おのにち

おのにちはいつかみたにっち

AIとBI

自分が住む町の、今後40年間の人口推計を教わった。

今は1万5千人ほどが暮らす町が20年後には1万人に、40年後には6000人程度に減少すると予測されているらしい。

40年後には85歳になる私、100まで生きる気満々なのでもしかしたら人口6000人の、更に少子高齢化も進むので半数以上が高齢者の町を体験できるのかも知れない。

 

さて、人口減少ガ―、少子高齢化ガーと将来を悲観するのは簡単ではあるが思考が停滞している。

多少の数値の変動こそあれ、人口減少・少子高齢化は日本のみならず、世界に待ち受ける確実な未来な訳である。

 

どうせならそんな未来でも期待したい、楽しみたい。

 

まずは人口減少について考えて行こう。

現在でも人手不足は問題だが、将来的には更なる不足が待ち受けているのではないかと思う。

特に外国人を安価で働かせる、技能実習的な制度は今後廃れていくと思う。

40年後には現在後進国と呼ばれる国々が日本のGDPに追いつく、追い越す可能性が高い。

自国より賃金の安い国に出稼ぎに来る物好きは滅多にいない。

オーストラリア?ワーキングホリデー?あーあーあー聞こえない!

人間がいないのなら機械をこき使えばいいじゃない。

  

明日、機械がヒトになる ルポ最新科学 (講談社現代新書)

明日、機械がヒトになる ルポ最新科学 (講談社現代新書)

  • 作者:海猫沢 めろん
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/05/18
  • メディア: 新書
 

 

そんな訳で時代はAI全盛期。

自動運転、更には人工知能の進化により洗濯や掃除、高齢者の介護ロボットの登場も数年後かも。

外食産業のオペレーション業務も機械化が進んでいますし、野村総合研究所いわく、今後の15年で既存の仕事の49%が不要になるらしいっす。

 

私が生きている間に電気羊な未来が訪れるかも知れないと思うと結構ワクワクです!
セルフレジとか、機械化の話が出ると必ず人の温かみとか人情論が出てくるんですけど、正直私はオムツを代えてもらうなら人間よりも機械が良い派です…

 仕事とはいえ、ボケた自分の話に延々付き合わせるとかシモの世話までしてもらうとか、申し訳ないにも程がある。 介護も外食産業も、労働に見合った賃金を支払えない業種はいずれ機械化してゆく、それによりサービスの質が落ちるのは仕方のない事だと思います。

 

介護業界なんかは特に、働く人の『善意』に依存しすぎだよね。

人口が減少して行くのだから、良き人ばかりが消耗してゆく『お気持ちサービス』もだんだん減らして行かないと。

今の私たちってちょっと『お客様』すぎる、受け身すぎるんじゃないでしょうか?

 

…話が脱線しました。

人口が減少してゆく、働き手が不足する。
そこを埋め合わせてくれるのがAI技術の進化である、という話でした。

 

しかし既存の仕事の49%が不要になってしまうと、今後は逆に働く場所が無くなる人も増えていくことでしょう。AI化はまずは単純作業、そして人と接する機会の少ない業種から進んで行っています。

今後の人類に求められるのはより高度で専門的な技術であったり、コミュニケーション能力が必須であったり、つまり機械には出来ないお仕事である、と思うのですが…ここで深刻なエラーが発生します。

では人と接するのが苦手だったり、特殊な技能のない人間はどうしたらよいのでしょう?

 

AI技術の進化と共に、取り沙汰されるようになった未来の働き方問題。

一部の職種から上手く鞍替え出来ない人間は、みんな失業するかも知れない。
ではどうするか?

そこでAIと共に、最近話題になっているBI(ベーシックインカム)の登場なのでは…と思うのです。

 

AI時代の新・ベーシックインカム論 (光文社新書)

AI時代の新・ベーシックインカム論 (光文社新書)

  • 作者:井上智洋
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2018/04/17
  • メディア: 新書
 

 

BIとは、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策のことです。

構想の出現は18世紀末だと言われていますが、それから定期的に、同じような構想が話題になります。

もちろんAIが語られるようになった最近も!

