おのにち

おのにちはいつかみたにっち

夢より涅槃が近いころ

Twitterで、とても可愛らしいピアスを見つけた。

どうやら中華製のものらしく、ピンクの蓮の花の下に翡翠色の水の雫がぶら下がっている。

ピンクと緑の色合いが爽やかで、蓮の花の時期につけたら粋だろうなと思えた。

 

だがしかしまて、と私の中の客観性が邪魔をする。ピアスはキッチュな上に大ぶりな作り。

年甲斐もなく…という脳内ツッコミが入ってくる。

しかも商品名が『涅槃』。

若い子なら、なんちゃってチャイナ風で様になる気もする。

けれども私は青春よりも涅槃が近いお年頃。

リアル浄土感が出てしまう気がした。

これから法事です、みたいな。

やばすぎる。

成仏感をファッションで醸し出してどうするよ。

 

そっ、と私はTwitterを閉じた。

 

そういえば若かりし頃好きだったチャイナ雑貨、最近とんと買ってない。

 

ポーチとか、人の目につきづらいところはまだ良い。アクセは…なんだか気恥ずかしくなって来てしまって。

 

幾つになっても自分が好きな物を身につけるのが、本当は一番良いのだと思う。

 

でも自意識が邪魔をする。

客観的に、似合わなくなってきた気もするし。

結局、年齢や場に相応しくないと思えて落ち着かない事が一番の理由なのだと思う。

それにしても、涅槃感がリアルすぎる、という理由でアクセが選べなくなる年が来るとは思いませんでした…。

いっそのこと、自分の葬式が近い年になれば相応しくなるんでしょうか?

それもなんか違う気もするのですががが…?

今日は以上です。

 

 

 

神様、ほぼ私

 

最近日々、忙しい。

なんつーか人生が殺伐としておる。

忙しい割に給料は上がらないし、物価は上がりまくりだし。

世の中がそうなってくると客も余裕が無くて、接客業ってホント時々しんどいよね。

でもって、そんな感じでめちゃくちゃ疲れて帰ったら。

家に、神様からのプレゼントが届いてたんですのよ奥様!

住んでる町がバレバレになるから詳細は省くけど、来年のふくしま手帳を一冊、贈呈頂きました!

しかも私が送ったご当地ネタがちゃんと、手帳の中に収録されてます。

 

本当にめちゃくちゃやさぐれてた日だったので、神様はちゃんと見てくれているんだなぁ…とほっこりしたんですが。が。

 

5分後に、気づいたよね。

これ、私がネタ考えて、私がハガキ出したやつやん?

つまり、神=私じゃね!?

 

えーと、なんつーか幸せになるための種は自分でちょこちょこばら撒くべきなんだな、と改めて感じました。

これからも色々やろっと。

自分のご機嫌は自分で取らないとね。

そんなことを考えて、今日のお昼は職場で美味しい出前を注文しました。

 

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ソースカツ丼も値上がりしてましたけど、元気出ました。お腹一杯すぎて眠くなりましたw

それではまた!

 

割と怒ってます

久々の飲み会の席にて。

ストレスの解消法、なんて話になりまして。

そこで私の若かりし頃のストレス解消法を紹介したのですが、真剣にドン引きされまして…。

なんか悔しい?のでブログでも語らせてください!(昔一度書いたかも?)


その1・家の電柱に座布団を巻いて金属バットでフルスイング、飼犬に怯えられる


その2. 家の田んぼのあぜ道で全力疾走して田んぼに落ちる


その3. バックヤードの空段ボールを蹴飛ばしたら中身が入っていて捻挫する


…ほとんどが失敗談の様だが、それでも!
僕はこんな歌であんな歌で、激務を乗り越えてきたんだよう!(あいみょん風に)

当時、仕事がそこそこブラックだったので、メンタルがギリギリだったんすね…。

辞める間際はなんでもないのに涙が出てたりしてましたっけ。
それでも親から続けることに意味があるから辞めるな、とか言われて真に受けて頑張って来たんだよな。

 

様々な経験を積んで大人になった今、はっきりと言えます。
ブラックで得られるわずかな経験値より、一生付き合っていく自分の体やメンタルの方がよっぽど大事だから!
命大事に!寝れない、休めないとこは即やめよう!


