丁寧な暮らしに憧れている。
暮らしの手帖は子どもの頃から好きだし、クロワッサンの体に良い調味料特集なんかも買っちゃう(ただしオニギリは素手で握らない)。
美容院ではリンネルなんかも読むのだけれど、残念なことに私はナチュラルカラーのコットン素材がクソ似合わない。
何度曖昧カラーの無地ゆったりワンピや、大きめブロックチェックのロングスカートに泣かされてきたことか。私はレーヨンとポリエステル混合の女なのである。
天然素材のお洋服は諦めたけれど、『自然な暮らし』なんて言葉には未だに弱い。
よく考えたら窓の外には広がる荒野、徒歩5分で登山口、キレイにも程がある山臭い空気(森の香りと人は呼ぶ)、塩素最低限、ほぼ井戸水な水道水を毎日ガッパガッパと摂取している私がこれ以上自然を求めてどうするよ、って気もするのだが。
弱いんですぅ!丁寧な生活とか自然な暮らしという聞こえのいい言葉に!
運動なんて山に登れば済むのにYouTubeを観ながらヨガに励む私にキジもケーケー笑っている。うっさい夜はクマが出るんだもん!
そんな訳で、わざわざ高い調味料取り寄せたり(高いからケチケチしたくなり、自然と薄味になる。オススメだが取り寄せが面倒ですぐ飽きた)、ご飯に玄米や雑穀混ぜたり、蒸し野菜に豆腐や納豆をよく食べている。キノコとコンニャクもいいぞ!デトックス!
煮魚や焼き魚もよく食べるし(深く考えると会津の山中で魚食ってる時点で不自然なのだが)平日の飲酒も最近辞めた。
普段の私は昔夢見た丁寧な暮らしをほぼほぼ実践しているのである。
そう、それは矢野顕子が流れるような日々…ごはんができたよ!
この暮らしを継続していれば、痩せるはずだし健康になれるはず。
しかし、しかしながら。
誰の上にも平等に夜はやってくる。帰っておいでよ、なんてのどかに歌ってる場合じゃない。 時折顕現してしまうのである、私の上に。
夜のハイウェイスターが!
ディープ・パープルのハイウェイスターは女と車と高速道路を歌うが、私の中のハイウェイスターは肉と脂と酒を高らかに歌い上げる。
肉!油脂!酒持ってこーい!ファッキン丁寧! いくぜハイウェイスター!
俺の車にゃだれーも(王様バージョンかよ...)
せっかく健康な生活を送っているのに、金曜日の浮気ならぬ金曜日の肉欲(not性的)のせいで、体重は現状維持である。
もうちょっと平均的な生活が送れたらいいのだが(基本野菜でちょっとの肉とお酒とか)。煮豆とブロッコリー食べた次の日のお昼がペヤングとか、極端に行きがちな食欲を何とかしたい。
少し前に世界一の美女になれるダイエット、みたいな本が流行ってた。
- 作者: エリカアンギャル,Erica Angyal
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美しい人は食べるものまで綺麗なのである、スゴイ。
私だって美しいものは愛しい。食べたい。
でもな、たまには肉と脂も…俺の車にゃだれーも!来やがったな私のハイウェイスター!
えっと、それで。
今日はなんでこんな話かと言うと。
明日は水曜、ケンタッキーが安い日だからぁっ…!
CM見ちゃったからぁっ...!
ケンタッキーとビール、盆と正月くらいは食べたいよね。
なので明日、我が家には盆が来るってことでひとつよろしく。
それでは聞いてください、肉欲ハイウェイスター!
俺はケンタを食べる そして太る 夜のハイウェイスター♪