私自身、数年前にベーシックインカムに関する記事を書いています。
今読み返すとかなり雑だし粗もあるので貼るのは辞めておきます、うう…

しかしその時の私はBI導入反対派でした。

ベーシックインカム - Wikipedia

 

wikiでざっくりでも読んでもらえば分かると思うんですが、BIって『みんな一律のお金が貰える!新しい働き方が模索できる!』という良い一面だけじゃなくて、その他の社会保障制度が簡素化されるのではないか、というような不安も問題視されているんですね。

豊かな財源のある国なら従来通りの社会保障+BIが可能かも知れないけど、日本はそうじゃない。


けれども、BI導入により社会保障制度、公共事業を縮小することが出来れば、政府・行政の規模や介入を可能な限り縮小する「小さな政府化」は実現可能な訳で。

 

そこで冒頭の、人口推計の話に戻ります。

1万5千人が20年後には1万人に、40年後には6000人に…

小さな政府化、必須なんじゃね⁉

 

人口が減少していく時代、特に地方では公共サービスもインフラも規模を縮小せざるを得ません。
だったら思い切ってBIを導入(導入も、赤字財政の地方から先に進めていけば首都圏の人口緩和に繋がるのでは?)。

BIの導入によって時間に余裕のある人が増えるので縮小した公共サービスは全員が公務員のような気持ちで、自分たちで運営していけば何とかなるのでは…と思ったのですが…

『全員が公務員』のあたりでむかしむかしの社会の教科書が頭をよぎるっ!

これってなんてソビエト連邦?もしかしてストロングゼロは日本のウオッカ?

えっと明るく楽しい未来を想像するはずだったんですが…

まぁいっか、ボルシチ美味しいし(雑)!

それではまたっ。

 

成城石井 ボルシチ 200g

成城石井 ボルシチ 200g

  • メディア: 食品&飲料
 

 しかし無意識に成城石井のボルシチを選んでしまう程度の脆弱性で大丈夫だろうか…

人の世話ばかり焼く人生?

今朝、ほんっとーにイライラしまして。

今日は中学生の子どもの部活送迎があって、朝8時集合だから10分前には到着するように送り届けた方が良いな、多分道は凍結してるだろうからいつもより早めに出ないと、なんてきっちりプランニングしてたんですね。

もちろん集合時間も、前日夜に本人に確認済み。

 

そしたら7時半に学校から電話が来まして。

『集合30分早まったんですけど…本人には昨日の朝伝えましたが…』

 

もうもうもうホントにだからさぁ!?

しっかりしているように見せかけて実はボンヤリな息子、結構そういうトラブルあります。

 

スリップしない速度で車を飛ばし、待っていたみなさんに平謝りで送り届けて来たんですが。当の本人は悠々と『おはようございます』で…オマエは重役かーっ!

 

もうもうもう、なんで何も咎のない私の胃がキリキリしなくちゃいけないねん、と牛のように鳴きまくりました。

 

まぁ落ち着いて考えてみればあるあるやなーって話なんですが。

 

そもそもウチの息子はいつも落ち着いている所が長所なんですね。
滅多に怒らない、穏やかな性格だと先生からも言われました。

 

ただそれゆえにこういう時も焦らない。

落ち着き過ぎやねんオマエーー!

 

そしてそんな風に落ち着いているが故に、周りからはしっかり者だと思われており、先生も時間変更は前日の朝一回言っておけば大丈夫だと考えたらしいんですが…

 

すいません先生!
返事は良いし真面目に話を聞いているようにも見えますが朝のアイツは八割方寝ています!何一つ信用しないでください!