と、ブラックの話はここまでにして。


私のストレス解消法は、いつもなぜかパワー発散系。
最近は、爆音でロックを聴きながら荒々しく掃除をしたり、布団を干したりと、家の中を掛けずり回っております。

でもよく考えたらこれってストレス解消じゃなく怒りのコントロール、いわゆるアンガーマネジメントってやつかも?

脳内『うっせいうっせいうっせいわエンドレスリピート』=怒りのパワーをクイックルワイパーにこめて床掃除!的な。家じゅうが片付くころには気持ちもスッキリしているので、とても良いです。

しかしこういうやり方って、正統派のアンガーマネジメントではあり得ないよね。

そもそも怒らないようにする・そのために他者に期待しすぎない、つまり『アレクサよりはマシ』ぐらいの気持ちで居ろ、ってのが基本のはず。

 

yutoma233.hatenablog.com

 

けれども私の場合怒りがちょうど家事への原動力として昇華してるので、それはそれで良いのかなぁ、と。

そんな訳で、我が家のキレイなフローリングは今日も他者への怒りで今日も保たれております。なんて呪われた床!

 

 

 

今週のお題「最近あったちょっといいこと」

 

整わないサウナ

最近は子どもの高校受験準備で日々バタバタ。仕事も人不足でワタワタしていたため、頭が一杯いっぱい状態であった。

 

こんな時にはサウナや!整いや!頭すっからかんにしたーい!

と三連休に地元温泉に出かけてみたのだが、運悪くサウナで一緒になった知らないおばあちゃんが延々としゃべり続ける人で…

 

しかしまぁ、最近は子どもとか親とか『家族の悩みが自分の悩み』みたいな日々が続いていたのでちょっと安心した。

こんなに人のことばかりで悩んでいたら、一人になった時空虚に陥りやしないか?なんて思っていたもので。

いくつになっても、自分のことが世界の中心だった頃に立ち返ることが出来るんだなぁ、と自己中心的なおばあちゃんの悩みを微笑ましく聞いていた。

 

なお、あばあちゃんの悩みは自分だけ友達から干しいちじくを貰えなかった!友達だと思っていたのに!というホントにどうでも良い恨みつらみであった。

 

サウナの中で干からびながら(既にみかけが乾物っぽいから要らないと思われたんじゃないっすか?)なんて最悪の相槌が思い浮かんだが人として踏みとどまった。

 

残念なことに、脳内はまるで整わなかった。
今週リベンジする…がまた別なネタを拾いそうで怖い!

 

たまには秋の紅葉を眺めながらホントに無の境地でのんびりしたいものなのですが…

 

短いけど、それではまた!

 

 

 

H子ちゃんとペイズリー

半袖シャツの袖から派手なペイズリーが覗く男性を町で見かけ、慌てて目をそらした。

10数年前からペイズリーは私の鬼門である、つい思い出し笑いをしそうになるので…

 
今日は笑えるペイズリーとはなんぞや?というお話。

 

 
10年ほど前、私が勤めていた職場はものすごく静かで厳格な雰囲気の場所だった。

ザ・お堅い。


来る客は業者か法曹関係者、そしてごく稀に明らかにカタギではない人たち。

 
そんなある日、窓口にやってきたのはいかついパンチパーマの男性。
白いロングTシャツ姿で、記載台に向かいこちらに背を向けた。

 
思わず息を呑む私。

 
ロンTの後ろはフェミニンなシースルー。
そして薄手の布の向こうに浮かぶ、眼光鋭い龍のモンモン!

