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おのにち

おのにちはいつかみたにっち

夏休みにおすすめのファンタジー。ダイアナ・ウィン・ジョーンズが大好き

読書 読書-小説

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  こんにちはみどりの小野です。

今回は夏休み親子で楽しめる本第3弾をお送りします。
一回目、2回目が少年向けの熱い本だったので、今回は女の子におすすめしたい、恋と魔法のどきどきわくわくに満ち溢れたファンタジーを。
「魔法使いハウルと火の悪魔」、続編「チャーメインと魔法の家」、大人向けに「ダークホルムの闇の君」、「グリフィンの年」を紹介していきます。
 

「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

 

ハウルの動く城1  魔法使いハウルと火の悪魔 (徳間文庫)

 
 ハウルと言ったら皆さんご存知ですね。
そう、『ハウルの動く城』の原作本です。
ジブリの映画『ハウルの動く城』は『ハウルの動く城シリーズ』3部作第一巻の物語を相当はしょって、オリジナル要素をプラスしたもの。
 
映画は子供には少しわかりにくい、との声が聞かれていました。
もともと、ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの本はみんな一言で説明しづらい。
ミステリーのように入り組んだ構成の物語が多く、本当に児童文学、って言いたくなるほど伏線、謎解きに満ち溢れ皮肉やウイットも盛りだくさん。手ごたえのある読後感が特徴の作家さんです。
 
こんな本ですから児童文学という枠に囚われず大人にも迷わずおすすめできます。
著作が多く他にもたくさん面白い本がありますが、子どもが最初に読むなら映画化されていて取っ付き易い、「魔法使いハウルと火の悪魔」から入るのがいいかな、と思います。
 

「チャーメインと魔法の家」はビブリオマニアにおすすめの一冊

 

チャーメインと魔法の家 (ハウルの動く城3)

 
「魔法使いハウルと火の悪魔」は、アニメで有名になりましたし、原作ファンの手によってさんざん語りつくされてますから、説明をはしょらせて頂きますw 
 
いや、大好きなんですよ!でもこちらの感想は検索すれば大変充実したものが見つかりますので今更語ることもないかと。ハウルシリーズは第二作、第三作もすごく面白いのであえてそちらの方を。
 
今回は第三作、「チャーメインと魔法の家」を少しだけ紹介します。
 
  
室づき魔法使いが病気で不在のあいだ、留守番をすることになった本好きの少女チャーメインは、魔法の本のまじないを試してみたせいで、危険な山の魔物と遭遇してしまう。危なく難を逃れたけれど、魔法使いの家でも次々困ったことが起きる。かわいい小犬が巨大化したり、魔法使いの弟子を名乗る少年がころがりこんできたり、怒った青い小人の群れが押しかけてきたり…。魔法の家のドアは、王宮や小人の洞窟、謎の馬屋やプール、果ては過去にまでつながっているらしい。やがて、王宮の図書室で王様の手伝いをはじめたチャーメインは、王国の危機を救うために呼ばれた遠国インガリーの魔女ソフィーと、火の悪魔カルシファーに出会う。意外な姿に変身した魔法使いハウルもあらわれて…? 物語の名手ジョーンズが贈る、読み出したらやめられない奇想天外なファンタジー。
 
お上品に育てられたため家のことなど何もできない少女チャーメイン。親戚の魔法使いの家の留守番を頼まれたものの魔法の家は一筋縄ではいかなくて…と言うてんやわんや、とにかくにぎやかなお話。
 
本が大好きなチャーメインの将来の夢は王宮図書館で働くこと。魔法の家で四苦八苦しながらも、王様に司書助手になりたいと書いた手紙が採用され働くことになります。彼女の仕事は蔵書の目録作りですが、実は図書館の中には国を救う大切な秘密が隠されていて…。
 
主人公が本の虫、という設定なので本の話が良く出てきます。
本の読み方、山ほどある本の中からどうやって秘密を探すか。
そして魔法に溢れた王立図書館がすごく魅力的。
 
これはビブリオマニアには是非お勧めしたい一冊です。
ベタベタしてそうなお菓子を食べながら人の本を読む、という「オイッ!」と突っ込みたくなる描写もあったりしますがw
 
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品に出てくる女の子はみんな地に足が着いていて魅力的。いい意味で自分を持っている、悪く言うと頑固で意固地。
ジブリ作品で例えると、おばあちゃんになったら「ラピュタ」のドーラみたいになりそうな女の子。
でもそんな逞しい彼女達が私は大好きです。
 
