おのにち

おのにちはいつかみたにっち

2017-01-01から1年間の記事一覧

イキイキママかく語りき

ウェーイ。みんな羨むイキイキママだよ。みんなの頭を踏みつけて、私だけは今日もイキイキハッピー☆ なんて思って生きてると思うのか愚民どもが。人体なんか踏まねえよバカ。ぐにゃっとするだろ、ぐにゃっとして生暖かくて気持ち悪いだろ人体なんか踏んだら…

『世界一の生産性バカが一年間、命がけで試してわかった25のこと』が面白い3つの理由

『世界一の生産性バカが一年間、命がけで試してわかった25のこと』という本を読んだ。職場の同僚から、これ面白かったよ、オススメ!と言われて借りたのだが、実は正直渋々…と言った感じだった。 だって、タイトルから漂う、意識高い系ビジネスマンのかほ…

寝ない子デブる?-『脂肪の科学』とホルモンバランス

『脂肪の科学ー痩せりゃいい、ってもんじゃない!』という本を読んだ。 著者は最近ライザップでダイエットした森永卓郎さん、医学博士の柴田 玲さん。 メタボ代表・森永卓郎と、脂肪細胞研究の第一人者柴田玲が対談形式で脂肪細胞が出しているホルモン、アデ…

今頃見終わったメイドインアビスがとってもナナチだった件

メイドインアビス全話、ようやく見終わりました! いや、実は初回はほぼリアルタイムで見てたんですけどね。かわいらしいキャラクターに綺麗な映像、王道の探検物語、好感の持てる人物たち。 すごくいい話だと思うんですけど、正統派の児童ファンタジーを読…

限りなく現実に近いディストピア-中村文則『R帝国』感想

中村文則さんの「R帝国」を読み終えた。 近未来の架空の島国・R帝国を舞台にしたディストピア小説である。 あまりにも暗く、救いのないストーリー。でも現実に限りなく近いところが面白く、色々考えずにはいられなくなる一冊だった。 物語は「朝、目が覚め…

追憶の上の王様

昔昔その昔、指輪をお断りしたことがある。 場所はスキー場のリフトの上だった。 行き場を無くした指輪は送り主の手によって崖下へ投げ捨てられ、白い雪が積もって見えなくなってしまった。 思いがけない出来事の記憶というのは忘れられないもので、風が冷た…

週に2回は休肝日、を週に2回は飲んでもいい日に。With P

さて、健康のために週に2回は休肝日、を細々と実践してきた私であるが、このたび大幅に政策を転換することにした。 迫りくる中年脂肪国の侵攻をくい止めるにはもはや予防策では追いつかぬ。 防衛だけではダメだ、こちらから攻め込まねば。いまこそ憲法改正…

歌野晶午「ディレクターズ・カット」感想-作り物の事件、作り物の死

歌野晶午さんの「ディレクターズ・カット」を読み終わった。相変わらずどんでん返しが冴えていて、面白い。 冒頭は著者お得意の口が悪く乱暴で、サイコパスじみた若者たちの無軌道なお遊びから。 コインランドリーで水着姿になり動画配信、洗濯物を取りに来…

『BLAME! THE ANTHOLOGY 』感想-豪華すぎる階層世界の物語

「BLAME! THE ANTHOLOGY」を読み終わった。 小川一水、野崎まど、飛浩隆と実力派揃いの豪華アンソロジー小説。 アンソロジーのテーマとなる「BLAME!」とは、月刊アフタヌーンにて1997年から2003年にかけて連載されていた弐瓶勉の人気SF漫画である。 遠い未来…

私の方が大変アピールと、自己憐憫の違いは何?

心沈む連休明け、明らかに私より不幸そうな女子が職場のロッカールームに居たんですわ。 休暇後なのに金曜日より疲れ切った顔、目の下に浮かぶクマ。 そういえば産休明けたばっかりだっけ…と彼女に同情する。 休むより仕事をしていたほうが精神的に楽、とい…

ほのぼの均等割

同じ会社の別の課に、ロッカーや廊下ですれ違えると嬉しい女性が何人かいる。 その人たちはいつもほんわか笑っていて、冷蔵庫の忘れていたチーズがかびていたんだけど、ブルーチーズだってはじまりは洞窟に忘れられたチーズだよね?もしかしたら私新しいチー…

選択肢が多すぎる

昔、トラピスト修道院に憧れたことがある。 トラピストクッキーは尼僧が焼いていると思い込んでいて、子どもが自立して旦那と死に別れて、それでも足腰が元気だったら修道院に行って私利私欲を無くし規則正しい生活を送りたい、と夢見ていた。 実際にはトラ…

花柄ガラガラ

基本無地です。もちろん服の話です。なお、お肌も無地です。家紋、入れてません。 概ねユニクロ、もしくはGU。 良く言えばシンプルベーシック。 しかしその実態はモブ。 基本紺白グレー、黒茶色! 空前絶後の光学迷彩! 職場のキング・オブ・モブとは俺のこ…

養老孟司「他人の壁」と私の壁

養老孟司さんの「他人の壁」を読みました。 結論は一番最初に書いてあって、自分と他人は違うのだから理解できなくて当たり前。ぶつかり合わないように回避すればいい、という話だった。 そして自然とそういう風に思えるようになるにはどうすればいいのか、…

ウエストメジャーの悪魔

Xデーまであと一か月。 もうすぐ、あの日がやって来る。 来たるべき戦いに備えて私は今日から禁酒することにした。 つまみはもちろん、おやつも禁止。 職場のトイレは今日から三階のものを使用。 私は一階在住なので、一日数回の階段上り、という負荷がかか…

RadioTalkはじめました!

