おのにち

おのにちはいつかみたにっち

14歳と嫉妬心

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先日、こんな記事を読んだ。

 

dot.asahi.com


中学生と大人との、真剣な性愛を語る議員が存在するという時点で衝撃だったけれど、記事内容は更に酷かった。

同意年齢を引き上げるという法案をまとめるための勉強会で、講師役を務めた教授に対しての威圧的な物言い!

もちろん反対派のいない議論には意味がないけれど、講義する側に対して高圧的な態度で自論を展開し、貴重な時間を占拠するのはどうした訳か。

法案の立ち上げを一方的に阻止しようとする意向は記事を読んでいる側からも明確で、議長が制止すべき事案だったのではないかと思う。

 

私自身は、他の先進国の例を見ても13歳から性交同意が認められるというのは余りにも早すぎる気がする。

まだ義務教育の年齢で、妊娠した場合・させた場合、本人たちに責任が果たせるのかと考えれば自明であろう。
他国の例にならって、 16歳程度が妥当な気がするがどうだろう。

同級生カップルが罪に問われるようになるのでは?という話もあったが、ただし3歳程度の年齢差の者は認める、という注釈をつけている国もあるようなので、日本でもそうした対応でカバーできると思う。

 


…さて、ここまでは公的な意見である。
ここから、きわめて私的な『お気持ち』の話となる。

 

最近、とある年の差カップルのニュースが最近話題になっていた。
20代と50代。男性側は3度目の結婚。

私自身は、双方とも成人しているし、当然合意があっての上の結婚なのだからそれで良いと思った。外野がとやかく言える話ではない。

 

けれども年の差カップルに対する多少の違和感や先入観は、一瞬脳裏をよぎってしまう。×2にはなんらかの理由が?とか。男性側が地位のある人なので、上下関係があったのでは?とか。

 

私自身は25歳の時に同級生と結婚して、家族として対等な関係を築けてきたと思っているので、どうしても自分自身の物差しが入ってしまうのだろう。


けれども、それはやっぱりイビルな考え方だ。

 

私たちは誰もが異なっている。
それぞれに得手不得手がある歪な生き物、それが人間なのだと思う。

だからこそ様々な付き合い方をする人がいるのは当たり前のことで、自分の狭い常識の範疇で他者の関係性を危惧したり揶揄するのは間違っていると思う。

…時々、どう考えてもルノアールの隣の席で絵画売りつけられてる!みたいな危うい案件も見受けられるけれども。ついつい、親や友人になったような気持ちで『それ絶対アカンやつ!』と口出ししたくなるけれども。

有名人の場合、メディアの偏見というフィルターも更に加算されるので、余計黙っているべきなのかもと私は考えている。

明らかに失敗しそう、案の定即別れた、みたいな話もあるけどさぁ。

いいんだよ、失敗だってその人に許された権利なんだもの!
穏やかな幸せを望む人がいれば、花火のようにパッと散る激しさを求める人もいるだろう。

とにかく私は、とりあえず法的に性交同意年齢を引き上げて貰って、未成年者がそうした事案に巻き込まれずに済むならば年の差婚も問題はないと思っています。

 

なお、年の差婚を女性が貶めるのは自分が選ばれなくなることへの嫉妬である、なんて更にイビルな説もあるらしく、Twitterで見かけたこんなコメントに心が凍りました。

バブルから援交ブームまでの売春世代ってなんだ、初めて聞いたぞそんな括り!

 

これ以上イビルな気持ちになると心が荒みそうなので今日は以上です、ネットの話はあまり首を突っ込まないに限りますね…。