おのにち

おのにちはいつかみたにっち

『腐女子カースト』炎上騒動と似たような男性向けコンテンツはなぜ燃えないのか?という話

スポンサーリンク

本日、こういう増田を読みまして。

腐女子カーストにイライラしたので書き殴った長文1

 

反感しか呼ばない!とTwitterで話題のコミックエッセイ「腐女子カースト~底辺同士のマウント合戦」への的確なツッコミ満載。

元ネタを知らない私にも怒りが伝わってくる、詳細で強い増田だったので面白い!元ネタ読みたいぞ!と『腐女子カースト』で検索したら配信停止になってました…。

 

www.huffingtonpost.jp

 

 

漫画の内容自体はまぁ、確かに不愉快でくだらないディス満載で『お前本当に腐女子か!」って増田の憤りはもっともだと思いました。

増田の言う通り、そもそも腐女子ですらない、編集者に原作を押し付けられた人が書いた感満載だと思う(本当にあった怖い話系だよね、こういうヘイトエッセイ)。

 

ただTwitterで見られる作画者さんの特定祭りはさすがにどうかと思います。だって作画だよ⁉原作は別だし、そもそも編集部の意向とかもあるじゃん?

仕事は選べ、って話かも知れないけど匿名の個人を特定して釣るのはどうやねん、としか思えません。

 増田みたいに自分の怒りを増田にぶつけるのは良い昇華だと思うんだけどね。

 

それから私みたいな情弱は、増田やTwitterがなければ『腐女子カースト』に辿りつけなかったはず。

大勢の人が、検索ひとつで多様な文化に触れられるようになった現代。
それってすごく便利な事だけど、怖いことでもあるよなぁと思います。

だってTwitterや電子書籍が無ければ『腐女子カースト』はコンビニの4コマ系雑誌に掲載されて、肝心の腐女子層には届かず、どっかで小さな誤解を生んで(それもムカつくが)、それで終わりの話だったじゃない?

ネットではよく住み分けや嫌いなものを見ないことの重要性が語られていますが、非常によく分かります…。完全に自分の好きな物しか存在しない世界もどうかと思いますが、ネット広告やTwitterで腐女子を下すマンガがバンバン飛んでくるのもキッツイと思うのよね。18禁マンガもそうだけど、ネット広告はもうちょっと細分化というか、読む側が自分でフィルターを設定できるようになって欲しい。
そういう人のために広告ブロックがあるのかも知れませんが。

  

 

さて、女性向けのコンテンツが燃えると必ず、似たような男性向けコンテンツを取り上げる人たちが出没します。

SPA!のやれる女子大生特集の炎上になぜananの「抱かれたい男・抱かれたくない男」は炎上しないのか、という話がありました。

 もちろん、『腐女子カースト』にも対抗馬として「漫画ルポ中年童貞』の話題が。

 

 

  

これって、ホントになんでなん?って思うんですよ。

女性が燃やさないのは分かります、だってそれは『自分に降りかかった火の粉』じゃないもん。降りかかった粉は自分で払え、って話じゃないですか。ただ名誉男性は目立つのに名誉女性があまり見受けられないのもちょっと不思議、まぁ私はなりたくないけど。(=答えは多分そこ。根底は…自分のことで精一杯とかそんな感じなのかなぁ)

 

男性はなぜ自分の容姿がこき下ろされたり、「抱かれたい・抱かれたくない」呼ばわりされることに団結して抗議しないんでしょう?男性差別の強い作品で出版差し止めとかあまり聞きませんよね?

優しさなのか、そんなに気にならないのか?
くっだらねぇと笑い飛ばせるのが一番健全なのかも知れませんが。笑い飛ばしてるの?それとも卑下してるの?もう慣れきってしまった?むしろどうでもいい?

それが良い・悪いじゃなく純粋に疑問に感じたので書いてみました。

最近50代を一括りにして書いた記事が少し燃えていたので(主語がデカいと)単純にananは自分の話じゃないと距離を置く人が多いのかな?

だったらなぜそれを拾ってきてこれもついでに燃やせ!と言いだす人がいるのか疑問なんですが。焚き火じゃねーぞ! 薪持ち寄るな!

 

そんな訳でホントに一番疑問なのはなぜ○○は燃えたのに○○は燃えないんだ?って言う人たち。
自分が怒りを感じたなら素直にそれを表明すれば良い話だと思う。
何かに怒っている人に対して「これも性別逆転すれば同じなんだからこれにも怒るのが正しいやろ」って押しつけに行くのはホントにおかしい。

社会全体の正義のために怒ってんじゃねーんだよ、自分が不当に貶められたと思ったから怒ってんだよ!怒りなんてエネルギー使うもん、多少身勝手じゃなきゃ湧く訳ねぇだろ⁉ …とだいぶ身勝手な話になってきたところで〆!

 

怒りって少し怖いけど、でも一方では社会を動かす大事なエネルギーだと思います。それはきっと、『私が思う正しい方向へと』向いてるんだよね。そうじゃなきゃ怒るだなんてお腹が空くこと、なし得ない。

だから正しい正しくないはともかく、自分の言葉できちんと『怒り』を表明できる増田は強いし、その強さはすごいと思いました。今日は以上です。