 

 

まぁ結局のところ言われた予定変更をきちんと記憶するのも、集合時間に合わせて準備するのも、将来のために本人がしっかりやらなくちゃいけない事で。
私がキリキリしなくちゃいけない問題じゃないんですが。

 

どうしても気を揉んじゃうんだよなぁ…

自分の子どもだから、というだけじゃなく、私自身の気質の問題なのかも知れません。

 

 

思えば一番最初に勤めた花屋でも、店長がお客様からの注文をちゃんとメモしたり注文票に記録しないまま忘れがちなのが許せなくてめちゃくちゃ管理してましたっけ…

 

店長の店なんだから損益を被るのも信用を失うのも本人の責任だし、雇われの私がキリキリする事じゃないんですけどね。

 

忘れられたお客様からのお怒りが届いたとき、クレーム対応するのがなぜか私の役割だったもんで…

今思い返してもツラタン!
人の失敗を謝り続ける人生!

 

一番しんどかったのが、息子が結婚して初めての母の日、お嫁さんが送ってくれたお花を届けるのを忘れた、って奴で…

 

届け先のお母さんが、ホントに切々と語ってくれまして。

お嫁さんは、遠い所に住んでいる私のために気持ちを込めて、私が好きなお花を選んで送ってくれたと。

しかもわざわざ1ヶ月前に予約をしたと。

お母さんだって、お花が届いたら直ぐにお礼の連絡をしたかったと。

それなのに、母の日から1週間も経って連絡が無いことに不安になったお嫁さんの『お花どうでしたか?』という電話で事態に気がつく羽目になるとはどういうことなのか?と。

 

お嫁さんが連絡をくれなかったらお互いに気持ちが行き違っていたかも知れない、オタクのお店は嫁姑問題を起こしたかったのか、と!

 

何もかも本当に申し訳なさすぎて…!
最悪の事態すぎて、謝るしかなくて…!

もちろんお花代は全額返金、相応の金券も準備しましたがお金の問題ではない、なぜこういう事が起きたのか、こうした事態を防止するためにはどうしたら良いのか考えろ、さもなくばお前の店は金輪際使わない、と言われまして…

 

 

注文頂いたFAXを綴る台帳も、電話をメモする記録簿も、それを日時に分けて分かりやすく記録しておく日報も、もちろんちゃんと存在するんです。

店長がFAXやメモを記入し忘れるのはいつもの事なので、ちゃんとチェックも入れてたんです。

 

でもまさか、店長が届いたFAXを何枚も、自分のデスクの引き出しに仕舞い込んでいただなんて思いもしなくて…流石に人の机の引き出しなんて開ける訳にもいかず…

 

すいません店長を信頼した私がバカでしたぁ!
対策としては店長をクビにするしかないんですが結果商売をたたむ羽目になりますぅ!

 

つかなんで私がこの正しすぎる説教を聞いてんの?
この話を聞いて心底反省して心を入れ替えなければいけないのは店長でしょうが!
私が改心してどうするよ!店やめんぞゴラァ!

 

…と思ったのですが店長は案外気の良い人だったので見捨てられず結局10年程勤めました。今思い返してもブラックだったと思います。私の胃、思ったより逞しい…

 

 

ホントに時折、人の世話を焼いてばかりの人生に疲れを感じたりもします。
次生まれ変わったら結婚なんてするもんか、とか。

もう誰の世話も焼くもんか、自分のためだけの人生を生きてやる!なんて。

 

でもでもでも。

そう思うのだけど。思いたいのだけれど。

 

多分私だけの人生が訪れたらきっと暇すぎて、結局あっちゃこっちゃ気を揉んで、余計なちょっかい出すんだろうなぁと…。

 

もうもうもうもう!と呻きながら、時折怒り狂いながら、それでも人の世話を焼くのが、その癖自分もたいした出来ちゃいないのが、煩わしい私の生き方なんでしょう。

 

私にとって人生は『一人で生きるにはヒマな時間』なのかも。
それでもその暇が早く訪れないかなぁ、引退したいと思う日も多々あるんですが。

 

疲れたり、やっぱりヒマだ!と張り切ったり。
そうやってアップダウンしていくのも私らしさなのかも知れません。

 

…って、40数年生きて今更ですが私のキャラ設定って色々面倒くさくてしんどい系じゃないですかー!?

次に生まれ変わるときはもっとキャラ変をだな…ぞ、造形もなんとか…ああっやっぱりもう面倒くさいからミカヅキモでいいやーーー!人類なんてやめてやるっ!

