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夕木春央『方舟』めちゃくちゃ面白かった!

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前回紹介したAmazonのAudible、まだまだハマってます。色々聴いてます。

そんな中でこれはオチがすごいぞ、余韻がヤバいぞ!と思ったのが週刊文春ミステリー第一位、夕木春央さんの『方舟』。

地下建築の中に閉じ込められた十人、という古典的な密室モノなんだけど、建物の特殊性をめちゃくちゃ活かしてて上手かった、さすがだった。

読んだ後はもっと早く逃げたなら…とか色々考えちゃったんですが、なんと講談社公式の読了後に読む特設ネタバレサイト(⁉︎)があり、有栖川有栖さんの豪華解説がついていて『なるほどな…』と納得しました。

 

いや、やっぱり倫理観がぶっ壊れてる気がするんですけどね!?なるほどな、で良いのかこの話!?

でもミステリーとしてはめちゃくちゃ良い出来、文句なしに面白かったと思います。

下手に語るとネタバレしそうで紹介がとても難しいんですがあらすじを簡単に。

 

地震が起きて山奥の地下建築に閉じ込められた十人。脱出方法を模索する中で殺人事件が起き、残された九人は犯人を犠牲にして地下から脱出するために犯人探しをするのだが…というお話です。

携帯の通じない山中、宗教団体が作ったらしい『方舟』と呼ばれる地下建築、外に出るためには最低一人が中に残らなくてはいけない…とクローズドサークルの醍醐味てんこ盛りになってます。

好きな方はぜひぜひ。そして倫理観に頭をバグらせましょう…(*´ω`*)