  

男性はそのまま静かに申請書に記入し、窓口の担当者へと用紙を差し出した。

 

さて、その時窓口に立っていたのはH子ちゃんと言う私の先輩だった。

 

このH子ちゃん、職場のイメージとは正反対の人格の持ち主。

初対面で「私の事はH子ちゃんと読んでね!」とちゃん付けを強要(H子ちゃん当時50代)。

テヘッ♡ウフフのふー♡など過去の少女漫画でしか見られないような用語をリアルで発声してしまうなど、キャピキャピした明るい女性であった。

そしてファッションやメイクが大好きで、おしゃべり好きなH子ちゃん。

なんとパンチ男性にも果敢に話しかけた!

 

「お客様の洋服おしゃれですねー!後ろはペイズリー柄ですか?」

 

ペ、ペイズリーじゃねーよ!

 

その時H子ちゃんは仕事用の老眼鏡をかけていたため、遠くのものがよく見えなかったらしい。

震える私たちをよそに、男性は苦笑いして帰っていった。

その背中を見てようやく理解したH子ちゃん。
自動ドアが閉まった後、また呟いた。

「ドラゴン柄だったのね」

 

だから!柄じゃないから!

 

それ以来龍やら虎やら、いわゆる和柄の紋が入っている人を見かけるとペイズリーを思い出してしねる私です…短いけど今日は以上!

 

 

 

 

また髪の話してる?

3月の初めに、美容院に行ってきた。
あいにく、とても晴れて心地良い春の日和であった。
心地良い春の日の、どこが生憎?

花粉、花粉がぁぁぁ!

 

だから3月4月はなるべくお出かけしたくないのだが、PTAの業務として入学式、卒業式に出席しなきゃいけないので仕方ない。

自分の子どもが卒業する訳でもないのに涙目で鼻グズグズなんだからせめて髪型くらいキチンとしないと!

しかしあまりの天気の良さに、美容院に着いた時点で花粉に負けていた。
頭を軽く予洗いしてもらいながら、痒いとこありませんかーと聞かれ伝えたかったホントの気持ち。

眼球と、鼻の奥を洗ってぇぇ!

 

しかし当然、そんなサービスは不随していない。
頭を洗い、改めて席についた時点で私はもう何もかもがどうでも良くなってしまっていた。

 

君には無いか?

眠かったり頭が痛かったり、鼻水目の痒みで頭がうすらぼんやりしていると人生なんてどうでもいい、好きにしてぇモードに陥ってしまうことが!

「今日はどうしますかー?」と聞かれた時点で「もう好きにしてぇ…」と負けた女騎士状態だった私、なぜか『入学式・キチンと』というワードだけが頭に浮かび、「キチンとした感じで」という良く分からない注文をしてしまった。

なんだぁ!その美容師泣かせの曖昧な注文は!
「いつも通りで」で良かったじゃねぇか自分!

そんな訳で振り返れば後悔しかないのだが切ってしまったものはどうしようもない。

 

美容院では目が痒すぎてよく分からなかったのが、家に帰って頭を洗うと、とてもキチン!としたちびまる子ヘアの私がいた…。

ザ・こけし!

うっわぁやっべぇちびまる子だぁ、と引いたのだがよく見るとなんか違う。
ちびまる子ちゃんはピッチピチ(デスワード)の小学生だが当方40代。

顔の老け感とかサイズ感が明らかに違うのだ。
しかし鏡に映る顔は、どこかで見かけたナニカに似ている。

この顔は…あれだ…

レゴだ!

 

 

レゴブロックにいたわこんな人!

 

M1ヘルメット LEGOカスタムパーツ アーミー 装備品 武器 (オリーブドラブ)

 

 

そんな訳で入学式はレゴ頭で鼻水を垂らす羽目になった。

あれ以来何着てもどんなメイクしてもレゴが鏡の中にいるんですが…
大丈夫かこんなに四角くて。

 

そういえば私の敬愛する美容ジャーナリスト齋藤薫先生も、アラフォーの顔周りには曲線を、的なことをおっしゃっていたような気がする。
ほうれい線と髪の毛の直線はケンカするとかうんたらかんたら。

 

私が好きなブクマ家 id:vlxst1224 さんのアイコンもレゴっぽい?四角顔だが金髪縦ロールで華やかさを醸し出している。

 やはり曲線なのだ、ウェーブが大事なのだ!