  

ミカヅキモ

ミカヅキモ

  • アーティスト:平野 宏太
  • 出版社/メーカー: 平野宏太
  • 発売日: 2017/06/21
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

傑作中国SF『三体』感想・めっちゃワクワクする物語!

 今頃読み終えました、アジア圏初のヒューゴ賞受賞作品『三体』。

この作品、高評価レビューがめちゃくちゃ多く、三体以前・三体以後なんて言葉も見かけ、正直そんなか?そんなにか?『三体』はSF界の『銃・病原菌・鉄』なのか?と疑ってかかってたんですが…。

めーちゃーくーちゃーおもしろかったーーー!


読み終えた今、頭の中が『三体』で一杯です。

続き、続きを…私にお代わりを!早く!せっかく覚えた人名を忘れる前に!
既に完結済みの三部作を一部づつ出していくなんて、しかも次巻の発売日(今年中には出るらしいけど)はまだ未定とか、泣くわ!

 

三体

 

『三体』あらすじ

 

物語は文化革命の時代から始まる。
物理学教授である父を目の前で惨殺され、絶望する娘、葉 文潔(イエ・ウェンジェ)。天文物理学を専攻していた彼女は、その後軍の極秘施設・紅岸基地に所属することになる。

 

それから四十数年後。ナノテク素材の研究者、汪 淼(ワン・ミャオ)は謎の学術団体「科学フロンティア」への潜入捜査協力を依頼される。

2ヶ月足らずのうちに物理学者数名が立て続けに自殺。しかも彼らは皆、遺書に同じ理由を記していた。

曰く、『物理学は存在しない』。

彼らが関わっていたとされる「科学フロンティア」、そしてVRゲーム「三体」。
やがて汪の目前にも恐ろしいカウント・ダウンが姿を現す。
科学を超えた出来事に常軌を失いかける汪だったが…

冒頭で起こる文化革命の無慈悲さ、非論理性が恐ろしい。文潔の父は物理学者なのに相対性理論を教えていたという理由で石を投げられる。

紅衛兵たちは、革命のためにアインシュタインのような資産階級の理論は駆逐されなくてはいけないというのだ。

しかし文潔の父、葉 哲泰は怯まない。
真実は実験によって見出されるべきもので、思想によって導き出された実験結果は歪んでいるのだから、と。

ところが現代の中国でも、歪んでいたはずの文化革命の思想をなぞるような事件が起こり始め、科学者が次々と命を落としていく羽目に。

そしてまんまと『知識層にだけ効く毒』に取り込まれかけた汪。
しかし動物的な勘を持つ警察官、史 強(シー・チアン)に救われ、正体の見えない敵に戦いを挑んでいくことになる…

 

物語のあらすじはこんな感じ。

正直、初めはすこしとっつき難い物語です。

まず、人名が覚えられない!
そういう人のために別紙の登場人物表が付いているレベル!
そしてこの紙ホント必須!ちょこちょこ見返すから無くさないで!

そしてようやく人名が覚えられた頃に畳みかけてくる力学系理論!
正直さっぱり分からん!

でも初回はざっくり、話の筋だけ追っちゃえば多分OK。
理論が分からなくてもストーリーだけ追っていくうちに、夢中になれます、めっちゃワクワクします!

でも、拾いきれなかった細部はどうすれば?


そこも大丈夫です!
次巻が出る頃には絶対人名忘れてるから!


次巻を読む前にもう一度丁寧に読み返せば、ちゃんと理解できるはず。
正直一巻ラストまで読まないと、理解しがたいシーンも多いですし。

 

そんな訳で名前が覚えられない&理論が難しいと苦難が二つもある訳なんですが…

それをぶっ飛ばすくらい、 ストーリーが面白いんですよ!
もうめっちゃくちゃ、センス・オブ・ワンダー!
SFの楽しさってこれやねん!

絶望の中に生まれるキラキラの希望!
こんなの読まされたら、退屈してる暇ないってばよぅ!

