さてさて、今日は平成最後の日、TVは朝から大騒ぎしております。
これだけ平成のニュースを流されればイヤでも時代を振り返ってしまう、という訳で。
今回は田舎で暮らす普通の40代主婦にとって、平成とはどんな時代だったのか…というお話です。
なおあくまでも個人的な、自分語りなんで。
違うだろ、平成とは…とか薀蓄語りたい奴は黙って自分のブログでやんなさいよね!(グダグダ言われる前に釘をめった打ちにしていくスタンス)
さて、平成が始まった頃、私は中学2年生でした。
北海道のマンモス校から、会津の超閉鎖的な中学へ転校して、転校生として浮きまくっていた時代でありました…。
なにしろ保育園、小学校、中学校とほぼ同じメンバーが1クラスに揃っている、という田舎ならではの団結力。
古い付き合いだからこその、口に出さなくても分かるだろ…的暗黙の了解がそこかしこでまかり通っていて、毎日地雷原を歩くような気持ちだったことを思い出します。
しかし、当然ながらそうした閉鎖的なコミュニティが長続きする訳もなく。
高校に進学して、大きな世界に放り込まれると今まで権力を握っていたはずの人間ほど適応できず不登校になったり、中退したりしていきました。
私がなんとか閉鎖的な環境に馴染み、その後は楽しい高校生活を送れたのは本の世界という学校とは別の逃避先を持っていたからでした。
一つのコミュニティに染まりすぎない。
仕事や家庭以外にも趣味を持ち、なるべく広い視点を持つように努める。
小さな世界の『当たり前』を信じない。
この3つは私が平成元年から6年の間に習得した考え方です。
平成元年には東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件もあり、ファンロードやぱふを買う事すら後ろめたい雰囲気だったのですが…
本を読むほかにも絵を描いたり、文通したり。
そうしたオタク・コミュニティが私を救ってくれたことは確かです。
就職したのはバブル崩壊の末期でした。
一時期の就職氷河期からは多少持ち直していた頃。それでも就職先は限られていましたし、ボーナスが出ない会社も多かったです。
当時先輩達からは、社員旅行で海外に行ったこと、ホワイトデーや誕生日のお返しはブランド品が常識だったことなど、バブリーだった私自慢を散々聞かされましたが、バブル期は真面目な学生だった私は『何浮かれた話してんだこいつら』とイラッとしたことを覚えています。
そういえば50代の先輩は、あれから4半世紀が過ぎているというのにバブル期のホワイトデーのお返しはシャネルやティファニーだったことを未だに給湯室で布教しています。「それが当たり前だったのよー!なのに今の男子は」的な。
良い時代を過ごしてきたという、美しい思い出なら良いのですがなんかどうも鼻につくというか、能天気なバカにしか見えねーというか…
正直、そんなクソくだらねぇ栄光いらねーわ!と思ってしまうのは氷河期人の強がりなのでしょうか?
なお私が当時彼氏から貰った忘れられないホワイトデーのお返しは、初心者なのに分量を量らないで作ったチャレンジ精神満載のクッキーでした…。
奇跡的に食べられる味には仕上がっていたのですが、何かが過剰にみっしりしていて、一枚でお腹がいっぱいになる非常食っぽい仕上がり。
「これ、山で遭難した時にいいよね!」と懸命に褒めたことを思い出します。
やっぱりティファニーが良かったのでは
1990年代(平成2年~平成11年)にはバブル崩壊の他にも地下鉄サリン事件が起こったり、暗いニュースがたくさんありました。
個人的にはプレイステーションが発売になったことが一大ニュース。
私はFF7発売と同時に予約購入したんですけど、あの頃はドラクエとかFFの発売日に行列が出来てたからスゴイ。
そういえばポテチとコーラを準備してゲームを徹夜でプレイする楽しさ、最近味わえてないです。
GWにやろうかな?でも今はPSやスイッチよりも『Steam』の時代ですよね、ゲーム用のパソコン欲しい…誰かホワイトデーにくれ、バブル期カモン!(おい)
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子育てに追われていたのは平成18年からの10年間。
正直二人の子どもが小学校に上がる前のことは必死過ぎてあまり記憶がありません…。
ワーキングプア、ネットカフェ難民が当時の社会問題となりました。
その状況は現在も変わりませんね。
そして昨今!
平成29年ごろからは子育てにも余裕が出来て、仕事の他にブログを始めたり、オフ会に行ってみたり、Twitterを通じて友達が出来たりツイキャスしたりラジオもしたり…ネット文化を満喫しています。
周囲でもインスタやFacebookなど、各種SNSを楽しんでいる人が増えました。
そのせいか多様な価値観を許容できる人も増え、生きやすくなった感があります。
これから・この先はどうなっていくのか?
ニュースではひたすら暗く、不安な未来ばかりが強調されて描かれていますが、自分の実感としては年を取るほど余計なものに縛られることなく身軽に自由に生きられる気がして、楽しいです。正直女の子扱いで軽んじられていた(チヤホヤとも言うけど)若い頃より、お年寄りとして多少は尊重されるこれからの方が絶対生きやすい気が。
まぁ腰やら老眼やら、体にガタがくるとまた違うのかもしれませんが。
今後の目標としては健康寿命を限界まで引き延ばす!ですね。
運動嫌いだけど頑張ろう…自分の足で歩けないと人生楽しくないもの。
そんな訳で私の平成は、転校生で浮いていた中学生が、子育てに必死になり、今は老後の健康について思い悩んでる31年間…と相成りました。
平成は短いと思ってたけど、10代から40代までってホント色々あるね。
さてさて、老年期を迎える令和はどんな時代になるのかな?
けっこう、楽しみにしています。