お友達からTLによく流れてくる、と教えられて冬野梅子さんのモーニング月例賞読み切りマンガ『普通の人でいいのに!』を読んだ。かなり話題になっていたので皆さんご存じかも知れないが、人によってはなかなかメンタルをやられそうな内容である。
読後に、作者がTwitterで『誰も羨ましいと思わない人を描きたかった』と書いていた事にかなり救われた。
作為的な作品で良かった…!
あまりにもリアルすぎて『救われないわたしのためのものがたり』だったらどうしようかと思った。
単純に言ってしまえば渋谷直角さんの『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』の少女マンガバージョン、って感じである。
しかし渋谷直角の場合タイトルから的確に刺してきて、すごく酷い(笑)
山月記の時代から、尊大なる自尊心は私たちを責め苛め、苦しめてきた。
『普通の人でいいのに!』が刺さるのは、キラキラしたサードプレイス的な物に憧れて金銭を費やしたり、恋愛や結婚が人生をアップグレードできるメインコンテンツだ、と思い込んでた頃の自分がよぎるからだ。
…とはいえ、もうアラフォーも半ばを過ぎたせいか、この作品はそこまで刺さりませんでした、残念ながら早口でオタク語りもできませんでした(;^ω^)
なぜ今の私にはそんなに刺さらないんだ?と己を振り返ってみたのですが…
既に結婚しているとか子どもがいるとか、そういう人生楽勝余裕スタンス!な訳じゃないんですよ決して!色々拗らせてない女がはてなブログなんて書く訳ないんですから(偏見満載
…ここからは非常にくだらない私事になります。
皆さんに同意は求めていませんが少しでもご同情頂けると嬉しいです。
いま(というかこの時期は毎年)、我が家の冷蔵庫が夏野菜で満載なんですのよ…!
毎日毎日毎日!野菜室どころか、牛乳入れる所にキュウリが刺さってるレベルで満載!
旦那の父と、私の母と、親族一族郎党が(なんなら職場でも)キュウリはいらねかー、ナスはどうだー、ズッキーニはじめましたーと野菜をぎっしり詰め込んだスーパーのビニール袋をぶらさげて日々押しつけ歩いてるんです。
うちは畑を作ってないのでそうした夏野菜ゾンビどもの恰好のカモ!
じゃあちょっとだけ、なんて言ったが最後!
ちょっと、が毎週キロ単位で送られてくる羽目に!
…諦めて腐らせちゃえばいいんでしょうけどさぁ。
どれも艶々で美味しいんですのよ、愛情を感じるんですのよ。
そんな訳で夏は毎年夏野菜を食べ過ぎてお腹を下しています(笑)
野菜は一日350gが限界ィーーー!
結局今日もキュウリのからし漬け(10本)と、色々野菜の即席キムチ(500gくらい)を作りました。
何が言いたいか、というと。
冷蔵庫を夏野菜で埋め尽くされてしまうと人類は物事を考える余裕をなくすのだ、という知見でございました。
たぶん毎年この時期の私、夏野菜というエイリアンに侵食されてて夏に浮かれる暇もないんじゃないかと思われます…こわい、野菜こわいよう…もう畑作っちゃおうか…そして野菜配給ゾンビ側に回ろうかな…(本末転倒