おのにち

おのにちはいつかみたにっち

赤い服も素敵

私の職場の50代女性たちが、いつもオシャレでとっても素敵なのである。
背筋がぴんと伸びていて、シャキシャキ早足で歩く。

パンツにシャツという、動きやすいベーシックなファッションだけど羽織っているカーディガンがみんな素敵。
カナリヤイエロー、エメラルドグリーン、コーラルピンク!
ダークトーンが多い職場なので、いっきに華やかになる。


きれいな色の服は見ていて楽しい、明るい気分になる。
みんなで同じ形のカーディガンを着ていたから聞いてみたら、1人がキレイ色を着ていたのをみてステキ素敵、私もワタシも…と気がついたら週明けにはみんな違う色のカーディガンで決めていたらしい。


戦隊モノみたいよね、と照れ臭そうに笑っていたけど、本当に素敵なビューティーレンジャーだった。

仕事だから…とつい無難色、ベーシックな色ばかり選んでしまっていた私、かなり反省。
綺麗色は若作りになりすぎない?と思っていたけれど実際に着ている人を見ると綺麗だし可愛いし、こちらの気分まで華やかになってくる。


いいよねいいよね…と物欲を刺激された私、違う買い物のついでに思い切ってキレイ色カーデを買ってみた。
失敗してもいいように、かなりのプチプラアイテムで(1790円)。

 

zozo.jp


私はパーソナルカラー診断だとオータムで、差し色によくダークレッドやカラシ色を着ている。ピンクは少し勇気が出なかったけれど、朱色がかったトマトレッドならいけるかも…と買ったのだけれど。

届いて最初に思ったこと。
すっげぇ赤い。


私の顔が出川哲朗になりました。
ヤバイヨヤバイヨ、アカイヨアカイヨー!


ところが着る前は出川哲だったのに、実際に袖を通してみると結構いい。
カーデだから、間に白シャツとかを挟むと強い印象も少しは薄まる。

 

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実際のコーデはこんな感じ。
今回は白Tとカーキガウチョでラフに。一回洗ったけど(ドライモード、ネット使用)型崩れはしなかったです。値段相応の薄さだけど形はキレイなので、夏にはいいと思います!


このカーデを着た日は、トイレに行って鏡を見るたび気分がよかった。
服の色が明るいと気分も上がるのね。


着こなしを考えると、悩まなくていいベーシック最強!になるのだけれど、週に1回くらいはキレイな色で気持ちを上げるのもいいかもいいかも。


40代50代、くすんでくる私たちは『幸せそうに見える色』を足すといいんじゃないか、と思ったり。


50代からのカラフルカーディガン、みんないいな!と思ったらしく、5月はそれぞれ自分らしいキレイ色のカーディガンが大ブームです。


ちょうどクールビズの季節なので、男性でもいける。
若手男子がロイヤルブルーのカーディガンに白シャツを合わせたコーデ、王子様…!と大評判でした。


そんなわけで、おのにちの初夏の職場はまるでベネトンのCMのよう。

とってもカラフル!なのであります。

 

 

2017年に読む『すべての男は消耗品である』

前にも書いたけれど、kindleアンリミテッドサービスを利用している。
最近借りたのが「すべての男は消耗品である」完全版。
1984年8月~2013年9月の30年間分のエッセイ全349編が収録されている。
とにかく厚い。目次を読むだけでも大変なボリュームである。
毎晩寝る前に少しずつ、懐かしい気分で読んでいる。

 

すべての男は消耗品である。VOL.1?VOL.13: 1984年8月?2013年9月 連載30周年記念・完全版

すべての男は消耗品である。VOL.1?VOL.13: 1984年8月?2013年9月 連載30周年記念・完全版

 

 


連載当時は鼻につく部分もあったのだが(今も多少)、そんな部分も時代の空気、と楽しんで読める。

時折古くなった時事ネタもあるのだが、基本は男女に関する話ばかり。
バブリーな匂いは否めませんが、普遍的な事は色あせないのだなぁ、と思った。

 

