夏休みです!
夏休みなので、県民として福島が誇る鍾乳洞、あぶくま洞にて涼んできました!
暗いぞ狭いぞ綺麗だぞ!
入場チケット1200円(ネット割引あり!)にプラスして200円払えば、ものすごく狭い所を登ったりくぐったりする探検コースにチャレンジできるのですが、そこがめっちゃスリリングで楽しい!
あぶくま洞に行くなら探検コースが絶対にオススメです。
ただ175cmのダンナはかなりギリギリだったので、体の大きな人は穴に詰まったプーさん状態になるかも知れません。ご注意ください。
さて、私にとって洞窟で思い出す物語は…
地底世界ペルシダー!
エドガー・ライス・バローズ(私の頃はバロウズ表記だった)の冒険小説。
子どもの頃この物語を読んで、血沸き肉躍る戦いにワクテカしたものです。
というわけで今日はおすすめ地底探検モノSF、ベスト6です。
ジャンルが狭すぎるのでアニメ、映画、小説、マンガとごちゃごちゃになっていますがご容赦ください。
なお、参考にしようと思って地底探検 SF おすすめ でぐぐったらロクにヒットしなかったので、この記事で検索一位取れそうな気がしてます。
…誰が検索するんだ、という正論はともかく…
なお、10選、おすすめ100(あるのか…!?)を書けば、余裕であなたが一位取れるぜ!
HERE COMES NEW CHALLENGER?
エドガー・ライス・バローズ 『地底の世界ペルシダー』
地底の世界ペルシダー (創元推理文庫 601-19 地底世界シリーズ 1)
- 作者: エドガー・ライス・バローズ,厚木淳
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1973
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
地底小説にハマったきっかけは、小学生の時父親の本棚から拝借したバロウズでした。
バロウズって誰やねん、と思った方はシュワルツェネッガーの映画「コナン・ザ・グレート」を思い出して下さい。作者は別の人ですが、ストーリーは正にあんな感じ。
若い頃のシュワちゃんそのもののヒーロー、お色気系の姫君、敵の妖術師。
あのヒロイックファンタジーの世界、今でも大好きです。
ジュール・ヴェルヌ『地底旅行』
- 作者: ジュール・ヴェルヌ,朝比奈弘治
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1997/02/17
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 2人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
地球空洞SFの元祖、と教わって中学生の時に読んだのがジュール・ヴェルヌの『地底旅行』。だけど正直ストーリーはうろ覚え。
東京ディズニーシーのセンターオブジアースとか、不思議の海のナディアにもそれっぽいシーンがあったような。
もう一回読み直したい…けどめんどくさいから映画見よっかな。
奥泉光さんの『新・地底旅行』は面白かったんだよね…。
あらすじとか、エピソードはめっちゃ面白いし、様々な作品に引用されてるジュール・ヴェルヌですが、原作はちょっと堅苦しくて苦手かも。
映画『ドラえもん のび太の創世日記』
地底は空洞だーーー!ってめっちゃワクワクする映画が『ドラえもん のび太の創世日記』。
ドラえもんの秘密道具で作られた地底世界にのび太達が初めて降り立って歓声を上げるシーン、いまでも好きです。
私までわあっ!って声を上げたくなった、あの感動が忘れられません。
ドラえもん映画のかけがえのなさって、やっぱり最初のイントロダクションだと思う。
あと、毎回イイ奴になるスネ夫とジャイアン。
映画『サカサマのパテマ』
パテマ…パテマは…。
公開前のショートムービーはめっちゃ好きだったんですよ!
パイプの張り巡らされた地下世界、きれいな映像、かわいいヒロイン。
出来上がった映画も、すごくキレイにまとまってました。
地下の少女と、地上の少年の出会い。ディストピアな地上世界の謎。そして果てしない空に飛ばされてしまったヒロイン、突然ひっくり返る天と地。
子どもにも安心して見せられる内容、高学年くらいなら説明しなくても理解できるストーリー、ちょっとしょぼい最後の敵。
面白い…と思うんだよ。お話もまとまってるの。
でもなんだか、キレイに着地しすぎてて余韻が残らない…!
物語にはちょっとだけ、作者のこだわりの詰まった枝葉部分みたいなものがあったほうが面白くなるのかも知れません。
続編や、サイドストーリーが見たくなるような、ほんのちょっとの余韻。
個人的に全部を語らないで終わる物語の方が好きだから、そこがしっくり来なかったのかも。
つくしあきひと『メイドインアビス』
初めて読んだとき、めっちゃワクワクしました!
アニメ版もあって、そちらも主題歌が素敵で最高ですね。
絵が可愛らしくて、童話のようにほのぼのとした話なのかな…と思わせつつストーリーはめっちゃハード。
いつ命を落とすか分からないシビアな探検の物語です。
なんとなく「最終兵器彼女」で有名な高橋しんさんがサンデーで連載してたマンガ『きみのカケラ』を思い出しました。あの作品も童謡の殻を借りて物語はハード。
何より、深く深く地下へ潜っていく、って展開が熱くて最高ですね…!
弐瓶勉『BLAME!』
この作品は、映画公開を記念したアンソロジー小説から入ってしまった邪道な私…。
でもこのアンソロジーも、執筆者がめっちゃ豪華で面白いんですよーー!
BLAME! THE ANTHOLOGY (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 九岡望,小川一水,野崎まど,酉島伝法,飛浩隆,弐瓶勉
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2017/05/09
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
高度に階層都市化され、増殖を続ける不安定な世界で深く深く探索を続けていく主人公。
増築し続ける高層都市の物語なので、どれだけ深く潜っても地下なのか、地上なのか定かではないのですが、潜っていく感があるので面白い。
『BLAME!』本編、もしくは映画みなきゃー!と思い、とりあえず二瓶勉導入編としてアニメ『シドニアの騎士』1,2を鑑賞しましたがこちらもむっちゃ面白かったです。
しかし物語はまるで完結してねぇ。シドニアも原作買わなきゃ…!これが沼か…!
番外編 新井素子『あなたにここにいて欲しい』
地底探検モノではないですが、鍾乳洞ってスゴイ!面白そう!と思うきっかけになったのが新井素子さんの『あなたにここにいて欲しい』。
物語のハイライトが、巨大鍾乳洞秋芳洞を舞台にした対決シーンで、むっちゃ憧れました。秋芳洞はまだ未踏なのですが、あぶくま洞とその近くにあってさらにハードな入水鍾乳洞(長靴、カッパ必須。もはや観光ではなくケイビング。子連れきついが大人は楽しい!)は2回くらい行きました。
洞窟って、いいよね…!
そんな訳で今日は私の好きな地底探検SF6選です。
ホラーとか、ノンフィクションとか、もっと面白い地底探検モノはこれやで!ってオススメがあったら是非是非教えて下さいね。
もっともっと、このジャンルに潜りたい小野です!