 

台詞も良いんです。
いちいちカッコ良くて、メモりたくなる。

『彼ら庶民は、未知なるものに対抗するたくましい生命力を有している。その力は、知識ではけっして得られない。』

『女は流れる水のように、どんな障害にぶつかっても融通無碍にその上を乗り越え、まわりを迂回して流れていくべきなのに』

『空は無ではない、空は存在の一種だ。そなたは空をもって自らを満たす必要がある』

 

そして警察官、史強が教えるどうしようもないことへの立ち向かい方も良い。
『飲んで飲んで飲み倒して、寝る』w

 

…二日酔いはうんざりだけど、でもこういうしたたかさが人類の強みなのかも、と笑いました。

さてさて、ホントこの物語はどこに着地するのかな?
今一番続きが気になるシリーズです!

 

三体

三体

  • 作者:劉 慈欣
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2019/07/04
  • メディア: ハードカバー
 

 

 

十三機兵防衛圏・感想&考察

話題のゲーム『十三機兵防衛圏』。

プレイしました、クリアしました!
めっちゃ面白かったので今日は感想と考察を。

 

『十三機兵防衛圏』とは?

 

十三機兵防衛圏 - PS4

 

主な舞台は1985年の日本。
突如出没した怪獣を13人の少年少女たちが『機兵』と呼ばれるロボットに乗り込んで倒していく…というSFアドベンチャーゲーム。

前述の通りロボットで戦うバトルパート『崩壊編』、各キャラクターが世界の謎を解いていくアドベンチャーパート『追想編』、そしてアーカイブ的な『究明編』の三部に別れている。

で、13人のキャラクターを操作しながら10分程度の物語を読み進めていく『追想編』がめっちゃ面白い!

追想編では『かまいたちの夜』のようなフローチャートが表示されるが基本は一本道。かまいたちのように栞を探して迷うことも無く、サクサクとゲームが進む。
サウンドノベルを読み進めていくような感覚。

けれども各キャラクターのリアクションや台詞がいちいち可愛い、面白い!

ゲームの音声はついついスキップしがちなのだが(字幕で見た方が早い)このゲームはじっくり付き合えた、なんなら放置した時のリアクションや台詞まで楽しんでしまった。

1パートが10分程度という短さと、台詞自体も短いのがポイントなのかも?

13人の断片がくっついて一つの物語になるので、物語にありがちな最後のネタばらし的説明超過・長台詞が少ないのだ。

漫画もゲームも、口頭じゃなく背景で設定を語ってくれよと思う派なので、このちょっと説明不足な作りが逆に面白かった。

一つ一つの物語が短い&説明が足りないのでヒキが強く、えっえっ何で?この後どうなった?と次々別のキャラクターの物語を紐解いてしまう。

30時間ほどでコンプリートできる短いゲームなのだけれど、このヒキの強さでついつい全員のパートを詰まるまでプレイしてしまい(1部ずつ読み終えるとバトルパートの『崩壊編』に突入する)正直あっという間でした…。

  

ただプロローグは残念ながらイマイチだったかも…?


ネットでの高評価を知ってから購入したのでそのままプレイを続けたものの、前情報なし・体験版プレイだったら購入しなかったかも知れません。

冒頭はとにかくロボット推しだったのと、作画にも癖があったので。

でも物語を進めてキャラクターに親しみを持っていく内に、あざとい機兵起動のポーズがなぜかカッコよく見えるようになるんですよ、ハマるんですよ!

一見男性向けのゲームなんですが、物語の主題は恋愛なので女性も絶対ハマるヤツですってばコレ。

色んな映画・アニメ・ゲームのテイストが混ざってるんですが私はかつて『花とゆめ』で大人気だったSF恋愛漫画(ネタバレなのでタイトルは伏せ)が頭に浮かんで離れませんでした…。

 

なお13人のキャラクター、みんな個性的で好感が持てるんですが私は焼きそばパン・比治山隆俊君が一番のお気に入りですw

色々策略渦巻く中で比治山くんパートだけはめっちゃ分かりやすい…過去も未来も変わらない直情さが好き。

比治山くんの焼きそばパンルートはかなりの癒しでしたが三浦君が『隆俊さん…』って呆れるのもめっちゃ分かる。三浦君が頑張ってる時に何やってるんですか隆俊さん!

