おのにち

おのにちはいつかみたにっち

@キモリプおじさんの変容

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※この物語はフィクションです。
フ、フィクションって付けときゃなんでもフィクションになるんだからね!

 

さて、とあるSNSに人気女性声優がいたとしよう。

『今日はとろーり三種のチーズ牛丼食べたよ!』(すき屋のステマ)

《以下リプライ》

「すき屋かな?美味しそう!」(あるある)

「明日のお昼はすき屋にします♡」(信者表明)
「惜しい!正しくはとろ~り三種のチーズ牛丼だお☆」(校正系)

「僕はカレーです!」

 

き、聞いてねぇ~~~~!

 

声優のタイムラインで聞かれもしないのに自分の話をはじめちゃう、でもよく見かけるよねこういう人…

キモリプ呼ばわりされるほどの存在ではない、でも話の流れ上(小)キモリプおじさんとしておこう。
性別はともかく、年齢も分からないのに『おじさん』とは何ぞや?という論争もあるが今回はさておいて置く。

 

まぁとにかく、それからも(小)キモリプおじさんの快進撃は続く。

 

『今日は○○ちゃんとタピオカったよ♡』
(○○ちゃんの方が顔が大きく見える画像付き。しかし○○ちゃんは逆の写真をUPしているのでお互い様である)

《以下リプライ》

「カワ(・∀・)イイ!!冷たい飲み物でポンポンこわさないでね(^^)/」(田舎の祖父母)

「同じタピオカ飲みに行く~~!」(追体験系信者)

 

「僕はカレーです!」

 

やっぱり聞いてねぇ~~~~!

 

しかしそんな(小)キモリプな返答も、回数を重ねるうちに見慣れてくるもので。

 

『今日はスタバ「僕はカレーです!」

 

『今日はやよい軒「僕はカレーです!」

 

『今日はライブ「僕はカレーです!」

 

お前は、カレーか!?

 

そんな風に脳がバグって来た頃、(小)キモリプおじさんの見せ場がやって来る。

 

『一人が寂しかったりそんな夜もあるよね…同じ月を貴方も見ているのかな?』

(ちょいエロ部屋着画像つき)

 

「ババ様!タイムラインに赤い光が見えます!どんどん増えてるみたい!」

「こうなってはもう、誰も止められないんじゃ…目を閉じておれ…」

 

《以下リプライ》
「太もも太もも太もも太もも」(赤い目の王蟲系)

「寂しい時はいつでもDM

「頭ポンポン

「膝枕して

 

次々と押し寄せる、自称彼氏系信者の波!

声優が誘ったとはいえこれらのリプライはあまりにも…

 

そんなタイムラインに、一筋の光が!

 

「僕はカレーです!」

 

カレー!お前がいて良かったカレー!

こうなると彼はもはや(小)キモリプおじさんではない。

○○ちゃんのタイムラインに常駐するカレーである。

「僕はカレーです!」が無いとみんながカレーの生存を心配する、そんな存在。

 

さて、このようにキモリプは『慣れ』で変容する。

割と世の中、そんなもんだと思う。
キモイもウザイもハラスメントでさえも、見慣れてしまえば違和感は失われる。

 

だから?

私は我が身を振り返る。

キモリプが多いと周囲からは言われがちな私のタイムライン。

でも本人にはその自覚は無くて、それってつまり…

 

@@@@@(自己規制)(この物語はフィクションです

 

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