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忘却探偵最新作「掟上今日子の遺言書」がサービスシーン満載な件

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 こんにちはみどりの小野です。

今日はドラマも好評放送中(毎週土曜日、21時から)、西尾維新さんの忘却探偵シリーズ最新作、「掟上今日子の遺言書」の感想です。

 

掟上今日子の遺言書

 

白髪のヒロインは忘却の名探偵

 

 まずは御存じない方のために簡単なあらすじから。

第一作「掟上今日子の備忘録」、それから最新作「遺言書」の主人公は普通に生きているだけでなぜか常に犯人扱い、という不遇の星の元に生まれた男、隠館厄介(かくしだてやくすけ)。
(※第二作、三作は助手、依頼人役が変わります!)

そんな彼が冤罪を晴らし最低限の文化的生活?を営むために雇うのが『最速』で『忘却』の名探偵、掟上今日子。

25歳にして総白髪の彼女はどんな事件でも一日で解決する最速の名探偵。
しかし実は彼女は一日で記憶をリセットされてしまう、前向性健忘症の忘却探偵だったのです…というストーリー。

 毎回『初めまして』の探偵と依頼人。
ちょっぴり曖昧な二人の仲が気になるミステリです。

 

ドラマ版では掟上今日子を新垣結衣さん、隠館厄介を岡田将生さんが演じています。
リーガルハイ二期でも共演してましたね。
このコンビ大好き。
岡田将生さんはちょっと変な役が似合うし、何よりガッキーがガッキーでありガッキーゆえに!

 

とにかく現在放送中のドラマはシャワーシーンに太ももとサービスシーン満載なのです。…ふぅ。

 

 

 

更にサービスシーンだらけの遺言書

 

ドラマ化された「掟上今日子の備忘録」は短編ミステリなのですが最新作「掟上今日子の遺言書」は一つの事件の謎を追う物語となっています。

屋上から飛び降り自殺を図った中学生の下敷きになり入院するはめになった隠館厄介。
自殺未遂を図り意識不明に陥っている中学生の少女が残した『遺言』が今回の事件の鍵。

とある漫画に感化されて自殺を図ったように見える少女の遺言書。
12歳の少女は本当に作品の影響だけで飛び降りたのか?

 

どこか作為の感じられる『遺言書』の謎に、我らが忘却探偵掟上今日子が挑みます。

 

 今回は、マンガを読んだ少女が作品の影響を受けて自殺したかもしれない、という事件の物語なので、所々で『フィクションが持つ影響力』『表現の自由』といった問題が挟み込まれています。

 

勧善懲悪の物語を書こうとすれば、必然的に、善だけでなく悪も書くことになるでしょうー善を強力に書こうとすれば、それに匹敵するほどに、悪を強力に描く必要が生じます。その部分に感化される読者が、いないとは限りません

 

作中の今日子さんの台詞。

中高生のファンが多く、影響力の強い作者の覚悟のようなものが感じられました。

良書だって、推薦図書だって、決していい影響だけを読者に与える訳ではない。勧められた本よりオトナが眉をひそめるようなマンガやアニメを好むのが子供。

反社会的な行為に走った人間の書架に反社会的な作品があったとしても。

その作品が本当に持ち主を犯罪に走らせたのか?
それとも反社会的な人間も虜にするほど魅力的な作品だったのか?

叩く前にその事をもう一度考えてほしい。

結局作品から何を受け取るかは読者次第、なんですよね。


と、まぁ色々深読みしてしまいましたが今回の作品はドラマ化直後に出た作品、ということもあってか、今日子さんのサービスシーン満載です。

中学生のセーラー服を無理やり着せられるガッキー。
岡田将生の肩に足を乗せ太ももをさらけ出すガッキー。
内太ももに書かれた文字を岡田将生に拭いてもらうガッキー。

 

いかがですか。

刊行スピードも素晴らしく、12月にはさらに新刊が発売される予定。

今日子さんの謎は明らかになるのか?

とりあえずドラマ「掟上今日子の備忘録」続編を強く強く希望する所存です!

 

掟上今日子の備忘録

掟上今日子の備忘録

 

  

掟上今日子の遺言書

掟上今日子の遺言書