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これが人生最後のカレー!?ファイナルカレーを作ってみた

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突然ですがお宅のカレー、手抜きじゃありませんか?
忙しいからカレー、献立が思いつかないからカレー。
そんな扱いでいいの、日本の国民食カレー!?


…なんて熱く語ってみましたが、なにを隠そう手抜きカレーは我が家の話。

若い頃は無印のグリーンカレーキットにハマったり、様々なスパイスが入ったカレーキットで手作りしたり、華麗なカレーライフを楽しんでいたものです、カレーだけに!(うわ)

それがなぜか、今や消え失せてしまったカレーへの愛情…。

やる気を無くしたのは、我が家にカレーの王子様が導入された時からです。
初めて作った時には驚きました。

なにこれあまっ!

そしてこんなのホントに喜ぶの…?と思いながら食べさせた一歳児の喰いつきっぷりにも驚き。

すごいぞ、カレーの王子さまはムラ食い一歳児の神食品やったんや…!と思いながらもカレーへの情熱は消え失せていきました。

だって辛いからカレーなんだもん。
甘いのは作ってて楽しくない…。


2~3歳からは食べる量も増え、バーモンド甘口、やがて中辛が導入されましたが、それでもまだ大人には甘い。
鍋を二つに分ければいいんだけど、家族で別々のものを食べるのはなんだか楽しくない。洗い物も増えるし…(本音)。
大人の分はガラムマサラ入れたり、辛くなるスティックスパイス入れたりして、なんとかごまかしていた我が家のカレー。
作り方もめっちゃスタンダード。バーモンドの箱通り。
ルーを2種類混ぜるのすらやらない。
美味しいんだよ、美味しいんだけど、なんか普通…。


ところが最近子どもたちの味覚が変わってきました。
大きくなって、辛い物が食べられるようになってきた!
キムチ、辛子明太子なんでもこーい。
お店のカレーも、辛口で完食。
今かも?我が家のカレーをリニューアルするタイミングは今なのかも?
ちょっと違う、こだわりの美味しいカレーを作りたい!

 

「いちばんおいしい家カレー」とは?

 

そんな訳で、買ってみましたこの一冊!
東京カリ~番長、水野仁輔さんの「いちばんおいしい家カレーをつくる」。

 

いちばんおいしい家カレーをつくる

いちばんおいしい家カレーをつくる

 

 

この本、cakes連載『ファイナルカレー』が全面改稿された一冊で、連載当時からかなり気になってたんですよ!

欧風カレー、インドカレー、そしてファイナルカレー。
一冊にたった3つのレシピしか載っていない、家で普通に作れる『最高においしいカレー』を追求した万能薬みたいな本。

 詳しくは水野さんの連載を見て下さい(だがしかし、一回目以降は有料になってしまっているのがcakesのオススメし難い所…)。

 

cakes.mu

 

材料もシンプル、家で難しいテクニックなしで作れるのに、なんだか美味しそう。
自分のためのちょっと特別な一皿、ってコンセプトもいいよね?

 

 

作ってみましたファイナルカレー

さてさて、そんな訳で作ってみましたファイナルカレー。
欧風とインドも美味しそうだったんだけど、やっぱり最初は『双方のいいとこどり』が売りのファイナルからっしょ!

 

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材料はこんな感じ。
レシピ詳細や分量は本の肝だと思うので転載しませんが、田舎のスーパーでもすぐに揃うモノばかりなのが便利ですね。

ちょっとビックリしたのがお肉の下ごしらえ!


豚バラ肉を、梅酒と醤油に漬け込んで、2時間~一晩置く必要があります。
カレー自体は煮込み時間45分、一時間半もあれば作れてしまうんですが、そこだけは前日に準備しておいた方がいいと思います。

後は強火で作れる、簡単アメ色玉ねぎもポイント。
他の野菜はミキサーにかければOKなので楽チンです。


カレーってあまり野菜食べられないし、カロリー高いし、ツマミにならないし…と実は敬遠してた昨今。

でもこの週末、ファイナルカレーを作ってみて、やっぱりカレー作りって楽しいなぁ、と改めて実感しました!

今日のはいつもと違うんだよー、この本に載ってたカレーなんだよーというと、家族みんなが喰いついてくるから面白いよね。

材料がシンプル、工程もわかりやすかったので小6の息子に炒めかたを手伝ってもらいながら作ってました。

 

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 …白いのは塩だよ!

 

そして完成図がこちら!

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なんかフレッシュな感じのカレー!(語彙少なっ…!)
食べたことのない味がする、それなのにパクパク食べたくなる!

上手く言えないけど、味は美味いーー!
お肉は梅酒効果で甘酸っぱく、ルーには野菜の旨味がタップリです。

レシピ通りだと中辛な感じ。もう少し辛いのも美味しいかな?
次回は辛味をもう少し足して作ってみようと思いました。

 

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なおこの本、レシピの合間にさまざまなコラムが挟まれていて、なぜ玉ねぎをアメ色にするのか?など、料理工程の様々なテクニックの意味が分かるように出来てます。

これが科学実験の大好きな息子にはツボだったらしく、ふむふむ、なるほど!知らなかったー!と楽しそうに納得しながら読んでました。

料理って、熟練者じゃないと作れない特別なもの…じゃなく、化学実験なんだよね。
材料をきちんと計って揃え、工程通りに作れば小学生でも本と同じ料理が作れる。

 シンプルな本なのだけれど、なぜこうするのか?というコツの『意味』がキチンと書かれている所が面白い、と私より旦那の方が喰いついてました(笑)

来週はダンナと息子たちがこの本に載ってるインドカレーを一緒に作ろう!と張り切ってます。

もしかしたら男性の方がハマる本なのかも知れませんね。

 

ちょっと残念だな、と思ったところはこの本、電子版がないんです!紙だけなのー!
買い物や、キッチンに連れ歩きたい料理レシピ本は電子版の方が断然便利。
紙は濡らしちゃいますからね。そこだけちょっと不満かな?

他には薄いのに1500円というお値段や、台所に持ち込み難い微妙なサイズの装丁も多少気に入りませんが(この薄さならもう少し小さくして欲しかった!)家族全員で最低3回は(リピートすれば何度でも!)楽しめる一冊なので、そこらへんはアリでしょう。多分、オサレに寄りすぎて使いづらい感じになっちゃったのかも?
とにかく電子版ヨロ!

 

いちばんおいしい家カレーをつくる

いちばんおいしい家カレーをつくる

 

 

そんな訳で、今日は「いちばんおいしい家カレーをつくる」を読んで、ファイナルカレーを作ってみた、というお話でしたー。