そういえば最近読んだオモコロのセクシー島田さんのブログも昔の話なのに面白かった。「メシを残すことで有名な西田」という奇妙なタイトル。

エビグラタン | メシを残すことで有名な西田

職場の後輩がいつも昼食を残す、その残飯写真に短い文章を添える。
ただそれだけの話がひたすら記録されていて、何故か面白い。

いつも2人は連れ立ってご飯に行って、たわいない話をして盛り上がって、テーブルには後輩が残したご飯がたたずんでいるんだろう。
そんな日々の当たり前の愛情が感じられるような気がして、いいなぁ、と次々に日記をめくってしまった。

…本当に毎日残しているので、先輩の店のセレクトが悪いのでは、と少し思ってしまったが(笑)


ご飯を残す、って許せない人にとっては神をも殺す大罪なんだと思う。
お米には神様がいて、アフリカには飢えた子どもがいる。
わかってます、ホントに大罪です、後ろめたいです。

でもでも最近、少食にみせたい、とかそういうことじゃなくてホントに物理的に入らなくなってきた。吐くから。何なら吐くから。

最近のお店、デカ盛り多すぎじゃないですか?
ご飯少なめとかお願いはするけれど、それでも時々どうしてもギブアップ、の時がある。

家族と一緒の時は食べる前に多そうなおかずを分けておく、などの裏技が使えるのだが職場の人と一緒の時はさすがに「食べてくれませんか?」とは言い難い。
ブログで西田くんが微妙に残したご飯を見ていると「そういう日もあるよね、うんうん」と自分の後ろめたさが少しだけ払拭されるような気がする。

 

…ちょっと話が飛ぶのだが、昔蓮舫そっくり(美人だけど言葉が強い)な他社の人と昼食を一緒にする機会があった。
テーブルに前の客の残したごはんが置かれているのを見たその人は「私食事残す人嫌いなんですよねー!」と言い放つ。

ピンチ!を感じ取った私は1番量の少なそうなラーメンを注文。
数分後、彼女の頼んだ唐揚げ定食が届いて驚愕。
唐揚げもご飯も、飯盛山のようなボリューム。
周囲を見て納得。若い男性ばかり。
土地勘のない私たち、お店選びを間違ってしまったのだ。

どうするレンホー…としばらく様子を伺っていたが、そのうち手が止まり唐揚げを親の敵のように睨み始めたレンホー。

「ここ、量が多すぎだよね…?」と助け船を出したらホッとした顔で「そうですよね!量が多すぎるんですよね!」と笑顔を見せてかわいかった。

がっつり残してたけど。

 

さてさて話がズレた。軌道修正する。

男女の話もごはんを残す話も、時が経っても変わらない普遍的な話だ。
検索には引っかからないかも知れないけど、いつ読んでも変わらずに気持ちが届くような話がネットに落ちてるっていいなぁ、私の話も書いたことを忘れた頃に誰かが読んでくれるといいなぁ、そんなことを思いました。

 

…自分がかつて書いた、賞味期限切れの時事ネタと内輪ネタに溢れ、大文字小文字が点在する読み難い記事をゲンナリと薄目で眺めながら、ですが。

過去記事修正しなくちゃなぁ…。

ダイエットは続くよいつまでも

チルドさんのダイエットをやめるぜ!みたいな記事を読んだ。
わかーるわかるよきみのきもち…。

 

cild.hatenablog.com

 

ダイエット中にも関わらずカツライスを食べてしまった私にはとても刺さる記事でした。ダイエットって終わらないのよね。

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痩せた!と思っても、元の生活に戻れば元通り。
リバウンドしないためには、体重の変動のない健康的な生活をずっと続けていかなくちゃいけない。

自分をきちんと律することのできる、己にも他人にも厳しい人たちがコメント欄に集い、生活習慣ガー、なんて意識高いコメントを挙げられてましたが。

 

ふーんだ!うっせえ!早く老化して代謝落ちやがれ!(身勝手な呪い)

私だって車は遠くに止めて歩くとか、階段を使うとか、炭水化物を控えるとか、いろいろ改善はしてるつもりです。
でも、この生活なら現状維持できるな、ってペースを一度掴むじゃない?
そのペース、永遠じゃないんだわ!
35歳、40歳、45歳と、節目になるといろいろやばいから!

この生活で絶対オッケー!なんて存在しなくて、数年おきにアップデートしていかなくちゃいけないんだよ人体も。

世の中には本気でダイエットいらずの人も存在するんだとは思いますが。
50代で小学生の娘の服が着れる、という人にスタイル維持の秘訣を聞いたら特には何も、と。

でも好きな食べ物はにんじんスティック!
にんじんスティックなんかバーでしか食べたことねぇぞ!?

