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おのにちはいつかみたにっち

Kindleアンリミテッドで全巻読めるマンガ『テンプリズム』

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Kindleアンリミテッド、スタート時は流行ったけど最近は記事を見ない。
私は休んだり、また加入したりを繰り返しながら実はそこそこ継続している。

ラインナップが定期的に入れ替わるので、読みたい本がなくなったらやめて、しばらくして読みたい本を見かけたら加入、と言う感じ。

月980円だけど、この間借りた「すべての男は消耗品である」全話(村上龍。懐かしい!)は1冊1,250円だから、読まない期間や忙しい時期は1ヵ月休む、を忘れなければ元を取るのは簡単だと思う。

 

すべての男は消耗品である。VOL.1?VOL.13: 1984年8月?2013年9月 連載30周年記念・完全版

すべての男は消耗品である。VOL.1?VOL.13: 1984年8月?2013年9月 連載30周年記念・完全版

 

 

 先週末、Kindleアンリミテッドで全巻イッキ読みしたマンガが曽田正人さんの「テンプリズム」。
この「テンプリズム」、なかなか面白い売り方をしている。
連載開始時に一巻無料をやっていて、冒頭部は多分そこで読んだ。
今のマンガの売り方としてはそれほど珍しくない。
しかしそこからがすごい。

テンプリズム」はマンガのコマが無料で使えるサービス『マンガルー』に登録されていて、自分のサイトを登録すれば無料で貼り放題なのである!(もちろん言及と良識の範囲内で、ですが)

 

mangaloo.jp

 

『マンガルー』は登録したのにあまり利用していなかったサービス。
著作権問題を気にせず漫画のコマが貼れるので、こういうのすごく欲しかった…のだが実は少し問題がある。

実際の漫画から、自分の使いたいコマを自分で切り抜けるので、つい普通に読みふけってしまうのである…。

これはどうなんだろう?ただのマンガが読めるサービスになっちゃってる気がする。
全コマは使えなくていいから、使いやすいコマや決めシーンだけを抜き出してもらう(今もオススメがあるけどもうちょっと増えるといい)と良心も痛まないし、より使いやすいサービスになると思う。

しかしKindleは読み放題だし、コマも使い放題のテンプリズム。
これからの漫画はそうやってブログやTwitterで個人に拡散してもらう売り方にシフトして行くのだろう。

 

www.sodamasahito.jp


なお、『テンプリズム』の作者は「め組の大悟」や「昴」の曽田正人さん。
安定の画力、ストーリーは救世主になるべくして生まれた少年の成長譚。
腹心の部下の裏切り…に見せかけた命がけの献身から始まる王道の物語。

急ぎ足すぎて物足りない部分もあるが(一国の物語を全12巻で描くのはちょっと無謀だ)女の子が生き生きしていて可愛かった。

 

 ヒロイン2人が混沌に満ち溢れているところが私的にはリアルで面白いのだが、これ少年漫画だよね!?男性読者の評価はどうだったのだろう。

ファンタジー(SF?)にしては登場人物が少ないし、世界の物語がなぜか三角関係の恋物語にスケールダウンしてしまうのだが、困難を乗り越える心の強さが実際の強さに反映する、という設定は面白かったと思う。

  

テンプリズム1

テンプリズム1

 

 

という訳で今日はマンガをイッキ読みしたいときにはやっぱりKindle読み放題がいいわ、というお話。

ただ毎月980円かかるからね!時間のない時は一旦解約しよう!
箱もでかいぞAmazon!気をつけろ!?

 

PS/マスヲ氏にヘッダー画像をプレゼントして貰ったのでパソコン版のヘッダーだけ替えてみました。田舎暮らしのほのぼの日記なのに、どうして血に染まっているのか?私には分かりかねます…。