堂路桐子?のせいで半年も日雇い・野宿生活を強いられたのにすぐ懐くあたりもかなり好きですw

 

物語の謎

 

さて、ここからは考察…というかよく分からなかった部分の話です。

なるべくぼかして書きますが、このゲームはネタバレ0でプレイしないと面白くないと思うので、これから購入予定の人は読まないでくれ!

 

 

十三機兵防衛圏 - PS4

十三機兵防衛圏 - PS4

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: アトラス
  • 発売日: 2019/11/28
  • メディア: Video Game
 

 

 

 

 

 

 

物語の謎…というか、セクターで起きた事件は全部綺麗に解けていると思ったんですが(究明編を読み込めば繋がる)冒頭部、コロニー内での事件は通信データでしか確認できないのでちょっと曖昧じゃないですか?

なぜ犯人がここまで絶望してこんなことをやらかしたのか?とか、部下の子どもを救う、頼れるリーダーだったはずのⅠがOを話し合いではなく撃ち殺してしまった理由もイマイチ分からない。

OがⅠと対立した理由もいまいち分からないんですよね…たとえエネルギーを自分達の生存のために使ったとしても、一時しのぎにしかならないし未来がないのは分かってたはず。人類の存続より少しでも長く一緒にいる事を選んだのかなぁ。

Oは冷静そうですけどHあての通信では結構甘々でしたもんね…
ただOを撃たれたHがⅠ一派を撃ち返しちゃうのはめっちゃよく分かる、分かりやすいw

たぶんⅯは同士討ちの前に亡くなってると思うので、Ⅰは仲間を撃ってでも計画を成功させたかった…のかな?ⅠとMの通信ありましたっけ?

子ども抱いてるシーンしか思い浮かばないんだよなー。

 

多分地球汚染事故による絶望が根底にあってみんな壊れていった…んだろうけど、そこらへんのパートは全部通信の断片だから亡くなった順番も理由も説明に乏しい(最後に残ったのがI田&Sだと分かる程度)。

Sのやらかし理由も曖昧だったような。
ヤク中?パートからS自身が心の弱い、流されやすい人物だってのは分るんですが。
裏切りってのはI田はGの手先だった事?その上Mは横流ししてたし、最後は同士討ちだしで人間なんてクソだわって思い込んでしまった?

ここらへんの事故とかみんなの亡くなり方とかはもうちょっとはっきりくっきり、切ない終わりを描いといた方がラストの感動が深まった気もするんですが…

ボリューム的に無理があったのでしょうか、それとも逆にこの物足りなさが物語の余韻に繋がってるのかな?

私はこの初期ストーリーを補完したくてアーカイブを読み漁ってしまったので、まんまと、思惑通りって奴なのかも知れません…w

 

とにかく『十三機兵防衛圏』面白かったです!

30時間程度で全コンプリート出来てしまうのがちょっと残念、もっとおまけ要素が欲しかったかも?

でもこういう短さが逆に時代に適しているのかなー。
あとは創作で補完ですね!そんな訳で今年の夏は同人誌…待ってますw

 

 

 

産後、妻が家に帰ってきて見たものとは?

こんな増田を読みまして。

 

anond.hatelabo.jp

 

 そしたら自分が初めて出産&里帰りをして、一か月後にようやく家に帰ってきた時の光景を思い出したので、増田の逆視点みたいな感じで書いてみます。

 

 

うちはね。金魚の水槽凍ってましたわ…。

 

産後、妻が初めて帰省して知ったこと

産後、家に帰って来たら金魚が凍ってた。汚れたり散らかってたりした訳じゃないけどなぜか生活が野営化していて、一人でも暖房使って良いんだぞ、暖かい物を食べて布団に寝て良いんだぞと悲しくなった記憶が。

2020/01/07 16:10


産後、家に帰って来たら金魚が凍ってた。汚れたり散らかってたりした訳じゃないけどなぜか生活が野営化していて、一人でも暖房使って良いんだぞ、暖かい物を食べて布団に寝て良いんだぞと悲しくなった記憶が。 - yutoma233のコメント / はてなブックマーク

 

あの当時は若かったので『やっぱり一人だと生活が荒んじゃうのねー。きっとよくあることなんだわ!』と納得してたんですが、今思い返すと荒む方向性がなんか変じゃね?かなり違くね?

