おのにち

おのにちはいつかみたにっち

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

脱・トウモロコシヘア!40代からのおすすめヘアケア

こんにちは!アラフォーど真ん中、みどりの小野です! 艶々の三つ編みがしめ縄のようだったあの日から幾霜月、最近は毛が痩せてきました…身は肥えるのに毛は痩せる、これいかに?なんてトンチごっこをしている場合ではありません。 犬も猫も馬も人も、等級を…

いらないものは要りません

独身時代、短期間だけ勤めていたスーパーの店長からブランドバッグを貰いそうになったことがある。 いきなり職場で高そうな包みを渡され、店長は既婚者、私も彼氏が居たし、そのようなモノを貰うような親密な仲では決して無かったため、いやいやいやいや店長…

目が離せなくなる不思議なサーカス-『カラヴァル 深紅色の少女』

『カラヴァル 深紅色の少女』読了!全世界でベストセラーなんて華々しい肩書きのジュブナイル(YA向け?)ですが、カラフルで映像的でとっても面白かった。 ディズニーシーやシルクドソレイユのショーを活字で読んでいるような、不思議な感覚をもたらしてくれ…

アムンセンになれなかった男

5月21日の朝、登山家の栗城史多さんがエベレストで命を落とした。 今はただ、ご冥福をお祈りいたします。 エベレストは一人で登れる山ではない。 無謀な冒険はガイドやシェルパ、同じチームの仲間など沢山の命を危険に晒す羽目になる。彼自身の技能が足りて…

屋根裏の小人

祖父母の住む古い日本家屋には屋根裏があった。ロフトスペースなんてオサレなもんじゃなく、梁がめぐらされて薄暗く埃っぽい、昔ながらの天井裏、というやつ。 子どもの頃、私はここに入りこんで小さな風穴から下を覗くのが大好きだった。 私は祖父母の一番…

前髪は悩ましい

分量は全頭髪のわずか10%にも満たない、そんな微量の毛束を人は『前髪』と呼ぶ。 古来より人の前髪は象徴的に扱われてきた。 まだあげ初めし前髪の、と藤村の詩にもあるように、切り揃えていた前髪を日本髪に結い上げ、額を出すのが少女から女性になる、一…

屋上の夢と、万城目学『バベル九朔』

古いビルの屋上に建てられた、小さなプレハブ。貯水タンクの隣に並ぶその建物の前には物干し竿が置かれ、干された洗濯物がそこに住む人の気配を感じさせる… 首都高を走る車の窓から、そんな景色を眺めたことはないだろうか? 私はある。そしていつも密かに憧…

食べログジジイの思い出

はてなブログを始めたのはなぜ?そんな風に聞かれたことがある。 きっかけはインフルエンザで5日間暇だったから。当時スマホに入れていたニュースアプリがよくはてなブログの記事を拾ってくるからはてなに親しみがあった、そんな話をした。 とはいえもう一度…

美人の欠点

かつて、素晴しい美人で仕事が出来て声もキレイで、みたいな完璧に近い女性と仕事をしていたことがある。彼女はほぼほぼ、完璧だった。たった一つの欠点を除けば。 彼女の欠点。それは、仕事が暇になると店内のお客さんを眺めて批評を始めてしまうこと。しか…

世界はアイドルで出来ている-柚木麻子『デートクレンジング』

〈妊活〉のために仕事を辞め、実家の喫茶店で働く佐知子。彼女の親友である実花は、10年間人生を捧げてきた仕事に挫折し、突然〈婚活〉に走り始めます。佐知子は、誰よりも輝いていたはずの親友のその姿に違和感を覚え、2人の関係もぎくしゃくしていきますが…