お久しぶりです!
ブログは週に2~3回更新を目標にしていたのですがついに先週サボってしまいました…
何をしていたのか、というとなろう小説にハマり、ついには書き出してしまったという… まさに下の増田通りの生き様ですね!人生がテンプレ!!
なお、私が読んだなろう小説はこちら。
元々孤独のグルメとか型のあるドラマ、小説が好きだった私。
先の展開の読めない緊迫の物語も大好きだけど、ハッピーエンドやだいたいの展開が予測できる予定調和の物語も寝る前には最高、くつろげる!
そうやってある程度読破したところで、もしかしたら私にも書けるんじゃ?的欲求が湧いてきました。
そんな訳で今日は素人ブロガーがなろう小説にまで手を出して毎日がてんやわんやだよ!というたんなる報告です。かるーい気持ちでお読みください…
なろう小説アカウントを作ろう
さて、まずはアカウントを作ります。
といってもメールアドレスを準備するだけの簡単手続きです。
料金はもちろん無料。
私は10年ほど前にアカウントを作り、物語の冒頭だけで挫折した経験があるので当時のIDを使用しました。
消せなくなって泣かないためにも、ログイン情報はちゃんと記録に残しておくことが大切ですね。 ほったらかしの未完小説、公開してなくて幸いでした…
プロットを作る
次は大まかなあらすじを作りましょう。
結末をかっちりと決めずに書き出す作家さんもいるそうですが、素人の私がいきなり書き出すとだいたい挫折ルートです。
なろう小説はもともとテンプレートが定まっているので楽です。
私が書きたかったのは異世界召喚系恋愛モノ(女性向け、中学生から)。
異世界モノには転生(前世の記憶を持って生まれ変わる)と召喚(現実世界の意識、肉体を持ったまま異世界に)があるのですが、私は短くまとめられそうな召喚を選択しました。
転生は出生時から物語が始まるので、どうしても長くなってしまうんですよね。
書くのは大変ですが、長く付き合う分読む側にとっては主人公への親しみが湧きやすいのでは、と思います。私も成長モノのファンタジー大好物です。
異世界召喚恋愛モノの物語の基本テンプレートは 呼ばれる→使命を与えられる→紆余曲折があって→めでたしめでたし でしょうか。
使命、紆余曲折、めでたしめでたしの流れは桃太郎や舌切り雀などとも共通する、物語のお約束です。
指輪物語など、かつてのファンタジーは「旅に出て、家に帰るまで」のお話でしたが、なろう系は基本行ったきりで帰ってきません。この辺の物語の変容と子どもの意識の変化を研究したら、論文が一本書けそうです。
話を戻します。
さきほど書いたように物語の一番大きな骨組みは4章構成ですが、これでは余りにも大雑把すぎます。 もうちょっと細分化して、章の中の見出しを簡単に作っていきましょう。 以下は私が実際に作ったメモの内容です。
一章
1 出会い、大切な人の話を入れる
2 移動、世界設定の説明
二章
3 城内、友人、弟との確執、コンプレックス、身長
4 王宮、弟、先生、それぞれの行き先
5 城内、確執の解消、弟の結婚式3か月後、心配
三章
6 領地、しばらく仲間とは会えない
7 領地、家族編、好みの理由
8 領地、デート編
9 領地、家領からの献上昇格話
10 王宮、 弟結婚式 逆プロポーズ、コンプレックスの解消、弟、彼女帰還
11 王宮 安堵する主人公 しかし目的は振り出しに戻る
12 城内 話し合い 責任感 犬がバレる 嬉ションエピ
13 王宮 会議 王の発表 次期王ではなく現王
四章
14 ベタベタエンド
…何が何だか分かりませんが、自分だけが把握していればいいのでメモ書きはこんな感じです。 この他に登場人物の名前や容姿をいれた別紙も作っておくと、確認に便利です。
番号毎に三千~五千字ほどのボリュームになる予定で、間に別視点からのエピソードもいくつか挟みたいと思っています。トータルで五万字ほどでしょうか?