どう考えても旦那の一人暮らしのやり方がおかしい気がしてきたのでちょっと書いてみます…。

 

不思議その1・家中の家具にシーツやバスタオルがかかっていた

 

使ってない物件とか、家具が傷まないように布が被されてますよね?
ウチもそうなってました。ダンナ曰く、掃除が面倒なのと使わないから、とのこと。

えっえっえっあなたのタンスなんですけど…

どうやら一か月、2枚の下着を使いまわしていたようです。
部屋着はスエット上下のみ。もちろん昼も夜も同じ。

仕事は制服で、職場に洗濯機もあるので全部そこで洗っていた模様。
家の洗濯機にもシーツが被されていました…
なお職場にシャワーがあるので家の風呂も使わなかった模様。
綺麗に洗われ乾ききっていました。

 

不思議その2・真冬なのに暖房なしで乗り切っていた

 

その当時、昔ながらの日本家屋を借家として借りていまして。

8畳くらいの和室が3間、襖で仕切られていて開け放つととっても広い!
掃き出し窓のある縁側と廊下に挟まれ、景観と解放感は最高なのですが冬はめちゃくちゃ寒い。

なので建設現場に置いてあるようなブル―ヒーターを一台、寝室と台所にもファンヒーターを置きなんとか家じゅうを温めていたのですが…

 

 

 一人で暖房を使うのは勿体ない、という理由で暖房器具たちにも布が被せられておりました。どうやら一度も使わなかった模様。

金魚の水槽が凍ったのはこのせいですね。
なお観葉植物たちも全滅でした…まさか留守番がいるのに凍り付くとは…。

 

不思議その3・家の中でテント生活

 

では、金魚も凍るような寒さの中で、夫はどうやって生き延びていたのでしょうか?

彼は広い和室にテントを張り、その中に小さなコタツや寝袋を持ち込んでテントの中で暮らしていました。コタツは電気を入れてそこで暖を取り、またテントの中は狭いので自分の熱気で充分暖かかった、とのこと。
台所が寒いので食事も全てテントの中で簡単に。

トイレ以外はほぼテントで過ごしていたそうです。
いや…トイレも実は大以外はテントでみたいな話も…ゴミ袋もテントの中。
おかげで家の中はほぼ綺麗に保たれていたのですが(凍結以外は)田舎の借家のウリは広さと安さで。70坪の平屋に住んでいるのにテント内で暮らすのか…と色々不思議な気持ちになりました。

 

まとめ

 

趣味は登山、サバイバル生活も大好きな夫。

昔、『多分オレ、結婚も仕事もしてなかったら洞窟で暮らしてるわ…』と言われてストロングゼロ決めてんじゃねーぞと思いました。

いや、あの頃はストロングゼロ売ってなかった。
てことはシラフか?

ヤバすぎる。

私の夫は原人だった模様です。
せめて縦穴式住居にして、と願うのは縄文人の思い上がりでしょうか?

一応料理も洗濯も掃除も出来る夫。
一人暮らしもお手の物…なはずです。

ただ一人だと生活が最低限になってしまうようで…なんつーか色々最低限のレベルがおかしい気はしています…

 

探検家の日々本本 (幻冬舎文庫)

探検家の日々本本 (幻冬舎文庫)

  • 作者:角幡 唯介
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/06/09
  • メディア: 文庫
 

 

腰・それは・とても・やばい

明けましておめでとうございます!

