クリスマスプレゼントに、夫から「あつまれどうぶつの森」を貰った。
プレゼントといえば聞こえが良いが、実際には下の息子が直前になって欲しいものを変えたため、余り物が回ってきただけである。
で、貰ったは良いものの年末から最近まで忙しく、初めて遊べたのは先週の三連休だった。
そして…初めて降り立った島には、既に立派な博物館が出来ていた。
たぬき商店もオープンしていた。
ある程度大きくなった家があり、既に橋が架かっていた。橋の向こうには新しい住人の家も建っている。
さらに金の、バラがたくさん咲いていたのである…。
さて、『どうぶつの森』と言うゲームを遊んだことのない方々には何を言っているのかまるで伝わらないと思うので、ここで軽く解説を入れておこう。
『どうぶつの森』とは第一作発売から20年の歴史を誇るニンテンドーの人気ゲームである。
ジャンルはコミュニケーション。
たぬきから金を借り、家を建て、漁業や農耕で借金を返済しながら村を豊かに発展させていく…という内容である。
いちおう4人?ほどで遊べるが、一番最初にログインした人間が住人代表として、村(今回は島だけど)の発展に関わるあれやこれやを依頼される、という形になっている。
つまり、私が初めて島に降り立った時には既に家族の誰かがゲームを先に遊んでいて、私は第二村人になってしまった…という訳なのだ。
第二村人になってしまったのは、まぁ良い。
共有のゲームソフト置き場にソフトを置いておき、いつまでも遊ばなかった私が悪いのである。
わが家のゲームはだいたい共有、そして早い者勝ち制である。
問題は遊んでいたユーザーである。
私はてっきり小学生の息子・2だと思っていたのだが、実際は中3の息子・1であった。
今年は受験で、学校の帰りには塾に通っている息子1は、だいたい夕方6時頃に帰宅し、7時に夕食、風呂を済ませて10時頃までリビングのソファでゴロゴロ、音楽を聴いたりスイッチでスマブラをしたり、スマホをいじっている。そして家族が2階の寝室に上がった夜10時~12時頃まで、受験勉強をしています…というテイになっていた(息子1も2も、それぞれ6畳の自室に勉強机があるのだがリビングの隣の和室にある大きなコタツがお気に入りでそこでしか勉強しない。遊ぶときもリビングのソファ。自室とは…)
本人に確認すると、夜の勉強の合間に遊んでいた、と認めた。
非どうぶつの森ユーザーの夫も、気分転換は必要じゃん、と軽く言う。
しかし、第一弾からのどう森ユーザーである私は震えてしまう。
他の家族も、ほぼ毎日スイッチで遊ぶ(私もリングフィットをやっている)ので、本体の時計は多分いじっていないと思われる。
クリスマスから、2週間強。
本体時計の操作なしで、島を8割方開発し終えて、金のバラを咲かせるって相当やりこんで
…まぁ、本人の受験だから!
…まぁ、本人の受験だから!
己の心に言い聞かせるため、二度言ってみた。
隣の市のちょい難関校を目指したのは本人の意思。
親としては近所の学校か、滑り止めの他校でも良いかとは思っている。
けどさぁ、本人が頑張りたいって言ったから地元塾申し込んで、更に大きな市の塾の集中講座とか雪の中車で片道一時間かけて送迎して、講義代もそこそこなお金が掛かって…
子どもなんてもんはとてつもなくお金がかかるライフワークで、しかも見返りを望むような筋合いじゃないからしゃーない、と黙って金のバラに水をやった。
にしてもさぁ…金のバラだぜ、金のバラ!(ぜんぜん割り切れていない模様・サクラちゃんとサケ)
今週のお題「大人になったなと感じるとき」