Twitterでみかけた、RadioTalkというアプリをスマホに入れてみました。 このアプリを入れることで、簡単に10分程度の音声番組(ラジオ的な)を配信できる、というサービス。 play.google.com 簡単手軽に利用できてええやん...と思ったのですが、今の所、番…

他者を『人間扱い』できない病

チルドさんの昨日の記事を読んで、面白いと思った。 一言で要約してしまうと「性欲が減退したら『女の子』を人間として見られるようになった」という話だと思う。 つまり今まで男性と、ごく一部の『女の子』しか見えていなかったチルドさんの世界は、性欲の…

親離れ子離れ,からの新たな社会ネットワーク参加願望

最近、小学6年生の息子がなんだかオトナである。週末家族で映画に行こう、なんて誘うと友達と約束があるからパス!なんて断られてしまう。 共働き家庭育ち、小3から鍵っ子(低学年は学童保育)の息子、お一人様も慣れたもの。お昼は自分で肉や野菜、卵を入…

拡散する幽霊の謎?-似鳥鶏『100億人のヨリコさん』

面白い本を読みました。 貧乏な大学生が一人、リアカーを引きながら構内の寮に引っ越していく様子から物語は始まります。 訳ありの彼がこれから暮らすのは敷地の最奥にあると言われる、富穰寮。 誰も見たことがない、地図にも載っていない。都市伝説のような…

私のビンタ望楼

先日のビンタ事件について考えているときに、そもそもビンタされたことが無いからよく分からないのかも?などと思ってしまった。 ところが、よくよく思い返してみたら私にもあった。ペチッ、くらいだったけどビンタされた記憶が。 しかしビンタの理由がよく…

空腹王の帰還

死んだ。死んでしまった。 私の中の今日何食べたい、に答えをくれるゴーストが! 『何食べたい』オブザデッド!!! 「今日何食べたい?」は他者に聞く言葉、というイメージがあるが、そんな場所は既に通りすぎた。 3人も人員がいて、手羽先、ハンバーグ、…

三津田信三『わざと忌み家を建てて棲む』-ほんとの恐怖はすぐそばに

三津田信三さんの『わざと忌み家を建てて棲む』を読みました。 わざと忌み家を建てて棲む (中公文庫) 作者: 三津田信三 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2017/08/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 三津田信三さんと言えば「厭魅の如…

法と情とビンタ

ジャズトランペッター、日野皓正さんの騒動が最近話題である。かんそうさんの記事を見ていたら『ドラム日野ビンタ』とめちゃくちゃ的確にまとめられていてタイトルだけで噴いた。 www.kansou-blog.jp で、ドラム日野ビンタ事件、私は太田派である。暴力ダメ…

ハラスメント・ハラスメント

ベビハラの話が話題です。 www.goodbyebluethursday.com 記事を読んで、前段は赤ちゃんの健康に一番気を配ってお出かけしているのは親じゃないのかな?と思いましたが(だからマザーズバッグはあんなに重い。自分の楽しみを最優先するなら家で涼んでるのが一…

500記事までの道程・悲喜こもごも

こんにちは、みどりの小野です。タイトル通り、ブログ開設から2年半、ようやく500記事に到達しました…! ポジ熊さんの偉業(もしくは異形)を鑑みると遅いわ!って感じですが、私なりによく頑張った。エライ偉いエライ… さて、自分を甘やかすのはこの辺にし…

命を繋ぐということ‐『ギフト 僕がきみに残せるもの』

今日出勤前にあさチャン!を見ていたら、元プロスポーツ選手の物語が紹介されていて朝からメイクがヤバいことになってしまった。 出がけに泣かすのやめろよな!と思いつつ一日中頭を離れなかったので、今日はそのお話を。 スティーヴ・グリーソンの物語 ステ…

夏休みに!おすすめ地底探検SF6選

夏休みです!夏休みなので、県民として福島が誇る鍾乳洞、あぶくま洞にて涼んできました!暗いぞ狭いぞ綺麗だぞ! 入場チケット1200円(ネット割引あり!)にプラスして200円払えば、ものすごく狭い所を登ったりくぐったりする探検コースにチャレンジ…

残暑お見舞い頂きました。

葉書など、書かない/貰わない昨今ですが、素敵な暑中お見舞いを頂いてしまったので、紹介します。 会津に住むみどりの小野、という私のことを上手く盛り込んで、私のブログのことを『今、日々その暮らしを紡ぐ』と書いてくれているのだ、と思います。 「小…

便乗牛乳石鹸CM・ショートストーリーズ

牛乳石鹸CMがこの夏、盛り上がってますね。 最初はケーキ腐るーー!とかプレゼント当日でいいの⁉と戸惑ってた私ですが、皆様の色んな意見を読むうちに一周回って面白くなってきました。 そんな訳で今日は三者三様、家族の目線に寄り添う「私の考えた牛乳石鹸…

本当に「こんな時代に生まれてきた子どもはかわいそう」なのか?

お盆で、久しぶりに学生時代の友人たちと会った。 ちょうど同じ年頃の子どもを育てている私たち、自然と自分が育った時代と、今の子どもたちを取り巻く環境の違い、という話になった。 そんな中で友達がこぼしたのは『こんな時代に生まれてきた子ども達はか…