 

…もう正月は終わってるよとか仕事始めだよとか聞きたくない、認めたくない。
仕事が休みだとブログまで休みたくなるナマケモノな私です。

ブログは業務かっ⁉

 

えーと、年末は何をして過ごしていたかというと…

腰痛で氏んでました。

 

大晦日に、張り切って大掃除してたんですね。
ガンガン断捨離して、重たい荷物を2階から1階に運びまくって。

なんとなく腰痛いなー、疲れたなーとは思ってたんですよ。
でも正月休みだから、明日ゆっくりすればきっと大丈夫だって。

 

ホント、タイムスリップが叶うならば大晦日の私に伝えたい。

45歳の肉体なめんな☆って。

 

本気で衰えまくりよ!ムリしないで!なんなら神棚に飾っといて!

 

前回ぎっくり腰をやった時は屈まなければ大丈夫だったんですが、今回マジで酷かったっす…。
立っても痛い、座っても痛い、寝ていても痛い。
もうどうしろと?
全方位で痛いとかふざけんなフンガー!
己の肉体にキレる一発芸。しかし痛くてツッコミを入れる元気もないっ…!

 

とりあえず痛み止め飲んで湿布してひたすら寝てました。

お節やらモチやらカニやら、お正月の準備が済んでてホント良かった…
ガチ、寝正月。お節はもはや、非常食。

ソファに横たわり、TVのお正月特番をひたすら眺め、寝返りを打つたびにピキピキ痛む腰に死んだ目でヤバイヨヤバイヨーと呟きながら過ごすお正月。

出川じゃない。私が一番ヤバかったんだ…

 

今はさすがに良くなりまして(姿勢によっては痛みますが)日々軽いストレッチや筋トレをしております。

なんでも腰痛を防ぐには適度な運動や筋トレが効果的らしいので、今年はこんな酷い目に合わないように筋トレに励みまくりたいと思います。

 

今年の抱負?

もちろん健康ですがなっ…!
腰痛コワイヨコワイヨーー!

 

今週のお題「2020年の抱負」

 

 

 

冬は怠い

とある、月曜の朝。

月曜日はいつも忙しい。
郵便物が溜まっているし、メールだって回答待ちだ。

やるべきことは沢山ある。
お客様も、同僚だって待っている。
先週借りたDVDを返さなくちゃ。
話したいことも沢山、慣れ親しんだいつもの職場だ。

 

なのになのになのに。

 

どうにもこうにも、やる気が出ない。

子ども達を送り出した後は自分の支度をしなくちゃいけないのに。
パジャマのままソファに座り込んで、いつまでもTVをダラダラダラ…

それでもなんとか一念発起、とりあえず着替えて化粧をしたら気持ちがお仕事モードに切り替わって来たので無事に出社できた。

 

このなんとなーくやる気が出ない日、もともと3~4ヶ月に一度は遭遇していた。
多分精神的な疲れが問題なんだろうな、と割り切って有給を消費していたのだけれど(一日休めば翌日からはやる気が出る)、今回はさすがにスパンが短すぎる。
だって前回のやる気ナシ有給、先週の話よ…?

しかも今週は金曜まで出勤すればすぐに9連休。

休んでる暇ないじゃん!仕事を終えずに2020年突入する気かyo⁉

 

振り返ってみれば週末辺りから少しおかしかった。
友達とのグループLINEに返答するのも億劫で、既読無視したりスタンプで済ませたり。
Twitterも返事が思いつかず、♡マークで終わらせたり。

 

いつもならパッと浮かぶはずの返答がどうにも浮かばなくて、コミュニケーション不全に…

気持ちもなんだかマイナス思考だyo!無理やりテンション上げてるyone!

 

とりあえず気乗りはしなくてもなんとか体を動かせばいつも通りに過ごせる(ただしちょっと遅め+テンション低め)なのでそこまで重い症状ではないと思いたいのだが…

やっぱりこれって軽い冬季うつですかねぇ。

もともと寒さに弱くて、家に引きこもりがちになる季節でしたが今年はちょっと症状が重いかも。太陽が恋しい…!

 

この間某マスヲさんのクッソ長い食事療法記事を読んだので、とりあえず私もプロテイン飲んでみようかな。

餅食ってる場合じゃなかったです…w

  

うつ消しごはん―タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる!

うつ消しごはん―タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる!

  • 作者:藤川 徳美
  • 出版社/メーカー: 方丈社
  • 発売日: 2018/11/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)