アイラブ角煮♡をアイラブにんじん♡に書き換えできれば、ダイエットは不要になる…と言う事なんだと思いますが。

そんな便利な意識改革ある?うさぎにアップデート!?


現在も、冬期間の運動不足でついてしまった脂肪と戦っている私。

朝はチアシード入れたプロテイン飲んで筋トレ。
昼はゆで卵、鶏胸、ブロッコリーのお弁当。時間がある日はお昼休みに15分ほど歩く。

晩御飯は8時までに済ませるように。
今日は糖質オフビールにスペアリブのオーブン焼き、もやし炒め、きゅうり漬けに納豆。お風呂の前にフラフープ20分ほど。

ダイエットと言いつつ夜はがっつり食べちゃうし、土日は出先でお昼食べちゃったり、週末はダラダラ飲みもしてます。
本当は夜こそ控えるべきべきべき。

分かってる!でも晩酌をしながら晩御飯を食べるのが私の楽しみなんですもの!
ビールは糖質オフの350ML1本だけにして、物足りない時は炭酸水飲んだり、ご飯は抜いて、おかずはがっつり食べるけど8時には食事を終え、テレビ見ながらダラダラ食べてた柿ピーはやめたり。

できる範囲で、のダイエットをやってます。
我慢しすぎて脳内が食べ物だけになっちゃうのも怖いし。
食べ物の夢を見ない程度に、と言うのが私のポリシーです。
自分に甘いかな…ううむ。


もう、いいお年頃。
痩せすぎてもシワが目立つので、華奢ボディーはさすがに夢みません。
でもいつまでも、フットワークの軽い快適なカラダでいたい。

私だって楽に生きたい、楽して生きたいです。
でも楽に生きる、には身体状況が快適である、と言う条件も含まれているわけで。
つまり楽して生きるにも「楽なカラダ」が必要なわけなんですよね。

階段が辛かったり、健康診断で引っかかるような体はあんまり楽じゃないから痩せなくちゃ。でもビール&揚げ物と言う快楽も時には追求したい。

そこらへんの程良い折り合いを模索しながら(たまに太った!とヨガファイヤーでトリ胸を貪りつつ)私にとって楽なダイエット生活を見つけたいものです。

そのためにはやっぱり…運動瞑想野菜なんですかね…。

 

断片の恋人

ブログ、と言う不思議な名前の人が書いた文章を読んだ。
増田みたいに個人的な文章が綴られた、小さな日記。

最初は映画の助監督、と言う変わった職業に惹きつけられて。
そのうち忙しい仕事の支えが恋人とか、すっぽかされたデートの話とか、かつての自分にも重なるような話が出てきて、ほろ苦い気分になった。

続きが読みたいです、と小さなメッセージを送ったけれど、私が惹きつけられたのは恋人たちの行く末ではなく切り取られた断片で。

だからこの話の続きを読むより、いつかこの人の撮った映画が見たいな、と思った。
映画館のスクリーンで、リビングのテレビで。

この人の感じた切なさや苦しさ、恋した人の横顔が、映画に解かされているといいな。そんなふうに思う。

たぶん私は気がつかないけれど、それでもいつか。

ブログ — 恋愛と映画

 

誰かの心が揺れ動いた話を読むと、私の心も揺り動かされる。
私には、書いた人の目に映る本当の情景はわからない。

でも遠い昔、忙しい日々の中で、好きな人とのデートを支えに頑張っていたあの頃を思い出した。すれ違ったり、ケンカしたことも。

涙の匂い、振り払った手の温度。
それはすべて、今隣にいる人との物語なのに、まだ悲しみの欠片は残っている。
物語はめでたしめでたしで終わるけれど、私たちの現実はずっと断片のままなのかもしれない。

そうやって、自分と重ねあわせることのできる物語が私は好きだ。
泣いた日笑った日、あの日のもどかしさがよみがえってくる。

辛い経験もいつかはあなたの糧になる、なんてどっかのメーカーみたいな事は言わない。辛い目にも、悲しい目にも、できるならば会いたくない。
それでも、思いがけない場所で人はつまずいてしまうものだから。

