おのにち

おのにちはいつかみたにっち

ブログと献立

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今日は私が好きなブログを3つ、紹介したいと思う。

一つは映画メイン(小説も素敵)のブログ、もう一つはケーキメイン。
最後の一つは文章が素敵で、どれもよく読ませて頂いている。

 

mujina.hatenablog.com

 

kato.hatenadiary.com

 

d.hatena.ne.jp

 

私はもともと日々のなんでもない話を綴った、普通の日記みたいなブログを読むのが好きなのだけれど、この3つはその中でも選りすぐりのお気に入りで、いつもひっそり(時折コメントを送らせて頂きながら)楽しんで読んでいる。

彼らの日々はとっても普通、なのだけれどいつも少しのこだわりが感じられる。
『ぼくと、むじなと、ラフカディオ』のべるさんは、夕食に手作りのサラダを作る。t_katoさんはケーキと飲み物の組み合わせかたがいつも素敵。晩ごはんも美味しそうだ。gustav5さんの料理は手間暇がかかっている感じがして、いつも唾を垂らして読んでいる。

 

…ここまで読んで、要するにコイツはただの食いしん坊なんじゃないか?と思ったアナタ、とっても鋭い。
確かに私は食い意地が張っていて、美味しそうなブログを読むのが大好きだ。

でもこの3つのブログの楽しみポイントはちょっと違う。
あくまでも私の勝手なイメージなのだけれど、べるさんもt_katoさんもgustav5さんもその日の食べたいものがちゃんと定まっている、ように見えるのだ。そこが好き、そこが素敵。

 

午後3時くらいに今日の晩御飯は何を作ろう、とちゃんと献立が決められる。
帰り道はスーパーに寄って必要な材料を買って、ちゃっちゃと拵えのんびり夕食を迎えられる。当たり前に見える普通の暮らし、でもそれってすごく豊かなことだ。

結局のところブログに描かれているのは他人に話せる表面のことでしかないから、その人の水面下にある本当の苦しみや悲しみは、私には分からない。

実際は残業続きの日々で、手料理?なにそれふざけんな、なのかも知れない。

それでも彼らのブログからは、今日何食べたい!と心がスパッと定まって、料理が上手くいったときの満ちたりた気持ちが伝わってくる。
お腹よりも、心が満腹になるようなあの感覚。

彼らは私が愛おしく思う日々の当たり前のことを、ちゃんと慈しんでいる人たちのように見える。

その日の献立を決めるって、地味に難しい事柄だ。

私は今日何が食べたいのか?
その日の気温や湿度、朝ごはんや昼ごはん、前日に食べたもの。
自分の体との意思疎通がきちんと取れていないと上手くいかない気がする。
孤独のグルメの、今日の俺は何腹だ?ってやつ。

私はそこんところの機能がどうもポンコツで、揚げたてのトンカツを一口食べた瞬間に『しまった今日はシメサバだった!』と気が付いてしまったりする。
そんな感じだから食べたいものがスパッと作れた日はとてもスッキリ、心地いい。


今回紹介した3つのブログに対して、私はいつも勝手に、そんな心地よさを感じているのです…。

身勝手な思い込みで本当にごめんなさい。
書いたものがどう読まれるか、ってどれだけ記事を書いても実は未だに分からない。
突然思いがけない一文から、コメント欄でオッサン大喜利が始まったりする不思議。

t_katoさんのブログはもしかしたらケーキの商品名に乗せたロシアへの暗号文なのかも知れないし、べるさんの小説は実は本当に見たことを描いた日記なのかも知れない。gustav5さんは自分のブログを『裸』で検索する人がいるから、とご親切にも3サイズを記載していた。

 たった一人の、ただ一つの日記。
それでも読む人の数だけ、たくさんの世界が広がっているのだろう。
私は彼らのブログに、なぜか晩ごはんの献立を思い浮かべてしまった。

 

人生は色々、上手くいかない。
それでもその日の晩ごはんの献立が定まっているだけでも、私たちはちゃんと幸せになれる。

上手く言えないのだけれど、この3人のブログを読むとき、私はそんな風に満たされた気持ちになるのです。

あなたが癒されるブログはなんですか?そのブログを好きなポイントは?
もし良かったら、聞かせてください。