一話がどのくらいのボリュームか、どのくらい時間が掛かるかを把握しておくと完成までの日数が分かります。 ゆっくり、丁寧に…でもいいのですが飽きるので危険です。
私は一日五千字、十日間での完成を目標にしました。
個人差はあると思いますが、一人で長編小説を書くのは「飽き」との戦いです。
私のパソコンには前段で放置された物語がいくつも眠っています。
セルフ〆切を設定する、書きかけでも公表する、Twitterで宣伝する、こうやってブログを書く… なんでもいいです、書かねばならぬ!という状況に自分を追い込みましょう。
順番にこだわらずに書く
さて、プロットが出来たら実際に書いていきます。
大切なのはいきなり第一話から、完璧に完成させていこうとは思わないこと。
なろう小説サイトにも小説が書けるフォーマットはありますが、私はワードのようなもの(無料のやつ)にずらずらと続けて書いて、出来上がった部分だけ抜粋、貼り付けしてアップしています。
だから実際にアップした原稿の後も、推敲されていない続きが一万字ほど出来上がっている状態です。
その他にサイドストーリーや別人物目線のモノローグなど、短い部分は話の展開に拘らず、先に書きあげてあります。その他思いついた台詞やクライマックスシーンのト書きなんかもつらつらと。
簡単でいいので完成版の少し先や全体を書きあげておくと、この先の展開のためにここら辺に伏線が必要だな…と分かってくるんですね。
物語の順序通りに、全部完璧に仕上げようと思うと時間が掛かる上に、訂正が必要になってしまう。
後は好きな場面から書いていくと自然と文字数が埋まる、という利点もあります。
五万字の小説、なんて長くて諦めてしまいがちですが全体の半分、三分の二…と書きやすい部分から埋めていくとこんなに書いたんだ!もったいないから完成させよう、となるはず。
最初は荒くても、順番がめちゃめちゃでもいい。
もったいない…と思える部分まで書き上げてしまいましょう。
「つまらない」に負けない
プロットをきちんと作って、全体の構成もほぼ出来上がっていて…
それでも十代、二十代の頃の私は最後まで書き上げることが出来ず、挫折の連続でした。
長編小説の一番の敵は「つまらないのでは?」と迷う自分の気持ちです。
書いている自分はこの後の展開も、オチももちろん全部知っていますから、書くこと自体は楽しくても純粋にストーリーは楽しめない。
だから書いているうちに「あまりにもありがちなのでは?」「誰も楽しんでくれないのでは?」と心折れがちなのですね。
そんな訳でプロローグだけで終わった在庫を一杯抱えている私なのですが、今回自分が挫折した過去の小説の下書きを読み返して愕然としました。
ラストも、この後の展開もすべて忘れてから読み直したら、それなりに面白いじゃん!続きが読みたくなるじゃん!
何もかもを知っている私がつまらないかも…?と悩むのは当たり前。
完結させることは意義があること。
そう思って書き続けることが大切なのだ、と今は思います。
すごく人気があって面白い作家さんでも、遡ってデビュー作を読んでみると拙かったり、粗削りな部分も多い。
それでも書き続けたからこそ、実力が付いたのですよね。
私自身、十代の頃には達成できなかった一日五千字が可能になったのはずっと続けてきたブログ、それから五千字の小説を書く感覚を学べたzeromoon0さんの「短編小説の集い」(休止中、今後はTwitterで活動されるとのこと)のおかげだと思っております。
長い物語はまだまだこれからですが、「長編小説の書き方」なんて記事を書いてしまいましたから、これをプレッシャーに完結させるしかない!
文章と健康
執筆に充てられる時間が朝30分、昼30分、夜2時間くらいなのでなかなか進まないのが現在の悩みの種です。
晩ごはん作って宿題を見て、子ども達が寝てから…なんて思っていると22時頃からしか時間が取れない。 2時間ほど書いて、筆が乗ると1時頃まで続けてしまって朝は5時起床なので睡眠時間が犠牲に…!
しかも肩がバッキバキに凝るので文章を書くって健康を害する趣味ですよね。それでも時間を忘れて3時間もキーボードを叩けるのですから、楽しい事には違いない。
はてなブログには才能豊かな人が多いので、楽しいだけじゃダメなんじゃないか、とついついプレッシャーを感じてしまいますが。
諦めたらそれで試合終了ですからね。
私がいつかラノベを書きたい!と夢見たのは中学生の時です。
人生の役には立たない、と言われがちなラノベですが、転校生で孤独だった私を救ってくれたのは「大好きなシリーズが完結するまで生きたい」という小さな願いでした。
あの頃も小説は書いていたけれど、思い通りに行かなくて、完結なんて夢のまた夢で。
いつか大人になったら、私も中学生のために明るく楽しい物語を書いて、恩返しがしたいと願っていたのでした。
今、いい大人になって。
こうやって時間を費やして、健康を害しながら書くよりも現実を大切にした方がいいんじゃないかなんて迷ったりもするのですが…
でももしかしたらモニターの向こうにあの頃の私がいるかも知れないから、もう少し頑張ってみますね。
そんな訳で今日はおのにち今週もブログ休むってよ!というお知らせでした。
なんとか今週中に書き上げて来週はブログ書く!
なろう小説ももうちょっと続けたいから、このブログの読者さんで書いてる方がいらっしゃったらどうかよろしくお願いします!励ましあって続けていきましょう!
小説は中学生女子向けなので、このブログの読者層とは異なりますが一応リンクだけ貼っておきます、それではまたっ。
https://ncode.syosetu.com/n1727fd/