 

だからこそ、覚えておきたいと思うのだ。
夜の匂いを、世界の底の色を。

 

Kindleアンリミテッドで全巻読めるマンガ『テンプリズム』

Kindleアンリミテッド、スタート時は流行ったけど最近は記事を見ない。
私は休んだり、また加入したりを繰り返しながら実はそこそこ継続している。

ラインナップが定期的に入れ替わるので、読みたい本がなくなったらやめて、しばらくして読みたい本を見かけたら加入、と言う感じ。

月980円だけど、この間借りた「すべての男は消耗品である」全話(村上龍。懐かしい!)は1冊1,250円だから、読まない期間や忙しい時期は1ヵ月休む、を忘れなければ元を取るのは簡単だと思う。

 

すべての男は消耗品である。VOL.1?VOL.13: 1984年8月?2013年9月 連載30周年記念・完全版

すべての男は消耗品である。VOL.1?VOL.13: 1984年8月?2013年9月 連載30周年記念・完全版

 

 

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清野とおる『ゴハンスキー』を読んで憧れる北区赤羽

赤羽行きたい。

憧れのきっかけは清野とおるさんの「ゴハンスキー」である。

 

ゴハンスキー 1

 

絵は綺麗じゃないし(というか時折怖い)食べ物もあまり美味しそうじゃない(なぜか隅に座ると気分が悪くなるお好み焼き屋の話もある。もはやグルメですらない)。
100円ローソンで売ってるホタルイカをライターで炙って食べるの最高!みたいなチープな話が載っている。

でもそれがいい、そういうのが大好き。

現代はインスタやTwitterに、美味しそうな食べ物の写真が溢れている。
ボリューミーだったり、カラフルだったり。

でもな、でもさ。
写真映えとおいしいは、実はちょっと違うんじゃないかなぁと小声で思ったり…

大盛ローストビーフどーん!とか、デカ盛りラーメンとか。
いや、そういうのも好きなのよ?食べたいのよ?

でもでも、最近食が細くなってドカ―ン!と食べると胃もたれして晩御飯が食べられないんだよう!(食が細くなったのに太るのはどういうわけなのまったくもう)

一点豪華主義でいいじゃん、と思われるかもしれませんが、私は意地汚いから外食するならいろんなもの、いろんな味をちょっとずつ食べたいんです。

家では予算もあるし食材を無駄にしたくないから、肉と魚、豊富な食材!って訳にはいかないし。キャベツ1個買うと、毎食何かしらキャベツ入ってますよね?
家のゴハンってそんな感じじゃない?


その点、この漫画に出てくる立ち飲み日高屋とかもう最強な!
チクワ揚げとビールと玉子焼き、もう一杯飲んでも千円で間に合うコスパ。
ご注文はタッチペンで、店員のタイミングを見計らわなくてもいい心の余裕が。
時には隣の人が注文用のタッチペンを貸してくれたりする、素敵な交流。良い…。

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閉じた世界を切り拓く?気持ちの簡単リセット方法

最近子どもたちがスポーツに勉強に、いろいろ頑張っている。
子どもが頑張っているのだから、親も頑張らなくてはいけない。

週末は大会の応援、練習の送り迎え。
平日は地区委員会、別の夜は学童の委員会。そのまた別の夜はPTA委員会。
子どもの応援は楽しいからいいのだが、子ども関係の委員会は重なりすぎて少し辛い。

しかもなぜか、役職は全部会計である。
なぜみんな会計なのか。私は会計ヅラなのか。いろいろ悩ましい。

 

こんなふうに忙しい日々を送っていると、精神面がヤバい感じになってくる。
まず、外部や他者に興味が持てなくなる。

髪切った?とかそのジャケット素敵だね、とか今まで当たり前に気がついていたことを見逃してしまう。
花が咲いたり、風が心地良いことにも気がつけない。
街で顔見知りを見かけても、回れ右してしまう。

挨拶したり、話しかけたりするエネルギーが足りないのである。
周囲の変化に気がつけないのも、同じくエネルギー不足が原因だと思う。

「自分」が大変すぎて、視野が自分と家族、と言う極めて狭い範囲だけになってしまう。私はこんな心境を「心の被膜が厚くなる」状態、略して『被膜モード』と呼んでいる。

 

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