ハウルシリーズは3部作ですが、どの本も独立した内容なので好きな順で読んでも大丈夫。でもハウル一家の歴史が知りたい!という方には順番通りに読むことをお勧めします。
 

大人におすすめ!「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」

 

ダークホルムの闇の君 (創元推理文庫)

 

大人に是非ともおすすめしたいダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品が、ダークホルム二部作「ダークホルムの闇の君」と「グリフィンの年」。こちらは創元推理文庫から出ているファンタジーです。

 
「ダークホルムの闇の君」あらすじ
 
別の世界から事業家チェズニー氏がやってきて四十年、魔法世界は今や観光地。だが諸国の財政は危機に瀕し、町も畑も荒れ放題。この世界を救うのは誰か? 神殿のお告げで選ばれたのは魔術師ダーク。彼と妻、一男一女五グリフィンの子供たちまで巻き込まれて……辛口のユーモアを盛り込んだファンタジイ。 
 
ファンタジーの世界に現実世界からの人間が訪れて観光(リアルRPG!剣を振い本物のドラゴンや悪の魔法使いを倒せます)を楽しむようになった世界。今年のラスボス役に選ばれた魔術師ダークと彼の一家は準備におおわらわ。そして魔法世界の財政危機にはなにか裏があるようで…というお話。
 
とにかく魔術師ダークの家族が魅力的。魔女の奥様、詩人志望の娘ショーナ、魔術師を目指す息子ブレイド、それから5頭のグリフィン!(彼らも子供なのです)
一男一女五グリフィン、という変わった一家が大活躍。家族がみんな思いあっていてとっても仲良しな所も素敵。
 
それぞれ思春期特有の悩みや夫婦の問題に悩みながらも悪の親玉一家としてなんとか観光ツアーを成功させようと頑張っています。
 
しかしながら次々と個性的で問題を巻き起こすキャラクターが登場してきてダーク一家の邪魔を。とにかくごちゃごちゃした物語で、なのにとても面白い。
そうしてなだれ込んでゆくラストがきちんと着地しているので感動します。
まさかのグリフィン萌えに目覚めてしまったのもこの作品のせい。
 

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鋭い目、大きな体に尖った爪のグリフィン達ですが本当に可愛いんです! 
「ダークホルムの闇の君」続編の「グリフィンの年」では、そんなグリフィンの妹、エルダが大活躍してます。
 

グリフィンの年 (創元推理文庫)

 
「グリフィンの年」は、学校に通うことになったエルダの物語。
表紙はエルダと学友たち。イラストでわかるように一癖あるキャラクターばかり。
表紙からは想像もつきませんが思春期を迎えたエルダ達の楽しい学園ものでラブストーリー。(相変わらず一筋縄ではいかず、ごちゃごちゃバタバタですが)
 
ダークホルム2部作はどうして2冊しかないの!といいたくなるくらい大好きなお話です。作者がお亡くなりになってしまったので続きはもう読めないのです、寂しいな~。
2冊ともなかなか手ごたえ読み応えアリ!ですが、ちょっと変わったファンタジー世界にどっぷり浸かりたい!という方には自信をもってお勧めできる本です。
 
 

アニメで見た!は大事なきっかけ

 
子供にお勧めしたい本として、第一回はマンガ「うしおととら」、第二回はガンバの原作「冒険者たち」、今回のハウル、とマンガやアニメ化されている作品ばかり紹介しています。

 

yutoma233.hatenablog.com 

 

yutoma233.hatenablog.com

 

これは昔図書館ボランティアをした時の経験から。
独身の頃平日休の仕事に就いていた私は時々ボランティアとして図書館体験に来る小学生の相手をしていました。
 
私の仕事は、本に興味がなく司書の方の読み聞かせを聞かずにうろうろしてしまう児童の相手。ただ雑談をしているだけでもいいのですが、せっかく図書館に来たのだから本を読んでほしいな、と思ってしまう本好きの私。
 
一人一人趣味や好きなことを聞いてオススメ本をアドバイスできれば一番いいのですが子供たちの滞在時間はたったの授業一時間分。
そんな時ぱっと食いついて、読む読む!と目を輝かせてくれるのはアニメの原作本や「ドラえもん」などのマンガ。
 
映像で見たことがある、というのは導入として大変有効なのだな、と学びました。
  
本を読まない、というお子さんには好きなアニメの原作本やマンガから勧めてみて下さい。本が大好き!というお子さんには逆に活字から入ってもらい、自分の頭の中で映像化する想像の楽しさを知ってほしいと思います。
今日はちゃんとした(?)みどりの小野でした~。