最近仕事が忙しくて息が詰まりがちである。
元々忙しい時と暇な時の落差が激しい仕事だったのだが、最近業績が好調らしく、定期的に忙しい。
やりがいがあるのは良いことだ。成績もいずれはボーナスに反映される(この反映が遅すぎるのも、ウダウダの一因なのだが)。
でも個人的には毎日が8割方忙しい仕事より、週に3日120%、週に2日50%くらいの方がメリハリがあって働きやすかった。
こういうのは結局慣れとか、習慣性の問題だとは思うのだが。
盆と正月と母の日は、48時間働けますか状態になる花屋に10年勤めていた私は、目が回るほど忙しくて、その後は世界が終わったように静まり返る仕事が好きだ。
祭りの後、宴の後の虚しさ、静けさ。
『ビューティフルドリーマー』を思い出す。
ラムはずっと宴の中にいたかったけれど、私は誰もいなくなって、ゴミが転がる祭り明けの朝こそが愛おしい。
サウナで整う、なんて言葉をよく聞くけれど、私は忙しさの後の空虚さ、そしてその後始末に心が整う感覚を覚える。
忙しい仕事が終わった後、自分の職場や机周りを整える、整理整頓してスッキリする。そのスッキリ感が、私の中では精神の整い感と直結しているのである。
目が回る忙しさの後、取っ散らかった職場を整えていくことで気持ちも落ち着いていく。
掃除をしなくても人は死なない、なんてよく聞く。
私はどうも、休日でも一度片付けた後でないと落ち着いてゴロゴロ出来ないタイプらしい。 片付けても片付けても子どものいる暮らし、夕方には散らかるのは分かっているのだけだけれど、それでも。
仕事も同じで、整理整頓やファイリングが毎回きっちりできていなくても紛失が無ければ問題はないのだけれど、それでも定期的にきっちりやった方が心が整う。
掃除をしただけで心が整うなんて、ずいぶん安易な感覚だけれど、でもそうやって自分の手足を動かせばなんとかなる範囲にストレス解消法を確保しておくというのは、心身を守るために必要なことだと思うのである。
接客業務も、書類の整理整頓も、本当は両方とも仕事、いわゆる公なのだけれど、私の感覚では片付けが私の側に置かれていて、たまに私の時間が確保できないと息苦しくなる。
若い頃は仕事の準備をするために30分早く出勤する上司の話を聞いて、信じられないと戦慄していたけれど、最近実践するようになってしまった。
時間のある朝は少し早めに職場に着き、整理整頓してから業務に着くようにしている。
かつては大の社畜嫌いだった私が!
でもそうやって真面目に取り組んだ方がストレスが減るのだから仕方ない。
楽をしたくて真面目に行きつくというのも妙な話だけれど、本当に心身が楽な暮らしというものは修行僧や囚人のように、規則正しい習慣と整った場所で得られるものなのではないか、と思ったりするのである。
とはいえ理想と現実は異なるもので。
今日こそはデスクを片付けてスッキリしようと家の掃除をサボって早く出た私は、 始業開始前から張り切る上司の雑談に捕まってしまい…
結局片付かないまま業務になだれ込み、片付けて来なかった家に帰る羽目に。
ううう息苦しい…帰路居酒屋にでも逃げたいが自動車通勤―!晩ごはんも作らなきゃー!
昨夜は車のトランクに閉じ込められるという息苦しい夢まで見てしまった。
しかしトランクには閉じ込め防止用に、中から開けられるスイッチがついているはず(昔ミステリで読んだ)。
私は私の息苦しさを払うスイッチを求めて、ちまちま机を拭いたりしながらもがいているのです…。
とりあえず明日こそ積みっぱなしの書類を綴じる!勤務時間前に話しかけてくる上司はアッパーカットだ! ブログ書いてる暇あったら掃除しろとか正しいこと言う奴も右フックだかんな! (早速スイッチを発見した模様)
そんな訳でこれ欲しいっす。でも本当に欲しいのは手塚治虫さんのロビタ!
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