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おのにちはいつかみたにっち

もうすぐ最終回!血界戦線は異界都市と家族の物語だった

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 やっほう、みどりの小野です。

アニメ、見てますか?私は、あんまり観てません…。

観たいんですが時間に追われる毎日でつい後回し。第1話全部ウオッチ!とかやってらっしゃるブログさん見るといいないいな、と羨んでます。

本当は自分でチェックしてグッとくるアニメを探したいんですがとにかく時間の無い昨今。

しかし、そんな日々でも面白いアニメが見たいよう!
そんな時頼りになるのが趣味の被るブロガー様のお勧め。

なかでも、ペンギンアイコンの可愛いひそかブログさんのオススメはいつも私のツボなので大変参考になります。

今回紹介する「血界戦線」もひそかさんのブログで出会いました。
こっそり(でもないけど)いつも読んでますよ!

hisoka02.hatenablog.com

 

血界戦線は洋画っぽさが素人にも取っつきやすいアニメ

 

血界戦線 第4巻 (初回生産限定版) [Blu-ray]

 

 アニメは好きですが俗に言うニワカなのであんまりディープなのは1回目で切ってしまいがちな私。

例を言うと「シュタインズゲート」は第1話目ちょっと引きました。

引いた先の面白さ、というレビューを信じて最後まで見て忘れられないアニメになりましたが。
第1話の引き込み、ディープ過ぎないオタク具合はニワカとしては大切。
 
で、血界戦線はというと。第1話、美し過ぎです!洋画のように始まって、bumpofchickenの主題歌で閉じる。
音楽や雰囲気のオシャレさ。
映画「第9地区」や「x‐メン」を思い出しました。
 
舞台は、かつてニューヨークだった街、『ヘルサレムズ・ロット』。
大崩壊、と呼ばれる大災害に襲われた都市は、別世界へと繋がる大穴があき、異界人と人間とが共存する「地球上で最も危険な緊張地帯」となる。
 
異界人と共存する都市の景色が「メン・イン・ブラック」みたいで魅力的です。

そんな危険な街を妹を救う、という目的をもって訪れた主人公レオ。

くそったれの街の中で、市民を脅かす敵と戦う秘密結社ライブラ。

「すべてを見届ける」不思議な魔眼を手に入れてしまったレオは、人間でありながら血を武器に戦うライブラの仲間たちと共に、都市を襲う危機に立ち向かう…、と言うお話。

崩壊の危機にあった都市は術師、と呼ばれる人間たちの結界によって守られています。大崩落の原因はなんだったのか?そしてもう一度大崩落を引き起こそうとしているように見える、敵の真意は?
物語の謎は、『ヘルサレムズ・ロット』という危険で魅力的で都市に隠されています。
 

 キャラクターが魅力的

 
 ストーリーもいいのですが、ライブラの仲間たちがとにかくカッコいい。特殊能力を持つ、個性的な仲間たちは『TIGER & BUNNY』を思い出します。

まず主人公レオが拾われるザップ。いい加減で、口が悪く女にだらしない性格は、作者内藤泰弘さんの漫画「トライガン」の主人公ヴァッシュみたい(ここまでひどくないけど)。そんなザップが脇役で、お笑いキャラな所が面白いです。

そしてアニメでやたら見どころのある髭ヅラ紳士、ライブラの長クラウス。紳士なのにケダモノ。強くて紳士でかっこいい。
ええ、クラウス大好きです。たった12話のアニメの中で、彼の見どころが2話もあった、というだけで傑作、と言い切ってもいいくらいに。
ほかにも可愛いのに色々酷い皇さんとか、腹黒の副官スティーブンとか、スティーブンといい感じに見えたK・Kとか(でも原作では既婚者だった…アニメだとなんだかんだ言いながらスティーブンと腐れ縁っぽいんですが)葛餅呼ばわりされる半魚人ツェッドもいいキャラ。
 
残念なことにアニメの話数の少なさが災いして魅力的なライブラの面々の物語は端折られ気味になってます。血界戦線、第2シーズンもあるといいんですが。

 

兄と妹の物語に書き換えられたアニメ版

 

 マンガ版では秘密結社ライブラ、警察に吸血鬼、人狼達と、沢山の人々の集う都市の群像劇となっている血界戦線。

12話しかないアニメ版ではオリジナルの登場人物を足して兄と妹、兄妹の物語にストーリーを変えています。

主人公レオと、彼を守り視力を失った妹ミシェーラ。

それから術師の兄ブラックと力を持たない妹のホワイト。

妹を救うためにこの街へ来たレオと、兄を救いたいホワイト。

二人の気持ちがどうこの街の秘密に絡んで行くのか?ホワイトとブラック、そして二人の両親に何があったのか?

駆け足ですが物語は都市の生まれた理由に主軸を置いて上手く描かれていると思います。どうやって着地するのか、最終回が楽しみ!

 第1話でレオからの手紙を読むミシェーラがどうも目が見えている様子なのが少しだけ気掛かり。出来ればミシェーラを救う話は第2部に引っ張って欲しいので。

最終回は本当は今週放送予定だったのですが延期になって放送日は未定とのこと。短くて(全12話。しかもそのうち一話は総集編!)勢いのあるアニメなので今からでも全話追いつけます。

最終回放映日、それから素敵なまとめ感想はひそかさんのブログでチェックだ!(丸投げ御免なさい)

私の数少ないアニメ遍歴から思い出すと、タイバニ、ハガレンが好きな人ならハマるストーリーとノリの良さだと思います。

もし面白そう、と思ったら一話だけでも見て下さいね。あと評判のいいOPとEDも、是非是非!

 

異界と繋がる都市の物語~ティンカー

 

 このまま終わると前回次回とアニメの話になってしまうので、一冊だけ本も紹介。『ヘルサレムズ・ロット』という魅力的な都市を見て思い出した本です。

 

 

 

ティンカー (ハヤカワ文庫SF)

 

 それがこちら、ウェン・スペンサーの「ティンカー」。

こちらは事故によって異世界へ吹っ飛んでしまった都市ピッツバーグの物語。

エルフの住むファンタジー魔法の世界に吹っ飛んでしまったピッツバーグ、ずっと魔法の世界、というわけではなく周期的に現実世界に戻ってくるのでその時には魔法が使えなくなる、という設定が面白いです。

主人公は表紙の少女ティンカーで、ちょっとハーレクイン風の展開ですがそこらへんの軽さもSFとしては読みやすくなっていると思います。

ウェン・スペンサーは、「ようこそ女たちの王国へ」も変な設定で面白いので大好きな作家さん。またどこかでゆっくり紹介したいです。

 それでは、今日はここまで!