昔からずっと本が好きだ。
しかし最近は読む時間を工面するのが難しくなり、もっぱら『聴いて』ばかりいる。
今の所、Amazonのaudible(オーディブル)の品揃えが良くて気に入っている。
最近人気の雨穴さんの 「変な家」 「変な絵」、ミステリー賞の「箱舟」、 それから人気SF「プロジェクト・ヘイル・メアリー」 に ミステリ「カササギ殺人事件」 まで聴けてしまう。「三体0」 だってある。
なかなか豪華だ。
おかげで子どもの送迎で車を出すのが苦にならなくなった。運転中、ラジオ代わりの物語。なかなか贅沢な時間である。
自分が子どもの頃、「お母さんは無趣味だ」 と思い込んでいた。
自分があの頃の親と同じ年頃になってやっと分かる。
ぜぇんぜん、そんな訳がない!
大人になった今だって週末は絵画や映画を見に行きたいし、本だって読みたい。友達と遊びたい、飲みに行きたい、新スポットだって大好きだ。
でもなぁ、お母さんには責任が伴うんすよ…
掃除洗濯してご飯作って仕事して、たまの休みは試合の応援やら塾の送迎やら。一日がほんと、あっという間 。
それでも昭和の時代の母たちよりは、現代の私のほうが恵まれてるのだと思う。
インターネットは本当に素晴らしい。
スマホ一つで、本が読める、さらに聴ける。
友達とだって簡単にビデオ通話可能だし、勉強だって在宅で出来る。
洗濯物を干しながら、皿を洗いながら。
お母さんは友達と話し、本を聴き、ドラマを見ることが出来る。
なんでも見れる、聴けるおかげで中途半端なコンテンツが山積みになったりするけれども。
そんなわけで、積読の本からは目を逸らしながら、私は今日も新しい物語に手を出していくのである…