『三体』を読み終えた後、また壮大なSFが読みたくなって今度は「天冥の標」を読み始めた。
三体は今でも脳内で反芻してしまうような、記憶に残る物語だったが、「天冥の標」もなかなか素晴らしい。
コロナを彷彿とさせるような感染症の患者たちと人類、それから銀河系の生物すべての物語だ。
長年虐げられてきた人たちが壮絶な報復を遂げる話でもあるので、最近よく聞く弱者という言葉に重ね合わせながら読んでいる。
しかしそんな「天冥の標」も、もうすぐ読み終わりそうで少し寂しい。
長い長い物語の良いところは、頭の片隅に物語の登場人物たちのためのスペースができるところだ。
長編マンガを読んでいる人なら分かるかもしれない。
新刊の告知とかふとした拍子に、あの後彼らはどうなるのかな、なんて思い起こしてしまう。
そんな風に、別の世界に思いをよせる時間が私はとても好きだ。
普段は自分と家族と職場のことで一杯いっぱいなので、そうやって遠い場所のことを考えるのは良い気分転換になる。
よく仕事や家庭のほかに違う繋がりや居場所を作るとストレスの軽減になる、なんて話を聞いたことがあるが、長い長い物語もまた、私にとっては別の居場所なのかもしれない。
しかし、「天冥の標」を読み終えたら次は何にチャレンジしようか?
ストーリーと映像がめっちゃよかったアクションRPGゲーム「Horizon Zero Dawn」の続編も楽しみなのですが2月発売なんだよな。
アニメや映画も、最近はチェックしてなかったので今度はそっちかな。
なにか映像作品で面白そうな新作ありましたらお勧めお願いします!
今週のお題「眠れないときにすること」