でお付き合いしている3社の各担当さんも、全員異動と相成りました。
メールだけで用の済む人、メールの後に電話連絡しなきゃ開いてくれない人、メール+電話+期日前に再度確認入れなきゃヤバい人。
三者三様でしたが、せっかく取扱い方を覚えたのにまた1からか、と思うとがっかりです。
そして1番のハードルが名前…。
歳とともに、人の顔と名前が覚えられなくなってきたんだようこんにゃろめっ!
3社+私の力関係を簡単に説明しますと、一応対等ではあるんですね。
規模の大小はあれど、同じものを運営するために協賛しあっている、と言う感じ。
で、3社の意見の取りまとめとか連絡係が私の仕事。中継基地とか、ハブ空港みたいな感じですな。
だから全社が一同に介する機会は滅多にない。ただバラバラに当社に来てもらったり、私が文書や電話をもらったり、連絡する機会は多い。
そうすると… 3社さんは私の名前を覚えれば済むのに、私は3人の名前を覚えなくてはいけない、という不均衡が生まれるわけであります!くぅー。
で、その顔合わせが先月職場であった訳です。
一度に来てくれればいいのに、都合でバラバラの時刻になりまして。
1社目:渡部です。
(渡部さんかー。真面目そうな人だな)
2社目:田辺です。
(あれ?この人さっきの人と同一人物じゃね?そしてまたナベ?)
3社目:渡辺です。
…どうしろと。
ネタ乙!とか思うでしょ?
いやいや、ほんとにいらすとやさんから抜け出たようなよく似た人が三人来ましたから(さすがに名前は少しフェイク入れてます)。
社内もザワザワしてましたから。1日中同じ人と打ち合わせやってる?どんだけ?って。
私がオリジナル顔写真入り座席表を作って必死で新入社員の名前を覚えてるの知ってる(そしてその座席表を横流しさせる痴呆フレンズの)課長はワタナベタナベワタナベと言う名刺を見て腹抱えて笑ってました。
スリーカードだね、ってポーカーじゃねぇよ!
せめて渡部渡邊渡辺なら、メールの時漢字に気をつければいいだけなので助かったのですが。
間に挟まる田辺!お前のせいで事態は混迷化したんだぜ!? (とばっちりのタナベ)。
とはいえ、私も失われゆく記憶と40年付き合ってきた身。
人の顔と名前を覚える基本テクは知っています。
例えばサッカーが好きな山田さんがいたら、山田さんのイメージにサッカーボールを持たせ『サッカーの好きな山田さん』という絵を脳内にインプットする。
そうすることで山田さんの顔を見たときに、山田と言う名前とサッカーボールが浮かぶようになるわけです。
思い返せば3ナベの前任者3名は皆個性的でした。
名前と顔が違うのはもちろん、強烈なエピソードを初顔合わせの飲み会で残していってくれたのです。
一人は「カルピスハイあるんですね!」と大喜びし、最初の乾杯から最後までずっとカルピスハイを飲んでいた(カルピスハイ山本)。
一人は軟骨焼き鳥を食べすぎて洗面所でゲロを吐いて詰まらせ、居酒屋店主に怒られていた(ナンコツゲロ前田)。
一人はぐったりしたナンコツにタオルを貸してやろうと自分のバックから取り出したところ、それに包まれていた肌色のオナ〇ールが畳の上を転がっていった(オ〇ホール佐藤)。
オ〇ホ佐藤(もちろん仮名)の名誉のために言っておくと、佐藤は既婚者で、自宅でのオナ〇使用が禁止されたため出張にこっそりとオ〇ホを連れて行く至って普通の変態紳士なのである(オ〇ホ談)。
肌色の、ものすごく生々しいオ〇ホが畳の上を転がっていった後、佐藤は「しまった…!テンガにしておけばオシャレだったのに…!」と臍を噛んでいたので、賢明なる読者諸君は出張に連れて行くならテンガ、という教訓を忘れないでいて欲しい。
仕事の、付き合い上の飲み会なんてめんどくさいなーとしか思っていなかったのだが、3年前のオ〇ホール転々事件以来、次は何が起きるのか、と少し楽しみになってきた。
これだけのインパクトを貰えれば顔と名前も一発で一致するし。
新担当、3ナベ氏はそれぞれどんな個性を持っているんだろう?
とりあえず早く仲良くなって、顔と名前を一致させなきゃ、と張り切っている。
それでもダメな時はナベさんってお呼びしてもいいですかー、とか頼んじゃおうかな…。もちろん3人全員に。(我ながらヒドイ終わり)