おのにち

おのにちはいつかみたにっち

田舎とテレビと番組タイトル

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最近おらが町の広報さんが頑張っているのか、それとも田舎が人気なのか、地元へのテレビ取材が多い。

自分の知っている場所や顔見知りの人たちがテレビに映るのは正直嬉しい。
自分の子どもや家族が写った番組は永久保存版だし、「本日当町がテレビに取り上げられます。番組名は…」なんて町内放送まで流れたりする。
町を挙げてテレビを歓迎している訳だ。
職場でもご近所でも「あの人が、あの場所が映ってたねぇ」なんてわきゃわきゃ盛り上がる。

都会を歩けばけっこう見かけるTVカメラ。

それでもまだまだ田舎では珍しくて、みんなちょっぴり浮かれてしまう。 子どもなんかずーっとカメラ目線だ。
そんな訳で、私の住む田舎町はTV局を歓迎しています…。

 

だがしかし。

 

実はほんのちょっとモヤっとする部分もあるんですよねー。
なんで、田舎を紹介する番組タイトルは基本的に失礼な訳?

「田舎の子どもに○○を見せてみたらこうなった」
「秘境路線バスから飲食店を探す旅」
「こんな田舎に行列が」

田舎の子どもは珍獣じゃねーし、基本車移動だから距離はそんなに気にならないし、行列くらいできるっつーの!

でもタイトルはだいたい煽りで、実際の番組内容はちゃんとその地域への愛情あふれた「ちょっといい話」にまとまってる訳なんですけど。
そんな訳で番組内容には文句はないし、実際に取材に来たスタッフさんたちも丁重で親切な人ばかりだった。

 

じゃあ高圧的なタイトルはどこから来たんだろう?

なんで田舎や外国人、マイノリティをディスるような視点から、企画を起こしてしまうのだろう?

とりあえず「こんな○○に○○が」シリーズはやめたらいいと思うのよね。

知らないこと、意外なことが観たいってのは好奇心の基本だけどもう少しシンプルなタイトルでもイケるんじゃない?

男子ごはんみたいな感じで、田舎ごはん、刑務所ごはんとかさぁ。
日本や東京を中心に据えなくても、タイトルは付けられると思うっす。

では今日はこんな話を、田舎の中心からお送りしました…。