そしてvlxst1224さん、増田のデート記事最高でした!日々殺伐としたはてな界隈に夢と希望をどうもありがとう!

えーとそんな訳で今日は今の私はレゴなのよ、そして次は縦ロール(?)目指すわってお話でした。

多分また失敗しそうなので、いつか続く!(続きたくない

 

嘘つきは前提を語らない

仕事で様々な電話を受けつづけて幾歳月。

怪しい電話も多々あるが、共通点が少しは分かってきたような気がするので、今日はそんなお話を。

 

怪しい奴の第一の特徴、それは『自分の名前を名乗らないこと』である(ただし自称お得意様野郎、サザエ系うっかり粗忽者除く)。

短時間で済む簡単な確認ならともかく、長い長い話になりそうな電話を個人情報は後出しで済ませよう、とする奴らはだいたい胡散臭い。

そもそもこっちは相手の個人情報が分からなければ契約内容すら分からないのだ。
それなのに「こういう場合はこうだよね?」と一部分だけの情報で言質を取ってこようとするやつはだいたい地雷。

大人しく聞いていると自分に都合の良い偏った情報ばかりを語り続けるので、一旦遮って「その方によって異なりますのでまずはお客様のお名前をお伺いできますか」と話を止めると電話が切れる。

しばらくすると、また同じ人物と思われる番号から電話が掛かってくる。
今度も名乗らず「○○だから○○だよね?」と一方的な確認。

安易な同意は危険なので先ほどと同じように「その方によって~」と切り出した途端また電話が切れる。

 

番号で検索してみると最近申請が却下された方だった。
再々再申請までチャレンジして、正攻法では無理だから電話で言質をとり、「あの時ハイって言ったじゃん!」とゴネ得で押し通そうと思ったのだろう。

こういう人がいるから客商売の人間の話し方は慇懃無礼で曖昧になっていくんやで…と時折国会答弁口調になる我が身を振り返り悲しくなった。

 

言質取りたい野郎に関わらず、名前を名乗らない、話の順序がおかしい人は(前提条件を語らずいきなり結論から求めるなど)何らかの瑕疵がある場合が多いので、用心深く扱うようにしている。

中には電話や説明が滅法苦手な人もいらっしゃるが、そういう人はだいたい話し方がおぼつかないのですぐ区別がつく。

スラスラと流暢に、落ち着いた声もしくは怒り声で。
都合の良いように端折られた話をスムーズに語る奴は怪しい、と勝手に思い込んでいる。

ネットも然り。被害を訴えている側が一部情報を秘匿していると(リンクを貼らない、削除してしまうなど)後ろめたいことがあるんじゃないのかと邪推してしまう。

 

とはいえ。
私は絶対嘘つきを見抜ける!詐欺になんて合わない!なんて思わない、思えない。

昔地面師と呼ばれる人たちのドキュメンタリーを見たのだが、その人たちは実にスラスラと流暢に、筋の通った話をしていて愕然とした。

真の詐欺師は話術で誤魔化すのではない、辻褄を合わせるために必要な書類全部を偽造するのだ!そんなん誰が見抜けるんや…

 

 

これは追記ですが、うちの旦那は誤魔化したいことがある時にはいつもより饒舌に物事を語ります。 普段は語らない出張についてのあれこれを食卓で語りだしたら『ピンクなお店に行った』のサイン。

あなたは嘘をどうやって見抜きますか?
教えて貰えたら今後のより良き家庭運営に役立つ気がします…するのか…?

 

 

かどや すりごま 白 1kg

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