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おのにち

おのにちはいつかみたにっち

検索狂時代とggrksの呪い、高額療養費の話

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先日父が入院した。
去年退職し、国民健康保険に加入したばかり。

本当は入院前に限度額認定証というものを取得しておけば医療費の支払いが限度額で抑えられたらしいのだが、急な入院で間に合わなかった。

病院の会計で、領収書を役所の窓口に出せば限度額を超えた分が戻ってきますよ、と言われ、書類を書くのが苦手な父に代わり私が手続きに行ってきた。

国保には高額療養費、という制度があり1ヶ月の医療費が自己負担額を超えるとオーバーした分が戻ってくるらしい。

ただ医療費の自己負担額は前年度の所得で決まるらしく、去年まで仕事をしていた父の場合予想より基準が高かった。

そういう訳で、今回は残念ながら該当しなかったのだけれど大変いい勉強になった。
対応してくれた窓口の職員さんのおかげである。

入院の領収書だけでは足りないけれど、同居の国保家族がいる場合その人の領収書も足し合わせできる(ただし70歳未満の場合同じ医療機関で21,000円以上)とか、4回医療費が限度額を超えたら多数該当と言う制度が適用されて限度額が下がるんだよ、なんて色んなことを教えてもらった。

この高額療養費と言う制度、所得によって限度額が違うので自分の額を勘違いしていたり、多数該当と言う制度を知らなかったりして該当しているのに申請に来ない人がまだまだ多いらしい。もったいないですよね…と職員さんは言っていた。

家に帰って、高額療養費制度って面白い、請求していない人も多いのなら役に立つ記事になるんじゃないか?とブログに書くことにした。

ところが。
この制度、実際に書いてみるとなかなか難しい。

所得に報じて違う限度額(非課税は月35,400円、210万円以上600万以下の世帯だと80,100円など、5段階に分かれている)、請求できる期間は診療日から2年間、同じ世帯で同じ月、1つの医療機関で2万1000円以上支払ったら合算できる、病院から処方箋を出してもらって薬を購入した場合、病院と薬局の支払額を足し合わせても良い…などなどなど。

最初真面目に書いていて、そのうちあ゛ー!と発狂した。
付け焼き刃の私じゃ、無理無理無理!
書けば書くほど、分からないことがどんどん湧いてくる。

多数該当の4回というのは、いつからいつまでの話?一年間なら基準は4月?同じ病院に入院と通院したら足し合わせできるの?

でもちゃんと調べて丁寧に書けば、わかりやすい記事にまとまるはず。
私レベルじゃ2日はかかかりそうだけど。
それでもがんばって書けばきっと検索は応えてくれる…。

そこまで考えて?と頭をひねった。

あれ?私は検索に引っかかるためだけに、ブログを書いてるんだっけ?

 

検索という神様

 

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PVという数字を増やしてくれるのは検索流入という神様である。
私の小さなブログも、読み手の半分以上は検索からの訪問者。
細やかに、丁寧に書けば拾ってくれる神様仏様。

私自身、分からないことがあるとちょこちょこ検索しています。
断片的なワードでも答えが見つかる、一億総検索時代凄い。

 

ただ、今日高額療養費について書こうと思った時はちょっと引っかかったのです。

私、本当に理解出来てるかな?
腑に落ちてない、付け焼き刃の情報をネットで調べたことで嵩増しして、それ本当に人に役立つ記事になるかな?

それから、窓口の人の言葉が浮かんできたんです。

「高額療養費って職員でも難しいんですよ。もしかしたら該当したかも、と思った時は気兼ねなく窓口に来て下さいね。いつでも確認しますから」

その言葉を思い出したら、私が本当に書きたかったことが浮かんで来ました。

 

なんかよーわからんけど、高額療養費っちゅう制度があるらしいで。
損しないように病院代高かったら行ってきんしゃい。
役場のお姉さんが教えてくれるけんね。保険証と印鑑通帳は忘れたらいかんで。

 

私はこんな、茶飲み話が書きたかっただけなんです。
領収書と保険証、通帳印鑑あればなんとかなるから。
とりあえず行ってみっせ、と。

もちろんこれじゃ検索には引っかからないんだけど。
でも付け焼き刃じゃどうせ1ページ目なんて狙えないし、なんでも全部書くんじゃなくて、人に頼ることを書く、と言うのもそれはそれで意味のあることなのかなぁ、と。

 

ggrksの呪い 

 

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検索って本当に便利。

電車の時間が知りたい時、美味しいランチが食べたい時。
もうスマホなしでは出掛けられない。

新しいことを始める前にはなんでも検索してしまいます。
どんなことを聞いても、大体の答えは返ってくる検索凄い。

 

でも今日、役場の窓口で高額療養費担当の方の話を聞いて思ったのです。

「プロでも難しいんですよ。一般の方が分からないのは当たり前。疑問に思ったらなんでも聞いて下さいね」

 

ggrks、ググレカスというネット用語があって。
それはちょっと検索すれば分かるようなことを聞いてくる人に答える時のスラングで、グーグルで検索しろよ、カス、ってこと。

今や検索は常識になって、みんな情報通になって、ググレカスなんて言われる人は絶滅危惧種です。

小学生の息子たちだって、ゲームの攻略情報や動画に出てくるネットスラングの意味を自分たちで検索して調べています。


ただ自分も含めて思うんですけど、検索が普及したせいで、自分で調べないといけない呪い、が掛かってるような気がしませんか?
いつも自分で自分にググレカス、とつぶやいてるような。

高額療養費の時に思ったのだけれど、分からないからお任せする、というのも一つの手段ではないのかな、と。

なんにでもニワカ専門家になろうとしない。
本当の専門家にお任せする、というのもアリじゃない?って。

 

それから検索だけじゃない、リアルな人の声も大切だよね、ってヨッピーさんのスマホを持たない旅記事を読んで思いました。

 

haken.inte.co.jp


検索0の生活はいまや考えられないんだけど、せめて旅に出た時くらいは検索力よりオバ力(誰にでも話しかけられる中年女性の鋼のメンタル)をフル稼働させて観光名所や美味しいお店を地元の人に聞きまくってみる、というのも楽しいかなぁ、と思っています。

食べログも、Amazonレビューもステマが多すぎてだんだん役に立たなくなってきた気がしません?
検索がいつか当てにならなくなったら、どうしたらいいんでしょう?

結局、身の回りの人のリアルな声が一番大事なのかも。
そしてそんな時こそ、検索に引っかからない中小ブログに出来ることがあるのでは、と。

この人がオススメするレストランはいつも美味しい、とかこの人の読んでる本はいつも面白そう、とか。

書いている人と気が合えば、個人ブログは最高の情報源になるかも知れないよね。

私にも、あなたに伝えられる何かはあるのでしょうか?
今はまだ分からないけど、(金欲しい…)と思いながらも誠実に書いていきたいです。

過去記事修正するけど。たまにはキーワードも気にするけど。ランキングだって書くし。タイトルに数字だって入れちゃうんだからね?

それでも検索に負けない「ナニカ」を探して日々模索中です。

ではでは、今日はそんな感じで。