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おのにち

おのにちはいつかみたにっち

私の優しい庭~ビオレタを読んで

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 こんにちはみどりの小野です。

 今日ようやく、寺地はるなさんの「ビオレタ」を読み終わりました。

 最近場所をとるのでハードカバーは買わないようにしていて。でも皆さんのレビューを読んだら文庫版なんて待ちきれなくて。はるなさんのブログも大好きだったので、ええいご祝儀だ、と買ってしまいました。届いたときにはわっ、大きいと少しだけ思いました。でも表紙がとてもきれいで、帯も素敵で。

 ご祝儀なんていいながら、自分が素敵なプレゼントを貰った気になって。

 思わず記念写真まで撮ってしまいました。

(私とビオレタ!)

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一気読みを我慢しました。

 

 

 届いてすぐに、amazonの袋をバリバリと開けて、玄関先で中身を確かめて。はっ、と気づいたら「死ぬほど下痢しろ」まで一気に立ったまま読んでしまいました。

 帯に書かれた村山由佳さんの「読み始めてすぐ、周りの音が聞こえなくなった。」は本当の言葉でした。

 きちんとお茶を入れて、子供たちが寝静まった夜に集中して大切に読みたいと思っていたので、まだだめ!と慌てて本を閉じました。

 

 それなのにその後も気になってしまい、お風呂上りに汗が引くまで、とパラパラ見ていたら、頭にタオルを載せたまま髪が半分乾くくらいまで読みふけってしまったり。なんだろう、この本の勢いと物語の先を知りたくなるパワーは。

 さくさく、やめられないとまらない、このお話はまるで絵本「ふたりはいっしょ」のがまくんが作ったものすごく美味しいクッキーみたい。

 わたしはかえるくんのように、意志力…と呟いてフォースの力で我慢して我慢して。

 ようやく子供たちを早く寝かしつけた今夜、初めから終わりまで味わってじっくり読むことができました。

 

 あらすじは少しだけ。

 

 

 まだ読んでいない方のためにあらすじは最小限にしておきます。

 主人公は27歳の妙。婚約者に振られ、雨の中泣いていたところを雑貨屋の店主菫に拾われる。そのまま菫の営む雑貨店「ビオレタ」で働くことになる妙。そこは「棺桶」という美しい箱を売る、変わった店だった…というお話。

 

 優しいのにクスッとおかしいところもある、本当に暖かいお話でした。

 詳しい内容はこれから読む人のために内緒にしておきたいのですが、私が好きな人、好きな個所を一つずつだけ。

 登場人物はみんな暖かくて素敵なのだけれど、一番好きなのは妙のことを「妙子隊員」と呼ぶ伯父さん。

 この人は私の変わり者の(でも大好きな)伯父さんによく似ています。

 きっと皆この本の登場人物の内の一人を自分の身近な人に重ねて読むんでしょう。

そんな風に思えるくらい、ディティールが丁寧に描かれていました。

 

 一番好きで心に残ったところはやけどをした妙が手当てをしてもらう所。

 

「そこまでしなくていいよ、もう痛くないし」

ほんとうはまだひりひり痛むけど、嘘をついた。

「痛くないって思い込もうとしたって、やけどはやけどだよ」

千歳さんは包帯をぐるぐる巻きながら諭すように言う。

「ちゃんと手当てをしないといつまでも痛いんだよ」

 

 けっこう引用してしまいました。ごめんなさい。

でも私はここが好きです。ここが響きました。

 

 23時に読み終わって、今は23時17分。読んだ興奮の冷めやらぬままいっきに

感想を書いてしまいました。

 本当は明日の朝まで寝かせて、読み返してからUPしたいんですが、今日はその勢いのまま、の方がファンレター、熱烈なラブレターとしての気持ちが届くかな、と見直しはあまりしないでおきます。

 

 本当に面白い本で、感想を書いているときも私は上の空で、せっかく氷とグラスを用意していたチューハイを、缶のまま飲んでいたことに飲み終わった今気が付いたぐらいです。

 

 そういえば私は今日ツイッターで意識高い系>意識低い系>意識ない系 の、意識ない部に入ったんだった。今日の失態も、部長に報告しなくては…。

 

 ちなみに意識ない系部部長はこちらです。

 

  すいません、あゆお様、勝手に部長呼ばわりしてしまいました…!すべて、チューハイを氷で薄めなかったせいなんです…。

 意識ない系部エントリーは、皆さん失態をご記入の上であゆお様までどうぞ(うそです!酔った勢いですからね!)

 

 なぜだかグダグダして終わりましたが、最後に寺地はるな様、ポプラ賞受賞おめでとうございました。ファンとして、これからも応援しています。

 素敵な本を、本当にありがとうございました。