こんにちはみどりの小野です。
今回は春の味覚、たけのこを丸ごと料理してみました。
アク抜きに少し時間がかかりますが、茹でてしまえば調理は実は簡単なたけのこ。
水煮も便利ですが、この時期だけ食べられる生のたけのこの風味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
美味しいたけのこの選び方
・ 穂先の色が黄色。 緑や黒っぽいものは、育ちすぎ
・切り口の色が白く、みずみずしい。
・重いもの。 軽いものは水分が減っている。
・ずんぐりしていて、皮の色つやが良く、できるだけ薄い茶色のもの。
・根元の赤い粒々が小さくて少ないものほどやわらかい。
美味しいたけのこの見分け方・調理方法|おいしい春の味覚「たけのこ」| 自然人ネット
時間がたつほど硬くなり、アクが強くなってしまうたけのこ。
購入後はなるべく早く下茹でしましょう。
実は簡単、たけのこのアク抜き
たけのこを丸ごと買おう、と思ったときに悩んでしまうのがアク抜きの方法。
米ぬか、鷹の爪なんて言われてもちょっと面倒。
実は米のとぎ汁、もしくは少しの生米(大さじ2杯程度)でもいいんです。
大根おろしのおろし汁と、同量の水、1パーセントの塩で簡単にアクが抜ける、という方法もあります。
今回は生米を大さじ2杯ほど入れて茹でていきます。
一番外側の皮を1、2枚剥き、穂先は切り落とします。
後から剥きやすいように、包丁で縦に切り込みをいれておきましょう。
根元の赤い粒粒は病気っぽいので食べられないのであらかじめ包丁で取り除いておきます。
ひたひたの水と、生米大さじ2杯、鍋に入りきらなかったので二つに切ったたけのこを圧力鍋で15分~20分加圧、冷めるまでそのまま置いておきます。
普通の鍋なら500gで1時間半~2時間ほど。
たけのこは煮すぎてもグズグズになったりしませんから、少し長めに煮た方がいいと思います。冷める過程でアクが抜けていくので、すぐには食べられません。
出来れば一晩寝かしておきましょう。
今回は鷹の爪は入れませんでした。
たけのこは冷凍できないので、長持ちさせるために鷹の爪が必要なんですね。
つまり殺菌用。それから辛みでえぐみを緩和させる働きがあるそう。
すぐに使い切るなら、入れなくても大丈夫ですよ。
たけのこの部位と味の違い
茹で上がって、すっかり冷えたら皮を剥きましょう。たけのこの皮って何処まで剥けばいいのか分からない、と良く聞きます。
お店で売ってるのは本当に中心部分だけ。先端部分の柔らかい黄色の皮も、姫皮と言って食べられます。ここは和え物なんかにすると美味しい。
何処まで食べられるの?って悩んだ時は少し味見してみれば大丈夫です。
さて、たけのこは部位によって食感が違います。
穂先はそのまま味わったりお吸い物に。
真ん中はたけのこご飯や煮物に。
根元は炒め物が合うそうです。
今回は穂先はオリーブオイルで塩焼き(お刺身風も美味しい)、真ん中はたけのこごはん、根元はきんぴら、姫皮はサラダにしました。
半分残ったので、煮物を作る予定です。
晩ごはんはこんな感じ。
鳥ささみと姫皮のサラダ(写真左下)はごま油で中華風に味付け、穂先(下中央)はオリーブオイルで塩焼きにしました。穂先も姫皮も柔らかな甘みがあります。根元のきんぴら(左上)も、サクサクした歯ごたえが美味しかったです。
食物繊維が豊富で、むくみに効くカリウムや、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の原料になるチロシンが含まれているたけのこ。
やる気が起きない、元気が出ない、仕事や勉強に集中できない…そんな「五月病」にはたけのこごはんがオススメだそうです。
(白だしで優しい色合いの筍ご飯。私は油揚げ抜きで作りました。)
たけのこは収穫してから時間が経つほどえぐみが出てきます。
朝採りの地の物を食べるのが一番理想的。
今回は熊本を応援したい、と思って熊本産を購入しましたが、福島からは距離があるせいか下茹でしても少しえぐみが残ってしまいました。
でも大丈夫、たけのこのえぐみは油といっしょに食べると舌に残らないんです。
ちょっとえぐいかな?と思ったときは焼いたり揚げたり、サラダにして油でコーティングすればOK!
もしお近くで熊本産のたけのこが売っていたら、頑張れ熊本!と購入して見るのもいいのではないでしょうか。
ではでは、今日は春のたけのこ料理のお話でした。
追伸:
欲しいものリストからまた匿名のプレゼントを頂いてしまいました。
タニタの秤とビーフジャーキ。今度はこの秤を使って何か作りたいと思ってます。
本当にありがとうございました!